旅先での酒場探訪

旅って良いものですねえ。しみじみと。

ふらりと入ったお店で美味しい料理に出会えたり、美しい景色を眺めたり、本当に目と心とお腹を充実させてくれます。作家が旅をしながら自分に合った温泉地などを見つけ、滞在しながら小説を書くというのは、まさに心も体も落ち着かせる環境が創作活動に必要ということなのでしょう。最近はワーケーションという言葉もありますが、仕事も同じかもしれませんね。

今週は久しぶりに飛行機での出張。
眼下の島々の中に、ハート型の島を見つけましたよ。分かりますか?

コロナ以降、仕事のスタイルが変わりました。
空港にいてもホテルにいても、どこでもオンラインミーティング。隙間時間を有効活用できるようになりましたね。空港のラウンジなんて、同じようにオンラインミーティングしている人結構いますもんね。

夜はふらりと入った居酒屋さんが大正解でした。
旬の食材や地元の食材を使ったお料理が美味しいのと、みんな大好き瓶ビールが置いてあり(サッポロ赤星ですよ!)、これもまた良かった。

心身ともに本当に満たされた一週間でした。

来週から12月に入りますね。

仕事は山積、やることいっぱいですが、なんとか乗り越えて、新しい年を迎えたいと思います。がんばるぞ〜!

【神戸マラソン応援】ランナーのみなさんからパワーをいただきました

3年ぶりに開催された神戸マラソンの応援に行って来ました。

ウメラン、アドベンチャークラブ、姉妹チーム・メビランのメンバーや、友人など20名を応援ナビに登録して沿道で待ち受けましたが、2万人のランナーさんたちが走っているのでなかなか見つけるのが大変です。

20人全員見つけて写真を撮る!と意気込んでいたのですが、目標未達でした。いや〜見つけるの大変!写真撮れなかった皆さん、すいません。

沿道で応援すること自体、私も久しぶりでしたし、大会公式サイトでは「応援自粛」とのメッセージもありましたので密にならないように意識していましたが、とにかく走っているランナーの方々からパワーをいただきました。サブスリーの速いランナーから、6時間以内ゴールを目指すランナーまで、すべての人が同じ42.195kmを走る。

自分もランナーなので分かるのですが、フルは何回走ってもしんどいものです。ここまで来るのにたくさんの練習を重ねて来たんだなあと思うと、応援にも力が入りました。

ゴール後は三宮に移動し、貸し切りのお店で打ち上げ!
久しぶりの大人数での宴会、楽しかった〜!!!

昨日完走された皆さん、おつかれさまでした!

これから本格的なマラソンシーズンに入ります。
出走される皆さん、がんばってください!!

秋を楽しんでいますか

阪神間〜神戸に住む者にとって、背中(北側)に雄大に広がる六甲山はまさに「ゆりかご」です。

自然豊かな山地には無数のトレイルが走り、様々なアクティビティがあり、歴史のポイントがあり、有馬温泉があり、山上からの景色は最高。春夏秋冬、どの季節でも楽しめるのが六甲山なのです。

11月といえば、ランニングチーム「ウメラン」の西田さんの企画で「六甲ミーツ・アート 芸術散歩」に絡めて、宝塚駅から六甲ケーブル山上駅のテンランカフェをゴールとする極楽トレランが恒例行事になっています。今年も最高のトレラン+ビールとなりました。

宝塚駅を午前8時に出発です。

久しぶりのトレラン、宝塚からの六甲全山縦走路はやはりそんなに甘くない。いつ来ても、芦有道路に出るまでが苦行です。そんな苦しい道のりも美しい紅葉が癒やしてくれます。

最高峰に到着!
芦屋ルートからのハイカーやサイクリストの皆さんで賑わっていました。

さらに道のりを進め、ガーデンテラスへ。
ここではミート・アーツが開催されています。

アートって五感で感じることが大切ですよね。心に栄養をいただけるというのか。それが自然の中にあることが素晴らしいですね。

植物園も紅葉がきれいでした。

オルゴール館の中にも入れました。

そしてゴール!
ご褒美のクラフトビールです。最高!

寄り道しながら約19kmのラン行となりました。
春夏秋冬楽しめる六甲山ですが、個人的には秋が一番好きです。これでチャージ完了!

11月に入り、秋を感じるイベントが盛りだくさん。
まだまだ秋を楽しみたいと思います。

ご一緒いただいた皆さん、ありがとうございました!

