オンタイムは効率、オフタイムは非効率を追求するというアンビバレンツ

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昨夜の楽しかった飲み会の余韻に浸りながら、今日は自宅と実家の掃除デーです。

まず、自宅の方は使わなくなった家具や娘たちの一輪車、大量の本を、予約していた市の持ち込みゴミ施設まで車でニ往復。おかげで家の中が、かなりスッキリしました。

午後からは実家の庭掃除。
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年がら年中、庭仕事をしている感覚の実家ですが、庭掃除ってホント非効率な仕事です。冬場は落ち葉をかき集め、春から夏にかけては雑草の除去と庭木の選定。伸びては切り、落ちては拾い、生えれば抜き・・・相手は自然で植物は生きていますから、一度掃除をしたら終わり、草むしりをしたら終わり、という訳には行かず、これを年中繰り返しています。

仕事では、「業務効率化ワーキンググループ」まで社内で作って活動しているほど徹底的に効率性を求めているのに、オフタイムでは、非効率・非生産性な活動が多い。もちろん、仕事では生産性と時間対利益が求められるので効率を意識するのが当然といえば当然ですが、それって資本主義経済ゆえのシステムですよね。

プリミティブな人間としての営みは、実はとても面倒くさいことが多いんです。畑を耕したり、家畜の世話をしたり、薪を集めたり、割ったり、火をおこしたり、料理をしたり。オフでやるような、ゴルフやランニングやハイキングや海遊びも、面倒くさいをことをやっているだけです。でも、その面倒くさいことにこそ価値がある。

効率的に金を稼ぎ、非効率なことに金を使う。ああ、なんというアンビバレンツ!

人間や社会のシステムって、ほんと面白いです。
 
 
 
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