天気と元気の関係


日本の今夏は本当に雨が多くて蒸し暑く、心身共にまいってしまいました。その期間のブログを見てみると、いつになったら雨が上がるのだの、今日は久しぶりに晴れたから元気だの、そんなことばかりつぶやいていて、余程しんどかったんだろうなあと自分でも可哀想になってきます。

しかしベイエリアでは、予定がビッシリで走り回らなけばならないものの、やっぱり天気が良いのでハツラツと頑張ることが出来ています。朝から溜まりに溜まった仕事をこなしたりとか。

展示会終了後、こちらのプロジェクトメンバーと会って進捗を確認したり、いろんな会社を訪問したり、ミートアップしたり、ディナーに行ったりと、本当にたくさんの人とお会いしています。来る度に可能性を感じます。浮かれた気持ちでも、よくある「刺激」というものでもなく、もう少し冷静な何かです。

では、今から最後の打ち合わせに行って来ます。

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自分は自信を持って何かを肯定できるほど何かを知っているわけではない


「地球は丸くない」と言われたら、きっと驚くに違いありません。
でも一度、Googleの画像検索で「earth is not circle」と検索してみてください。こんな画像が出て来ます。

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同じように、「geoid」という単語を入れて画像検索してみると、

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ジャガイモのような地球がたくさん出て来ましたね。
これはジオイド高計算した地球の形です。
詳しくは国土地理院のサイトをご覧ください。ジオイド高計算した地球は実物の地球の形に最も近いと言われている説もあります。


自分が見ているものだけ、知っていることだけを「真実」「常識」と思っていると、このようなジャガイモ地球の形を見てショックを受けます。自分は地球は丸いと信じ切っているし、それが当たり前、常識であり、ジャガイモなんてありえないと思っているからです。

固定観念で固まっていると、新しいことを受け入れることができません。まず抵抗から入ります。でも自分が知っている世界など、所詮は海の砂粒程度の小さなものです。その砂粒一つを頑なに守ってもいいし、目線を上げて砂浜の端まで見通しても良いでしょう。そこは人それぞれです。

こういう事実を知ると、色々と考えさせられます。

常に斜めから見る、ひねくれる、まずは疑ってかかるという意味ではなく、「自分は自信を持って何かを肯定できるほど何かを知っているわけではない」という自覚が大切なのではないかと思います。そうすることで、謙虚に物事を受け入れることができるし、学ぶ力が湧いてくるし、人の意見に傾聴できるし、毎日が新鮮で刺激になります。常に若くいれるので、アンチエイジングにも効果的かもしれません。

「自分は何も知らない」

シンプルだけど、大切なことのように思います。
 
 

一歩づつ、こつこつと


自己啓発書やハウツー本は読まなくとも、今を輝く経営者達の言葉はニュースメディアでも飛び交っているのでついつい目にしてしまいます。また、いろんな集まりやカンファレンスでそういう人達が登壇することがあります。最近も、日本を代表する企業の経営者の言葉を聞いたのですが、大変参考にはなるものの、正直、「それはあなただからでしょ」と思うようになってきました。(別にヤサグレてはいません)

子供の頃は、クラスにスポーツが得意な子、国語が得意な子、計算が得意な子、絵が得意な子・・・それぞれに得意分野が違う子たちがたくさんいましたよね。

子供って、そういうものだと思います。内気な子もいれば、人気者もいて、色んな子たちが集まってクラスを形成していました。しかし大人になればどうでしょうか。誰しも否応なしに「働く=金を稼ぐ」ということをしなければなりません。いくらダイバーシティだの多様性だのと言われようが、大人になればいかにビジネスを上手くやれるか、金を稼げるか、という物差しで測られてしまうんです。得意分野があったとしても、生活できなければ意味がない、そう言われる訳です。それは生きていくために仕方のない事だし、原始以来、人は食うために働いて来ました。中には生まれながらに食べることに困らない人間もいますが、それはまた特別です。


ビジネスの世界で名の知れた人間は、インターハイでベスト4に残るようなチームのキャプテンみたいなもので、「1%の世の中」と言われますが、ほんと、1%未満の人達なんです。そういう人は、たまたま「金を稼ぐ」「組織を作る」「市場を作る」という分野で、とてもセンスがあった人達なんですね。持って生まれたものと言っても過言ではないと思います。

いくら、

「寝ずに勉強しました!」
「寸暇を惜しんで働きました!」
「明日食うものがなければ死のうと思っていました!」

と言っても、寝ずに働いている人間なんて山のようにいるし、同じこと思って明日が見えない人間も幾らでもいるし、みんな色々と折り合いをつけながら歯を食いしばって働いているんです。その上、誰もが知る超有名経営者は大抵、とても遊んでいます。あえて言いませんが、国外国内関わらず、ほんと、そうなんです。そんな暇あったら仕事しろよと思うのですが、以外にそうでもないんです。それは、仕組みを作ったからなんですね。センスがあったんです。もちろん、そのプロセスでは寝ない時もあったでしょう。でも、寝ないことが、結果として実を結んだだけのことです。99%の人間が同じこと、つまり、寝ずに学び、寸暇を惜しんで働いたとしても、実を結べないんです。これを言ってしまえば終わりですが、世の中というものは、資本主義であれ共産主義であれ、そういうものなんです。