【出張がてら旅日記】御殿場、伊豆 〜 提携ゴルフコースへの旅

自分が所属している千刈カンツリークラブのメンバー仲間の発案で、千刈提携コースである、御殿場の富士カントリークラブと伊豆大仁カントリークラブでラウンドすることになりました。提携クラブはなんと特別優待料金でラウンドすることができるのです。御殿場、三島、伊豆は家族旅行で何度も訪れている思い出の地。数ヶ月前から楽しみでワクワクしていました。

それぞれ土日の前後に出張を入れることにし、僕は木金の二日間東京で仕事をし、金曜日の夜は御徒町で会食してから(若い20代経営者とのヤキトン、楽しかった!)、三島に向かいました。

さて、当日朝。

同伴のお二方と三島駅で合流し、レンタカーで御殿場の富士カントリークラブへ。1965年開場の千刈CCよりも更に古い、1958年開場の富士カントリークラブ。ヒストリカルなクラブハウスには歴史遺産がいっぱいです。

コース自体は山岳コース。
久しぶりにアップダウンの激しいコースで、砲台グリーンや富士山の裾野特有の芝目に苦戦しましたが、コースコンディションは最高に良く、コースも戦略的で楽しめました。

本当は真正面に富士山が見えるはずが、雲に隠れてなかなか姿を見せてくれません。スタッフの方は「女富士と言いましてね、いい男が来ると隠れちゃうんですよ」と。なるほどなあ。こういう富士山にちなんだフレーズ、たくさんあるんでしょうね。

この写真の正面に富士山がきれいに見えるはずですが・・・

ご同伴の皆さんと。

ティーグランドのヤード表示も富士山でかわいい。

クラブハウス。ここでは天丼ともりそばをいただきました。

スタッフの方々もとても親切で気さくで、我々ビジターを暖かく迎えてくださいました。この居心地の良さは、長年のメンバーさん達が大切に築き上げてこられたものなのでしょうね。ああ、またすぐに来たい!

さて、その日の夜は三島駅近くの海鮮居酒屋でたらふく飲み、翌日は伊豆大仁カントリークラブへ。1976年開場の、こちらも歴史のあるクラブです。

前日同様、最高の天気!
富士山、なんとか姿を見せてくれました!

ラウンドしたのは、天城→富士コース。ここは27ホールあります。

こちらもコースコンディションは抜群。フェアウェイもふかふか、グリーンも目がしっかり詰まっていて、ディボット跡も起こせばすぐに元に戻ります。メンテナンスの素晴らしさを実感しました。

高原の風が気持ちいい!

センチュリー21レディストーナメントを何度か開催したコースなんですね。

ここではゴルフランチの王道、カツカレーを。美味しかった!

こちらのクラブもスタッフ皆さん、とても気さくで親切。両コースとも本当に楽しくラウンドできました。またすぐに訪れたいゴルフ場です。もちろん、クラブ仲間のお二人がいたからこそ。楽しい二日間のゴルフ合宿をありがとうございました!

千刈カンツリーは、この2コース以外にも岩手の南部富士カントリーや台湾のゴルフ場とも提携しています。いずれ全部制覇したいよね〜と。

ゴルフは大人のピクニック。
そのために仕事もがんばり、健康もしっかり維持しないと!

夢は広がります。

チェックアウトしてホテルを出た朝、ほんの少しだけ秋を感じました

チェックアウトしてホテルを後にした朝はなんとなく涼しい感じがして、ちょっとだけを秋を感じました。ほんの一瞬ですけれど。

コロナ前までは長めの出張も多かったのですが、今回のように二週間もホテル住まいをするのは久しぶりで。最初は多少不安もあったのですが宿泊先が定宿ということもあり意外と慣れるものですね。とにかく、仕事あり、学びありの充実した期間でした。

夜間のオンラインミーティングも多かったのと、体力的な問題もあり、会食の予定はあまり入れていませんでしたが、それでも会いたい人には会えて、色々と刺激をいただきました。ありがたいことに周りの仕事仲間や友人たちは勉強熱心な人が多く、滞在中に色々な人から様々な本を薦めていただきました。

それがすべて興味をそそるものばかりで。特に脱成長コミュニズムに関するものや、哲学に関するものはしっかりアマゾンでブックマークしています。まあ、いろんなプロジェクトに参加していると視野が広がるのは良いのですが、まだまだ圧倒的に知識が足りてない。自分の興味の幅もシュリンキング・エコノミーから現代のコモンズまで幅広く、もう少し絞ろうかなとも考えますが、すべてが複雑に絡みあっているので可能な限り色んな文献を読んで自分の中での考えを組み立てていきたいと思っています。

足元を固めながら時代の先を見ることって結構難しいのですが、経営戦略を考える時に製品でもサービスでも、社会に必要とされないものではなく必要とされるものを創出していきたいですからね。

