見える景色の中で勝負するのではなく、誰も見たことがない世界へ一歩を踏み出すことが真の挑戦なのだろう。前を向く力をもらえる一冊。

挑戦。

当たり前のように聞く言葉だが、「挑戦」とはなんだろう。その言葉の本当の意味を考えたことがあるだろうか。そして、仮にその言葉の意味を知った時、自分は何かに「挑戦」したことはあるだろうか。

地球のはしからはしまで走って考えたこと」は、日本で唯一のプロアドベンチャーランナー・北田雄夫さんが世界七大陸アドベンチャーマラソンを走破し、その後も次々と前人未到のレースに挑戦していくライフストーリー。情熱大陸(毎日放送)を見て、知っている人もいるかもしれない。

この本を読んでいると、まるで自分が実際に走っている気持ちになるから不思議だ。

飛行機に乗り、空港で荷物をピックアップし、宿泊施設で荷物をほどき、足りない物は現地で購入し、世界中から集まるが、数は決して多くないアドベンチャーランナーたちと交流する。自分も一緒にゴビ砂漠を走り、南極の雪に足を取られながら進み、サハラ砂漠の暗闇の中を祈るような気持ちでルート取りをしているような気持ちになる。まさに今ここが「その場所」であるかのような錯覚に陥る。

アドベンチャーマラソンは、一種のハイテンションな、アドレナリンが爆発するようなエクストリームスポーツのようにイメージするかもしれないが、実は真逆なのだと思う。

基本的にアドベンチャーマラソンでは、寝具や薬、食料、その他必要なものはすべて自分で背負って走る。一日の消費カロリーを計算して、摂取カロリーの分だけ食料を用意する。荷物は1gでも軽い方がいいので、緻密に重量を計算しながら、持参物も食料も選択していく。飽きてはいけないので、食べ物の種類にも気を使う。寒暖の差に耐えれるように、ウエアは素材から吟味する。

もはや勇気さえあれば「えいやー」で挑めるようなものではなく、深い洞察と経験値がモノをいう世界なので、40代、50代のベテランランナーが多いのも頷ける。感覚というよりは、数学。そして、生きる力、精神力。そういう世界なのだ。

挑戦という言葉を考えた時、北田さんの前人未到のチャレンジから学ぶことはたくさんある。普段の生活の中で、誰もが「選択」と「決定」を繰り返している。その中には、自分にとって挑戦(=チャレンジ)と思えるような選択もある。一歩踏み出すには確かに勇気がいる。

ただ考えてみると、自分の場合は、ある程度「見える景色」の中で勝負しているのではないか、と思うこともある。まったく先が見えない、前例がない、ひょっとしたら命を落とすかもしれない、そんな見えない景色をあえて見に行こうとしているだろうか。リスクヘッジをしながら、言い訳をしながら、逃げ道を探しながら生きてはいないだろうか。

新型コロナウイルスで、様々な制限があり、心身ともに停滞気味の人も多いだろう。でも、その中でも出来ることはたくさんある。前に進めば、風景が変わり、一歩登れば、景色が変わる。

普通の人でも、挑戦はできる。
そして、挑戦することで、また世界が変わる。人生が豊かになる。

走る人も、そうでない人も。すべての人にオススメの一冊です。

週末の準備は、はまぐりとともに

非常に忙しい一週間でした。

ブログの更新もままならず。ただ、忙しいと夜の眠りが深くて良いですね。季節の変わり目はどれだけ寝ても眠いというのがありますが。

寒くなってくると、温かいものが恋しくなります。

最近はまっているのは、はまぐり庵。梅田のグランドビルにあるお店で夜景もきれいだし、はまぐりが美味しい!はまぐりの出汁がたっぷりの鍋と、はまぐりラーメンでシメ。二日酔いにもいいとのことで、飲んだ割には、翌朝はすっきり目覚めることができます。ここは人気のようで、予約必須です。この時期に予約必須のお店もあるんですね。

土日は良い天気になりそうです。
みなさま、良い週末を。


日本酒とワイングラス 〜 仕事帰りに飲むという文化は今後どのように変化していくのでしょうね

一時期落ち着いていたように見えたコロナも、冬が近づくにつれてまた徐々に増えてきたようです。

コロナと経済の両立が言われていますが、一度習慣づいてしまった、オンラインミーティングや、家飲みはなかなか元には戻らないですね。

馴染みの店に聞いても、昼間のランチは良いが、夜の飲み客がなかなか戻ってこない、と。お店にもよるのでしょうが、確かに夜はどこも静かです。これからどうなって行くんでしょう。自分もかつては週に三日、四日は仕事帰りに飲んでいたのに、まあ、もう本当に回数が月に数回、というレベルです。

とはいえ、外飲みの文化は素晴らしい。
僕のような居酒屋や酒場をこよなく愛する人間にとっては、酒場放浪記のような世界がとても好きだし、店の人との会話、客同士の会話や交流から生まれるものがどれだけ楽しく素敵なものか良く知っています。

時代によって変化しなければならないものもたくさんありますが、なくなってほしくない文化もありますよね。

ランナー同士の交流が、楽しくて、さわやかになる理由をずっと考えていたのですが、その答えが分かりました

それはですね、みんな前向きだから!