結局、僕がこの過疎ブログで何をが言いたいのかというと、成功者の言葉は参考にすれば良いけれど、「鵜呑みにしてはいけない」ということです。イチローが「バットはこういう風に振ればヒット打てるんだよ」と言って、その真似をしたとしても、誰があんな選手になれるのかってことです。言い方を変えると、身の丈をわきまえることが大切です。

誰もが出来ること、つまり「諦めず、コツコツと日々積み重ねる」ということだけをやれば良いのだと思います。人も、組織も、会社も、そうです。「会社たるもの、こうあるべき」なんてものはクソです。それぞれ事情は異なるし、使えるリソースも雲泥の差ほど違う。

だから、良い意味で「身の丈」なんです。
無理したり背伸びすれば、いずれ破綻します。

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京都の懐 赤垣屋


戦前からある老舗中の老舗居酒屋、赤垣屋。
特別に予約をとっていただき、行って参りました。噂に違わず素晴らしいお店。カウンターには有名な俳優さんと常連さん方が座り、なんとも言えない文化的雰囲気を醸し出しています。京都の歴史と懐を垣間見た(いや、まだまだ垣間みるには自分が未熟すぎる)気がします。

一番奥の個室も、百年住宅ならではの柱や襖のしみに味があります。

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いや、勉強になりました。
必ず再訪します。

ハード目線で考えるIOT


ハード屋とソフト屋が集まって新しい製品のプロトタイプの開発ミーティングをしている時は本当に面白いものです。ブレストとかハッカソンとは違う、リアルに動いている現場での、しかも既に市場で売れている製品の次世代製品のプロトタイプ作り。そんなプロジェクトが動き出そうとしていて、少しワクワクしています。

IOTというキーワードは、バズっているようなイメージがして実はあまり好きではありません。IOTって、技術的には既存の技術に対して、急激に精度が上がってきたセンシングとワイヤレスを合わせ技にしたものであり(ざっくり言い過ぎ)、Tech目線で行くと特に目新しいものではないからです。でも実際、この分野で民生品の試行錯誤が続いているということは、ハードが蓄積しているデータの活用法が分からないことが多く、そこはメーカー内での縦割り、技術の専門分野が細かく分かれ過ぎていて「木を見て森を見ず」な状況が業界内で長く(少なくとも、ものづくりの現場レベルでは)続いて来たからなのかなと想像します。

でも実は、現場のエンジニアで特にアンテナの高い方々は、そういうことを頭の中でずっと考え、マッシュアップしていたりするのです。柔軟な発想というのは、レガシーな技術をいかに組み合わせるかを考えるオーガナイズ力であり、最初は見てくれが悪くても、とりあえず技術レベルで実現するという突破力だと思います。

写真は記事の内容と関係はありませんが、昨日行った店にデカデカと貼ってあったので、思わずパチリ。Jim Beam もサントリーグループですね。

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願わくば継続したい生活サイクルとは


一週間一人でホテル住まいをしていると、図らずも健全な生活を送ることができます。誰かや何かのペースに合わせる必要がないので自然と早寝早起きの生活サイクルになるのです。

とにかく夜の時間が長い。ホテルに戻ってからジョギングに行き、シャワーを浴びてもまだ20時前。その後、夕食に出掛け、部屋でPC仕事をして一段落ついても、22時。それなりに疲れているので早めに就寝しますよね。すると5時とか5時半に起床できるのです。シャワーを浴びて、PC仕事(お盆中だからメールも少なめ)して、勉強して。7時にホテルで朝食をとり部屋に戻ってもまだ7時半。

このサイクル、なかなか良いです。

普段の生活では絶対にありえない「23時就寝」を実現すると、仕事も含め、一日で出来ることの生産量と生産性が格段にアップします。実際に数値化したことはありませんが、肌感覚と体調面で十分その効果は実感できます。新幹線で帰阪中に、願わくばこの生活サイクルを出来るだけを持続することを誓いました。

こちらは極私的に定番化してきた新横浜駅の焼売炒飯弁当です。
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高速で動く乗り物(あるいは、固定された場所から高速で動くもの)からiPhoneを横にして写真を撮ると、絶対に歪みますね。

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ちなみにこれは、ローリングシャッター歪みと呼ばれるCMOS特有の歪みで、緩和しようと思えばiPhoneを縦にすれば少しはマシになります。もし興味がある方はネットで調べてみると色々と面白い情報が出てきますよ。

花火観覧の新しいカタチ


諏訪湖の花火大会がBS-TBSで生中継されていました。

僕は東京でTV観覧、娘たちは現地の諏訪湖で観覧していたようです。TVで花火を観覧する家族と現地で見る家族。新しい時間シェアのカタチなのかもしれません。

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競技花火というのがあります。

諏訪湖花火大会でも競技があるのですが、様々な課題に対してどの花火が一番適切で美しかったか。それを競うのです。戦後70年経った今、あの当時にどうして爆弾を花火に変えて競わなかったのか。心から、そう思います。

