コンセプチュアル・ジャンキー

専門的な話ではなく、本当にシンプルな話で。

本質

というのは、

どんな対象にも必ず備わっているもので、

ついにそれを見出した時に、

対象が持つ無敵の武器を手に入れることだと。

 

 

それは言葉でも、デザインでも同じで。

 

 

ジャック・ウェルチも言うように、

例えば企業のミッション・ステイトメントというのは、

シンプルかつ具体的なもの、

会社の玄関に額に入れて飾っておくものではない。

 

何かあったら、必ずそこに帰ってこれるように。

 

ああ、そうだったね。

僕たち、こうだったんだよね。

 

 

そんな感じで肩を叩き合えるような、

まさに、「したい」「こうなりたい」ということの本質。

誰がみてもすぐに理解できる、平易な言葉で。

 

例えば、それは製品名であり、会社名なのだろう。

 

 

対象物を徹底的に丁寧に、分解して解体して、

そのものが持つ

「結局何がいいたいの?」

というコンセプトを見つけるのは、

佐藤可志和が得意とするところだと個人的には思っているのだけれど、

これって、本当に大事だな・・・と最近つくづく思う。

 

かっこいい。

きれいなデザイン。

 

 ・・・なーんて、結果論であって。

 

どれだけコンセプチュアルか。

徹頭徹尾、コンセプチュアルか。

 

もう、本当に。

 

最近、コンセプトジャンキー。

大丈夫。ジャンキーなの自覚はしてるから。 

あと一週間でブレイクスルーはあるのか。

ちょっともう。

Thought innovation あるのみである。

気付けば、このブログ。

「ほぼ日」ならぬ、ほぼ毎日更新で丸2年が過ぎていた。

更新が抜けた時と言えば、

2006年のグアムと、2007年正月の3日間と、

先月のハワイ。そして来週からまたグアムで抜ける予定。

海外と正月以外、休むことなく続いているのは、

れっきとしたジャンキー、または真性露出狂の証拠か。

でも、自分では正直、

左欄のアーカイブの各月の数値が愛おしくもある。

よくまあ、しょうむないことばかり書いているものだと。

今のところ辞める予定もないので、

気が向いたら31歳ジャンキーの戯言に、

引き続きお付き合い下さいませ。

整理しながら読める本

ようやく「アルファ・ドッグカンパニー」を読み終える。

通勤時間の車内で読める時間は、

往復36分。

朝は集中できるのだけれど、帰りは寝てしまうことも多く、

読書にまとまった時間をとることの難しさを実感する。

購入してから完読までどれくらいかかったかは

ちゃんと計測していないのだけれど、

結構かかっちゃったような気がする。

この「アルファ・・・」は久々のヒットだった。

出てくるのは、中小企業。

しかも、自転車屋、クッキー屋、

靴下メーカー、アイスクリームショップ・・・

いわゆる「アナログ」な企業ばかりである。

MBAホルダーなど一人もいなくても、

顧客サービスを最優先に考えてアイデアを形にしていく様は、

もう、ヒントの宝庫であった。

至極まっとうなことであるし、

普段から我々も考えていることと共通するのだけれど、

「実際に実行しちゃう」潔さ。

そこはまだまだマネしなければならない余地が

残されているであろう。

WEB、IT系の企業にこそ読んで欲しい一冊。

D. フェン, 宮本 喜一
アルファドッグ・カンパニー (講談社BIZ)

さてさて今日から新しい本へ。

MM様から頂いたこちら。

佐藤 可士和
佐藤可士和の超整理術

机の整理整頓、家の掃除片付けは得意なのだが、

脳内の整理はあまり得意ではない。

こちら、

つまりは情報をそぎ落として精錬を重ね、

「物事の本質を見抜く」という、整理。

「本質を見ること」

社員や周りの人間にはよく話すことなのだが、

これは自戒を兼ねて語っていることもよくある。

上手に「整理」できれば、

無駄な時間をなくすのはもちろんのこと、

思考をシンプル化でき、ジャッジスピードも速くなる。

制作する成果物も「的を射ている」訳だから、

ロスは最小限に収まる。

 

身につけれるよう、ちょっと勉強します。

水の話

2121デザインサイトで開かれている、

佐藤卓ディレクションの企画展

http://www.2121designsight.jp/

 