みなさん、すっごくポジティブ。ネガティブな話題は一つもない。みんな走るの大好きで、一分でもタイムを縮めたくて、1kmでも長く走りたくて、そのために日々黙々と鍛錬してるから、前向きな話題に事欠かないんですよ。各地の大会の話題、経験したこと、本当に楽しいなあ。

今日は、アドベンチャーランナー 北田雄夫さん と、アドベンチャークラブの皆さんと一緒に大阪城ラン。前回のクラブ主催「みんなで走ろうイベント」の罰ゲームで、北田さん、達成できなかった距離659kmを一人で走るというミッションを実行されました。先週、山陰道を400km以上を走り、この金土日の三日間は大阪城で233km。

まあ、普通の人では考えられない距離を走っておられます。ランナー同士の褒め言葉で「変態ですね」というのがあるのですが、変態を超えて、あっちの世界の方になっておられますよね(どっちの世界)

今日は最終日ということで、僕も仲間の皆さんと一緒に20km伴走させていただきました。本当にみなさん面白くてさわやかで、あっという間の時間でしたよ。大阪城の紅葉も美しく、天気の良さもあって、最高の一日でした!

そして、今日ご一緒させていただいた、この方、伊藤智彦さん。

百名山コンプリート、イタリアの世界最長クラスの山岳レース『トルデジアン』完走、トレイルランナーとしても数々の実績を残しておられる有名ランナーさんです。

同じ年とは思えないほどのスタミナ、とってもさわやかで謙虚な方で、もう惚れてしまいました。笑

スーパースポーツゼビオ梅田店に行かれたら、運が良ければ伊藤さんに出会えるかもしれませんよ!

改めて、本日ご一緒させていただいた皆様、ありがとうございました!走るの大好きだー!

料理は色が大切ですね

打ち合わせ前に、とりあえず入ったお蕎麦屋さん。

親子丼と温かい蕎麦のセットを注文。
卵好きにとっては、この色合いがなんともいえません。そして、温かい蕎麦を食べ始めると冬が来た、となります。飲みの最後は温かい「かけそば」が冬の定番です。

料理は色が大切と言いますが、本当にそのとおりですね。

こういい黄身のオレンジ色は食欲をそそります。蕎麦の出汁はもっと薄めの方がいいかな。関東のは結構色が濃い目ですよね。

もちろん、見た目と味は別ものです。
この親子丼、美味しいのですが少し味が薄め。普段濃いものを好む自分にとっては健康的で良かったのですが、つい山椒をたくさんかけてしまいました。この山椒がなかなかパンチが効いていて、取引先に入ってもまだ舌が痺れているという状態。

食欲の秋ですね。
食べる楽しみ。

読んで、打って、走って、肉を食べる休日!予定のない日もたまにはいい!

今日は予定を入れていない休日。
6時に起きて、仕事と読書!

もうね、買ったはいいが、忙しさを言い訳に、積読になっている本の多いこと!

産業医・コンサルタントの上村紀夫さんからいただいた著書二作目、アドベンチャーランナー北田雄夫さんのサイン入り一作目の本も含め、読むのが楽しみ過ぎるのに、時間が取れないことに対するフラストレーションをこの休日にぶち込みました!息抜き用の小説もあるよ。

書評についてはおいおいブログでアップしていきます。

その後は、打ちっぱなしへ。
ドライバーのシャフトも入れ替え、アイアンも総入れ替え。スプーンはグリップ交換。使ってなかったユーティリティー23°を距離の穴埋め用に再使用。すべてのクラブをうちっぱでチェック。いい感じ!

ゴルフの方も色々とフラストレーションが溜まっていたので、この際、一気に入れ替えて心機一転。うん、今のベストセッティングが出来たように思います。

そして、夕方はランニングへ。
山ばっかり走っていたので、久しぶりのロードです。夕焼けが美しかった・・・

家族みんなが合流した夜は、恒例の焼き肉。
やっぱり肉を食べないとね。

いやあ、めちゃくちゃ充実した休日でした。
平日の祝日は最高ですね!

やりたいことに一生懸命

今年はコロナ禍で文化祭や合唱コンクールや試合などがなくなるか、規模を縮小して開催されるなど、普段、一生懸命部活に取り組んでいる学生にとっては物足りない一年になりましたね。

そんな中でも今日は次女の学校で、所属するチアリーダー部のお披露目会が開催されました。部員の保護者だけが観覧でき、さらにソーシャルディスタンスを保っての観覧。

今年は練習量も少ない中で、一生懸命がんばっていました。青春だな〜!好きなことに夢中で取り組む。学生の特権ですね。目一杯やってほしいと思います。

パパも負けてへんで〜!