旅先で、まず初めに探すもの


プライベートかつ自分一人で学びが目的の旅において、まず探すのはスーパーです。

お惣菜コーナーが充実していたり、デパ地下のような感じで多店舗が同居しているような駅直結型であれば尚良し。こういうところは閉店間際になるとお惣菜が割引になりますからね、一人だし本やスマフォ片手に食べるだけのことなのでファーストフード以外の惣菜テイクアウトが一番良いのです。

ちなみに、今回のステイ先の近くには駅直結の「スーパー+多店舗+飲食店街」があり、とても便利。ちなみにこちらは、本格中華のお惣菜屋さんで買ったもの、通常1パック450円のものが、閉店前に行くと2パックで520円(ほぼ半額!)になりますのよ、奥様。オホホホ。

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美味しい。ちなみにここは唐揚げやビーフンも抜群です。

またスーパーがあれば、酒や炭酸水に困ることもありませんし、日用品もコンビニに比べて安いし便利そのもの。たまに気取ったところに行きたければ、そういうところを探せば良いし、何でも出来てどうにでもなるのが一人旅の良いところでしょうね。

そして、もう一つ。
ジョギングロードも忘れてはなりません。

国内であろうが、海外であろうが、どこにでもウエアとシューズを持参しますから、走れるところの確保は必須です。欲を言えば、大きな公園や海沿いのジョギングロードのようなところがあれば尚良し。とはいえ、道路さえあればどこでも走れますので、交通が少ないところ、歩道が広いところを探し、Google Maps片手に走るようにしています。

今回も少し良さ気なコースを見つけたので、ジョグってくることにします。
それでは、また。

雲の一部に夕焼けが映る


用事で来ている病院で、短時間に二度も「お見送り」の場面に遭遇しました。

どちらもとても高齢の方で寿命を全うされたかのように見受けられましたが、親族や病院スタッフに見送られている様を見、生と死は隣り合わせ、死ぬと物質的な肉体は電池が切れたロボットのように動かなくなるのだという当たり前の事実を改めて考えさせれました。昔の人はその様を見て、魂だけが肉体を抜け出してどこかに浮遊することを想像したり、あるいは死後の世界に思いを馳せたりしたのでしょう。命は儚い。だから尊い。そんなことを考えさせられました。

待合の時間に外を眺めていると、竜の巣のような、巨大な入道雲の一部に夕焼けが映り、とても不思議で、幻想的な光景を目にしました。

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運動後の飲酒はトレーニング効果を打ち消すと聞いて


どうも、美味しく飲むためだけに走っているエンジョイ市民ランナーの僕です。

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ハフィントンポストにこんな記事が掲載されていまして、愕然としております。そりゃもちろん、アルコールは身体に良くないことは重々承知、しかし走った後の酒があまりに美味しく(走っていなくても美味しくて)、フルマラソン完走直後にビールを一気飲みすることを一芸にしているくらいですが、やはり、この記事は堪えましたね。耳がとても痛い。

運動後の飲酒はトレーニング効果を打ち消す(ハフィントンポスト)

上記はペンシルバニア州立大調べですが、運動する人ほど酒を良く飲むということにも触れられています。体育会系=酒を良く飲むというイメージができていることからも分かりますね。記事の中には、博士の以下のようなコメントも掲載されていますが、

「今後は、なぜ人は運動するとお酒を多く飲むのか解明したいと思います。おそらくは、運動後のご褒美としてより多く摂取してしまうか、もしくは身体を活発に動かしていると、より多くアルコールを消費する機会に遭遇するのかもしれません。私たちが、アルコールと身体活動の関係を理解すれば、アルコールの消費を抑えながら運動を促進する、新たな介入方法を設計できます」(記事抜粋)

先生、「かもしれない」じゃなくて、そうなんです、本当にそのとおりなんですよ。ご褒美だし、機会も増えるし、間違いありません。いいところ突いてくるなー!!(←誰

ランナーに特化すると、こんな記事も出ていてとても参考になります。

ランナー的お酒のたしなみかた(ジョグノート)

量は控えて、食事と一緒に飲むこと、ましてや運動後の酒はもってのほか、という感じ。

しかし夏場なんて酒の楽しみくらいしか走るモチベーションが生まれないのに、一体どうしたら良いのでしょうか。飲むために走っているとはいえ、やっぱりハーフやフルで楽に走れるに越したことはないし。こういうワガママランナーには、それこそ意識改革が必要ですね。僕はビールを飲んだ気分になりたくて、水ではなく、炭酸水を飲むようにしているのですが、タイムを上げたり、楽に走りたいと思うのであれば、やっぱり、色々と気を遣わなければなりません。

エンジョイ市民ランナーの良いところであり、悪いところは、ワガママなところです。笑