大阪にいるから簡単には行けないのだけれど、

興味のあるイベントの一つ。

水の豊かな日本に住んでいると実感がないが、

30年後には10億人が渇水の危機にさらされるかもしれない。

水問題はこれからの世界の大きなテーマになるらしい。

「20世紀は石油の争いの時代」、

「21世紀は水で争いが起こる時代」という科学者もいる。

そんな、当たり前にある身近な水。

当たり前なんだけれど、人間の飲み水になるのは

地球上にある全ての水の0.01%。

大切な水の話が、「理論押し付け型」ではなく、

デザインを通して体験できる。

興味を持つものは、見る。

見て面白いものは、考える。

何かを感じさせるのがデザインの力なんですよね。

中国で働くキャリアウーマンJ。

HPからM商事系のITコンサル企業への

転職が決まりそうだとのメールをくれた。

大連から上海へ。

「芦屋で生まれ西宮で育ち大阪で働く」

人生の行動範囲が狭い僕から見れば、

彼女のように外国の都市から外国の都市へと拠点を構えるということが、

なんだか漠然とすごいことのように映る。

そういえば今日のクライアント先での打ち合わせ。

あるプロモーション映像制作の案件なのだけれど、

「ロケは上海なんです」と言われ、

「あ、上海なんですね。撮影日数によって金額上下しますけど」

なんて冷静を装って応対していたのだが、内心では

「決まれば海外出張かよ、おい」

なんてテンション上がってる自分もいる。

Jから見れば「行動範囲狭いね」なんて言われそう。

そんなこんなで、

忙しい毎日の中でホッと一息つける友からの近況報告。

素敵な話に今日も出会えますように。

世界のCMフェスティバル

映像はコミュニケーション、

CMは文化。

世界のCM500本をオールナイトで楽しむ。

アッチョンに教えてもらうまで知らなかった、

世界のCMフェスティバル2007」です。

木曜日に知ったのだけれど、

土曜日オールということで行けずに、

アッチョンからの写メでレポートを受けました。

良いですね、こういう催し物。

一体どんな人種の人達が見に集まっているのか、

興味ありますが、

あまり業種とか関係なく楽しめそうです。

来年は行けるかな。

ブッククリエイターと自問自答。

日曜日の夜、ウルルン滞在記を見ていますと、

以前このブログでもご紹介した、

あのポップアップ絵本のスタジオが出ていましたね。

(過去のPingMagの記事↓

http://pingmag.jp/J/2006/11/27/pop-up-books/ )

そう。

世界的なBookCreater、

ロバート・サブタマシュー・ラインハート の工房です。

不思議の国のアリスとか、

恐竜のポップアップ絵本とか作ってらっしゃる、あの方達。

NYの工房で、

たくさんのスタッフと、まるで図画工作の時間のように

目をキラキラさせながら作業されています。

ね。

きっとないものねだりなのは、分かっているんです。

でも、やっぱりそういうのを見ていると、

好きなものを作るっていうのは、いいなーっと。

ただデザインとか制作だけのクリエイティブワークが出来る環境を

選ばなかったのは、他でもない自分ですが、

マネジメント、企画、人事・・・

そういったクリエイティブから離れた仕事のウエイトが膨らんでくると、

もっと、こじんまり、ちょこちょこしたいな。

とか、思ってしまうことも事実です。

これ以上コジンマリするとなれば、完全にSOHOですけどね。

きれいなオフィスで仕事をさせてもらっているのに、

人間ってば、勝手なものです。←なぜかお姉言葉

ただ、冷静に自分を見つめてみると、

「ビジネスマン」というような格好の良い響きの仕事は合ってなくて、

内職的な「気楽なものづくりおじさん」くらいがちょうど、

身の丈に合っている気もするんですよね。

だって、昨今のIT社長達のように、

一週間200時間労働の猛烈ビジネスマンなんて絶対いややもんなー。

あ、マシューとロバートの話からそれましたが、

どんな仕事をしていても、規模の大小を問わず、

「何かに夢中になる」っていうのは、

すごく素敵なことですね。

僕のような小さな器の人間は、

小さいところで細々ニコニコやっていたい願望が強いのかもしれません。

コーヒー・チョコ・音

最近諸事情ありまして、

デザインやらコーディングやらの

製作現場に戻って仕事をしております。

諸事情って言っても単純に人手不足なんですが、

仕事が多いってことでありがとうございます。

↑誰に言ってるのか

社内の某デザイナーなどは今年イッパイ、

予定がふさがっているような状態でありまして、

まあ僕も小型の案件など、せっせせっせとこなしておるわけです。

デザインデータをマークアップしたり、

たまに忘れてるタグなど、辞典見て思い出したりしながらの作業は、

これがなかなかいいものなんです。

ただ、制作している時は制作に集中したいのですが、

営業+企画+プレゼンなどの通常業務は待ったなしでありまして、

同時進行していますからね、

なかなか「一点集中」とは行かないところが、世の中の常でありまして。

場面場面でスイッチを上手に切り替えていかないと、

プレゼンから帰社して、すぐに別案件のデザインの続きを・・・

とはいかないものです。

上手にスイッチを切り替える方法。

僕は今のところ、コーヒーとチョコと音楽ですが、

皆さん、どうされてるんでしょうかねー。

さ。

そんなこと言ってないで、客先に行って来ます。

独断的広告評

水虫の広告って、
「気合い系」のものが多いですね。

電車の広告を見て噴出しました。 

ウィンダム

ガンダムかよ。

「絶対勝つ!」って気持ちが強く出ていて圧倒されます。

背景色もメタリック超合金。

その世代の男性諸兄はドストライクでしょう。

水虫に勝つには、薬の力だけではなく、

気合と、何があっても揺るぎない強い意思が必要なのでしょうね。

まだ水虫かかったことないから分かりませんが。

一方、ダカラの広告。

こういう健康的清涼飲料系は癒し系が多い。

背景色も白。

ダカラのペットボトルを前に豚が膝まづき、「お願いダカラ」って。

この豚のキャラ。

名前はピグリン。

?