なにはともあれお疲れ様でした。久しぶりに家に帰ります。

帰りの新幹線は、やはり定番のこちらです。

単線の魅力 〜世田谷線と江ノ電〜

乗ったり撮ったり時刻表を研究したりはしないのですが、鉄道の単線が大好きでして。

地元の阪急甲陽園線が、夙川駅から甲陽園駅までの単線というのもあるかもしれません。子供の頃から見慣れた風景にはいつも単線があり、それが理由なのかどうか分かりませんが、単線を見ると異様に気分が上がり、自然と笑みがこぼれてしまいます。(ちなみに、阪急梅田駅や南海なんば駅のようなターミナル駅も好きです。)

先週と今週、たまたまなのですが二週連続で単線に乗るという経験をしました。

先週は東急世田谷線。会食に呼んでいただいた場所が世田谷駅で、滞在しているホテルからのルートを見ると、田園都市線で三軒茶屋まで行き、そこで世田谷線に乗り換えろと指示が出ています。田園都市線はいつも乗っているおなじみの路線ですが、世田谷線は初めての乗車です。もちろん三軒茶屋駅に着くまでここが単線とは知りませんでした。

もうね、改札入ってびっくりですよ。
世田谷線の三軒茶屋駅がターミナルであることで喜び二倍増しです。しかも区間一律料金で、乗る前にバスのようにピッてやるんですね。一般道を横断する時は信号待ちまでするし、ちょっとした路面電車感もあり、素敵すぎます。

ああもうたまらん

そして今週。

日曜日がオフだったので、鎌倉まで足を伸ばしました。鎌倉は好きな街で、海山が近いのも地元阪神間を彷彿とさせるので関東滞在中に海が恋しくなれば鎌倉に行くという感じです。

単線といえば、みんな大好き江ノ電ですよね。
狭い住宅街を縫うように走る江ノ電、最高です。

なぜ魅力的なのか。

電車と人や住宅の距離が近いから良いのかな。自分でも良く分かりませんが、長期出張の良い思い出になったことは確かです。

もちろん、鎌倉ひとり街歩きも良かったですよ。前回来た時には新しいお店ができていたりして。お盆休み真っ最中だからかな、観光客も海水浴客も結構おられました。

夏ですね。

由比ヶ浜で自撮り

海に面しているからという理由だけで、料理もドリンクも映えてしまう

人間というのは不思議なもので、その季節を迎えるたびに「春だからこれがしたい」「夏だからこれがしたい」というように季節ごとのイベントをしなければ気が済まないということってありますよね。

先日は鱧(はも)についての記事を書きましたが、四季がある日本で生まれたからなのか、実は僕も季節事に敏感だったりします。体が欲するというか。京都の人は祇園祭りで夏を感じるのでしょうし、野球ファンは高校野球で夏を感じるのでしょう。

若い頃のように、海水浴に行くことは娘たちが大きくなったのでなくなりましたが(ベトベトする、準備・着替えめんどくさい、長時間運転めんどくさい、日焼け嫌など理由はたくさんあります)、やはり海は見たい、海の側で快適に過ごしたいという思いは残っているようです。

先日、海欲が強くなり、淡路島が見える神戸のカフェを探してランチに行きました。海に面したカウンターに座した時に広がる明石海峡の景色、期待を裏切らない!

これだから神戸好きなんですよね。

こういう景色を目にするとスパークリングが飲みたくなるでしょう。車なのでノンアル・スパークリングです。近頃はノンアル系が充実してきて便利になりましたよね。

このまま暑中見舞いの絵葉書にしたい。

海に面しているからという理由だけで、料理もドリンクも映えてしまうから不思議です。

カフェの定番、タパスとパエリア

ついつい、写真を撮ってしまいますが、ロケーションが良いのでどこを切り取っても絵になるな。

皆さんはどんな夏を過ごされますか?
僕は海水浴は行かずとも、ゴルフとランニングで真っ黒になっています。

旬のものをいただく喜び

関西の夏の味覚といえば、鱧(はも)。

今年二回目の鱧を「落とし」でいただきました。鱧の落としとは、湯引きのこと。天ぷらも美味しいけど、僕はやっぱり落としを梅肉でいただくのが一番好きです。

旬のものをしっかりいただくことで、季節を感じることができる。日本は四季がある国ですので、願わくばこのまま気候変動の影響を受けず、輸入に頼らずに旬のものがその季節にしっかりとれる国であり続けて欲しいと思うものですが、なかなかそうもいかないかもしれませんね。

旬のものを食べるということは、身体の健康にも良いらしいですね。最近はスーパーで旬の夏野菜をたくさん買い込んで、常備菜を作ることを日課にしています。

さて、美味しい鱧とお酒を楽しみながらの話題は「抽象化」について。

抽象化とは複数の事象を並べて汎化することですが、この抽象化スピードが早い人ほど、仕事ができる。課題に対して勘所をすぐに掴むことができる人は一緒に話していてすぐに分かります。