紅葉がきれいですね

久しぶりに会社メンバーでゴルフ。
週末ごとに紅葉の色が濃くなっているようです。

風も気持ち良く、モルツの大瓶を飲んでいると、そのまま寝てしまいそうになります。

走るにしても、ゴルフにしても、最高のシーズンになってきました。
一年で一番好きな季節です。

時間って有限の資産ですからね、どう使うかはセンスが求められるところです

何もせずにぼーっと空(くう)を見つめながら、きれいな音楽を聞いてチルアウトする、この時間がたまらなく好きです。毎日が忙しいからこそ、こういう時間のありがたさを余計に実感するのです。

たとえば、旅先でふらりと入った小料理屋で、あとの予定を考えずに日本酒を飲んでいる時もそう。時間から解放されることが一番の贅沢。

ミヒャエル・エンデは、「エンデの文明砂漠」でこう書いています。

私はもう第三次世界大戦は始まっていると思うのです。ただ私たちがそれに気づかないだけです。なぜならこの戦争は、従来のように領土を対象とする戦争ではなく、時間の戦争だからです。それは、私たちの子どもや、子孫を破滅させる戦争です

エンデの文明砂漠

この本が出版されたのが、1991年。科学が発達し、便利なものが次々と生まれても、人の生活は豊かにならないし、それによって時間が余るわけでもない。それどころか人の心は殺伐としている。エンデはこのように警告していました。

本当は便利になればなるほど、時間ってできるはずなんですけどね。そして、それをより心を豊かにする活動に充当できるんですけどね。それから30年。まあ、その当時とあまり変わらないかな。

時間を切り売りして財を得る人がいる一方、財で財を生む人もいる。いずれにしても、豊かさによって出来た時間の隙間はスマホやYoutubeが埋めるし、別の仕事が入ってきていつまでも忙しい人もいる。出来た時間をさらに仕事に充てる人もいる。AIとロボットの進化によって、今後、財は自動的に生産され、人類は大いなる暇つぶしの時代に入る、と言われていてもね。まあ、あまり変わらないんでしょうね。

いずれにしても、心を豊かに保つためには、時間に追われるのではなく、時間をコントロールする側に回ることだと思っています。大切なものを見極め、必要なものだけに時間を投資する。

時間って有限の資源ですからね。使い方にもセンスが求められますね。

シリコンバレーのキャリア事情。外資バリバリのテック企業で技術役員を務める友人が立ち上げたキャリアブログが面白い

前回のシリコンバレー渡航が今年の2月。

それ以来、コロナ禍でベイエリアに渡航できなくなって寂しい思いをしているのですが、今朝、サンタクララに住む友人とWEBカンファレンスをしていて生の情報を聞いていると、少しは行った気分になるのが不思議です。

今でも毎日1000人単位でコロナ感染者が出ているカリフォルニアですが、ようやく最近になって、飲食店での屋内の食事が認められるようになったそう。それまでは、テイクアウトか屋外のテラス席オンリーだったそうです。GAFAなどのテック企業もほとんどリモートワークらしく、あの悪名高い101の渋滞も消え、近所の大手半導体メーカーの駐車場もガラガラ。「日本は通常に戻っているというのに、なんでそんなに感染者が少ないのだろうね、不思議だね〜」って言ってましたが、本当にそのとおりだと思います。

さて、そんな彼が立ち上げたキャリアブログが面白いのでシェアしておきます。日米の大手上場企業、スタートアップなど複数の企業を経て、現在、世界各地に拠点を持つシリコンバレーIT企業の米国本社、技術部門統括取締役および、日本支社代表取締役を兼務しているバリバリの人ですから、リアルな情報がすごい。

勤務先のしがらみで社名や名前を出すのはNGらしく、匿名で執筆されていますが、僕はご本人を良く知っているので実在する方です。経歴もそのままですので、安心してください。笑

外資系で働く、成果を出す、転職面接に強くなる「成果主義を生き抜くキャリアプラン、転職のすすめ」

これから海外を目指す人は必見。「外資系ってすぐにクビになるの?」「英語は必須?」「コロナ禍で働き方はどうなっているの?」など、日本人がいただく素朴な疑問に対して、リアルな事情を詳しく説明しておられます。

弱肉強食のシリコンバレーで16年生き抜き、なお、まだまだ新しいことにチャレンジしている人からパワーをもらってください。基本的に、僕がこのブログで書いていることの本質と似ているのでとても共感しています。

興味のある方はぜひ。

https://globalcareerbuilder.net