良く出来てます。

足元見ると、裸足にローファー。

ピグリン、水虫は大丈夫?

国立新美術館ネタで持ちきり。

東京のデザイナーMとMSNで話してましてね。

プラスチックゴーゴーでスミス夫人な、

分かる人は分かるマニアックなお笑いの話から、

やはりデザイン系の話に最後はシフトしまして。

そんな中で、

東京糸井事務所は楽しそうな仕事ばかりしてるとか、

サムライはどう、とか、原デザインは、とか、

深澤は・・・とかの話をしていますと、

ああ、やっぱり東京はいいなぁと思った訳なんです。

きっかけは、サムライの佐藤可士和氏がロゴをデザインした、

あの「国立新美術館」。

ロゴデザインは・・・・正直、賛否両論あるかとは思いますが

(まあ僕はあまり好きでは○○ません。笑)、

黒川紀章設計のあの、建物!!

見に行きたいですねぇ。

未来の空港をイメージした美術館。

エアポートフェチの僕としては、是非行きたいところです。

そんなことを思っていますと、

ごりん君の日記でも、「新美に行った」という記事がありまして。

いま、新美が旬なんでしょうか?

あ、たまたまですね。笑

東京はやっぱり政治と経済の中心だけあって、

その分、建築もデザインも、豊富にあふれているような気がします。

時間に余裕がある出張があれば、

是非行ってみたいと思います。

大阪も、もうすぐしたら梅田北ヤードの開発が始まりますね。

素敵な建築やデザインが見れるように、

期待したいところです♪

ダメ出し、その他、三本立て。

◇ダメだし

昨夜、親友アーティストAと久しぶりに

電話で話しをしていてふと言われました。

「t兄、今年に入ってからブログに力入ってへんでしょ。(ニヤリ」

ええっと・・・。

言い訳をする訳ではないのですが、

自分的にはちゃんと力を入れて、毎日書いているつもりです。^^;

でもおっしゃるように、確かに切れ味ないかもってのは、

自覚もありまして。

僕のことを良く知るAの指摘が、あながち間違っていないのは、

「口よりも指の方が正直」という僕の特質ゆえだからでしょうか。

文章って意外に精神状態表れるんですよね。

気をつけよ・・・笑

◇人生色々

先週から、会社で人材募集を行っていまして。

毎日様々な履歴書に目を通しています。

本当に人生色々です。

色んな人がいます。

僕は「人」が好きなので、

忙しかったとしても、面接はすごく楽しみなんです。

その中で「おもろい」人と出会えるのは、

この仕事の醍醐味ですよね。

色々勉強させてもらってます。

自分以外の人間は、

どんな人でも、自分にないもの持ってます。

◇デザイン

久しぶりにポータルサイト内の、キャンペーン1Pデザインしました。

A41.5枚分くらい。

2000pxくらいのページ。

?

うちには優秀なデザイナーが2名いるので、

最近は手が足りない時以外はデザインしないのですが、

やっぱり、「手を動かす」ってのはいいですね。

没頭できるし、楽しい。

やっぱり好きなんだな・・・って思います。

まあ、応援デザイナー、

応援コーダーもたまにだからいいのかもですがね。^^

あ、本業はWEBプロデュースとマーケティングですけど、

個人レベルの数万円のサイトから~数千万円までの企業サイトや

システムまで幅広ーく制作してますよw

何かお手伝いできることがあればお気軽に声かけてくださいね。

予算内で最高品質のもの出しますんで。←営業

異業種コラボとかもしてみたいなーと思う今日この頃です。

絶対に必要な時間

朝、出勤して何をしますか?

コーヒー飲みながら、

朝礼の時間まで自分のブログのチェック。

mixiやアメブロで、友人達の日記のチェック。

YahooのNEWSのチェック・・・

朝礼が終わって、就業時間に入ったら?

なかなか業務と関係のないサイトは閲覧しにくくなるものです。

でも、僕はよっぽど忙しいことでもない限り、

9:00から3、40分は、色んなサイトを回ります。

PingMAGなどのデザイン系のポータルサイトに始まって、

ほぼ日刊イトイ新聞、C-NET、百式、Chokky、内田樹の研究室、

BicRe、Buzzurl・・・etc.

個人のブログから、IT業界のヘッドラインまで、

脈絡なくザザッと。

これ、絶対必要な時間だと思うんです。

ダラダラとネットサーフィンは良くないと思うけど、

常にアンテナをはっておかないと、

いいアイデアも浮かびません。

情報に精通しておくのが仕事、みたいなところもありますし。

皆さんはどんなサイトを日課的にチェックしてますか?

「Buzzurl」 http://buzzurl.jp/ のようなソーシャルブックマークって、

「人はどんなサイトをチェックしてるんだろ・・・?」

っていう興味を上手く突いていますよね。

最近パッとしないので、

久しぶりに、スッコーンとStudio Apartment聞いてます。

やっぱり気持ち良いです。

特に「Love is the Answer」がお気に入り。

Studio Apartment
PEOPLE TO PEOPLE