木を見て森を見ずにならず、常に高い視点で物事を見ていきたいものです。

若者世代から学ぶことは多い

今週は東京出張ウィークでした。

コロナ以降、オンラインミーティングが日常の中ですっかり主役になったため、出張中であったとしても、ホテルの部屋であれ、移動中であれ、合間合間に自然とオンラインミーティングを行っています。

最近、はじめましての方からミーティングオファーをいただくことが多く、この出張期間中にも24歳でPR会社を起業した若者からミーティングの申し出がありました。僕は時間が許すなら、できるだけ依頼はお受けするようにしているのですが、その理由としては、様々な企業さんとお仕事をしているとはいえ、一人会社ですのでやはり情報や考え方が偏ってしまうことも多く、バランスを保つためにも色んなジャンルの話が聞きたいという思いがあるからです。

さて期待通り、彼らのPR手法というのはTik Tokの活用や、プライベート・ビジコン・イベントの主催など、自分たちのレガシーな業界ではまず考えられないようなものばかり。でも今の時代はこれが当たり前なんですよね。他にも色々とありましたが、昭和(平成?)の頭でいくら頭を捻っても出てこないようなアプローチの仕方と、その効果に、とても刺激を受けました。

自分が社会に出てからもう二十数年が経過しています。新卒22歳と定年65歳のちょうど中間くらい(やや定年寄りですが・・・)の年齢に位置づけている自分として、昭和の高度経済成長期やバブルを駆け抜けてきた世代の話も分かるし、デジタルネイティブ世代の話も分かる、いい意味で良いとこ取り世代だとは思ってはいるものの、どこかで拘りが強くなって来ている自分もいるし、良い意味でも悪い意味でも、今の時代に絶望と諦めを深く感じているところもあるので、年齢関係なく、様々なジャンルの人の話を聞いて学ぶということの重要性を今さらながら実感しています。気づきもたくさんありますしね。

「我以外皆我師」という言葉にあるとおり、自分以外はみんな先生。
そう考えると本当に新鮮だし、その中でも特に、若者から学ぶことはとても多いですよね。

こちらは東京でお気入りの蕎麦屋さんです

手間暇かかるものに惹かれる理由

今日のランチは蕎麦の名店へ。

古民家を丁寧に改装したお店は人気店らしく、幹線道路から外れた狭い路地奥にあるにも関わらず併設された駐車場もいっぱいで、店の外には並んでいる人もいました。

天ざる蕎麦をオーダー。蕎麦も天ぷらも手作り風の素朴な味で、とても美味しかったです。お野菜は地元のものを使っているのかな。

だし巻きも、濃い卵の味に上品なだしがマッチして、良い意味で素朴なんだけど、こちらも美味しかった。

考えてみると、古民家の手打ち蕎麦なんて、手間暇かかるものの典型といえるかもしれません。毎朝そば粉を引き、打ち、鰹節と昆布でだしを取り、野菜を下ごしらえして調理し提供する。古民家もメンテナンスが必要です。

この合理性の一切ない「めんどくさいもの」に最近、特に惹かれるようになりました。

何かをするのにいちいち時間が掛かるというのは、昔の暮らしでは当たり前。蚕を屋根裏で飼い、糸を紡ぎ、服を作る。野菜にしても、種をまいてから口に入るまで多くの労力と時間が掛かる。身近にスーパーマーケットやコンビニがあるから、いつでもどこでも好きな時に好きなものが手に入ることに慣れてしまっているので、「いちいち時間が掛かる」という当たり前のことを忘れてしまいがちになります。

毎日、自分で庭木を手入れしたり、花を植えて育てたり、野菜を育てていたりすると、何事も簡単かつすぐに手に入るってことはないんだなと感じます。そもそも、人間の暮らしは面倒くさいものなんだよな。でも、面倒くさいことを一生懸命することによる充足感や幸福感というものは、コンビニやスマホからは得られないと思うんですよね。

簡単に手に入るもののおかげで生活は便利になったけれど、便利さと比例して幸福感や心の豊かさも増幅したかというと、僕はそうではないと思うんです。合理的でなく、遠回りと思えることに時間を使う、面倒くさいことを一生懸命やる、これらは現在の生活ではむしろ「贅沢」な領域に入るのですが、少なくとも幸福感や人間らしさを保つ、という意味では絶対に必要なもの。

だから僕は毎朝、自然の中を散歩するのかもしれません。木々は育ち、路肩の花は誰に見られることもなく、花を咲かせているのです。人間だけが、その上でバタバタしているように思えるんだよなあ。