[阿呆腰男放浪記]動けば何とかなる

昨日のブログで、

「今回はとにかく痛くても動くようにしています。」

と、ベテラン風を吹かせる発言をしましたが、そのとおりのことを実践しています。今朝も、起きるなり意識がぶっ飛ぶくらいの痛みを感じたのですが(実際夜中に何度も目が覚めましたが)、クライアントと姫路まで出張同行しました。動けばなんとかなるもんです。

我慢のご褒美が、姫路駅から真正面に見えた晴天の国宝・姫路城。

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クライアント一行に心配されながら、なんとかミッションを終え、そのまま大阪へ。痛くてもとにかく動く!を今回のテーマにしているものですから、遅めのランチは最近オープンしたばかりの「一蘭 梅田店」へ。この閉塞感溢れる自習室のようなカウンターとすぐに膝が壁にあたる小さいイスにやり場のない怒りを覚えつつ、完食。

これが阿呆腰男放浪記たるもんじゃい!!
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そしてすぐに行きつけの整骨院へ。

「うわあ・・・これは・・・」 
(これはってなんじゃい!)

「痛いでしょう・・・?」 
(ああ、痛いさ。意識が遠のくほど痛いさ!)

「この状態で良くあちこち動いてますねえ・・・」
(それが仕事、ビジネスマンっちゅうもんじゃろうが!)

「山を走るなんて想像できないですねえ・・・」
(趣味や、ほっとけ!)

そんなことを思いながら、いつもすんませんねえと感謝と恐縮を表しつつ、再来週に海外出張控えてるんで、集中して来るからよろしくネ。と爽やかに立ち去りました。ビジネスは戦争やといいますが、痛み止めが切れた後、帰りの駅でハイボールを注入するあたり、ほんまに阿呆やなあと我ながら思います。

という訳で明日も大体同じような動きになるでしょう。
秋らしい風が吹き始めているのがせめてもの救いです。

日曜日のInstagram

「日曜日のInstagram」と題して、朝から今までにインスタに投稿した写真の数々をアップしたいと思います。ちなみに僕のアカウントは「tmkbase」ですので、もしよろしければフォローください。

さて、朝から娘達を連れて世界で一番集中できる(と思っている)場所、図書館へ。静かだし涼しくて快適だし、ほどよく人目があるので集中できるし言うことありません。

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図書館に3時間ほど居て仕事と読書を片付けた後、娘達は友達と縁日に行くというので、さあ走りに行こうかと思うと突然の雨。結局止んだのは14時過ぎ。

一番暑い時間ですが、あえて体力づくりのために走りに出ました。コースは、芦屋川〜2号線〜住吉川〜魚崎浜〜山手幹線〜芦屋川の約13kmです。いきつけのバーの常連さんに「住吉川は登りと下りの両方を練習できるから良い」と聞き、フラットな芦屋川ではなく最近は住吉川を走るようにしています。

河口付近
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カルガモ親子。かわいい!
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神戸、東灘市民の憩いの場です。子どもたちを泳がせているファミリー連れがたくさんいました。もちろんジョガーも。
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帰りは山手幹線を通って芦屋川へ。やっぱりホームタウンならではの安心感があります。しっかし暑かった!
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インスタに写真をアップするとフィルターできれいに加工できるので気に入っています。

気持ちが先走ると寝れない

忙しい一週間も終わり、迎えた土曜日。

台風の影響からか朝も涼しくなってきたし、天気は徐々に下り坂だというので山に行くのは土曜の午前中!と決めていました。そこで金曜の夜はあまり夜更かしはせず早めに就寝したのですが、出来るだけ早起きして一日を長く有効に使いたいという気持ちが強過ぎ、夜中に何度も目覚めてしまうという「遠足の前夜状態」になってしまいました。まあ、良くあることです。

春秋のトップシーズンに比べると、夏場は人気の中央稜線のコースとはいえ人は少なめ。午後からは予定もあるし軽めのトレーニングと考えていたので芦屋川駅から走って高座の滝まで登り、雨ヶ峠折り返しの11kmを楽しむことにしました。

夏場は涼しげな高座の滝。
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若干曇り気味ですが視界は開けていました。
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携帯用三脚を立てて、自撮り。
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やはり夏場は沢の水量も少なめです。
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雨ヶ峠に到着。
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今日はハイカーも少なめで気兼ねなく走ることができました。曇空とはいえ流れる汗の量もハンパではありません。滝のように噴き出る汗が夏ランの良いところです。朝のうちのトレーニングを済ませておくと一日気兼ねなく過ごせますね。午後からはゆっくりと仕事をし、積読の本を読み倒しました。

諦めることと、続けること

今日、友人から嬉しいニュースが飛び込んできました。
幾多の試練に直面しながらその都度乗り越え、もうだめかなと思った時に事業継続の道筋が立ったとのことでした。本当に嬉しいことです。

成功者の本には必ずといっていいほど「成功の秘訣は、成功するまで諦めないことだ」という趣旨の言葉が書かれています。紆余曲折あったとしても最終的に成功しているのだから当たり前と言えば当たり前のことだと思いますが、それが本になるということは、「成功」(定義はともかく)という果実を掴みとることが出来る人は意外と少ないということなのかもしれません。希少性の価値ですね。

とはいえ「成功するまで諦めない」ということと、方向転換、方針転換とは別の意味です。

事業やビジネス考えた時、実際の現場ではピボットしたり方向転換したりは日常的にやっているはずです。成功に対してあの手この手で向かっていく。どの球が当たるか分からないからバットを振り続ける。たまたまバットに当たった一本がホームランになるかもしれない。そう信じて続けることが「成功するまで諦めなかった」ということなんでしょうね。

下の写真は、わがまち芦屋に初上陸する「餃子の王将」です。まだオープン前の内装工事中のようですが、芦屋市は条例で派手な看板が禁止されているので、ロゴも地味目になっています。変わらない良さもあるけれど、変化に柔軟な良さもあるんですね。

成功のためには諦めずに、あの手この手が大切です。

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100を1にする作業

文章を書くということは、100を1にする作業なのだ

ここ数日、拡散されている幾つかの記事を見て学ばされました。一つはインプットの大切さを再認識させられたこの記事。

「文章を「書ける人」と「書けない人」のちがい」(huffingtonpost)

文章を書くということは、ゼロを1にする作業だと思われているかもしれないけれど、本当は目に見えない部分での膨大なインプットがあってこその一文。本当にそのとおりだと思います。これは仕事でも同じですよね。仕事と直結しない本や文献だとしても、どれだけ読めるか。その努力とインプットの総量によって、脳に蓄積される知識が増えます。最終的にアウトプットのパフォーマンスとクオリティが変わります。

話をしていて面白いな、この人はとても賢い人だなと思う人は、まず第一に膨大な知識のストックがあり、第二にそれらを上手にデフラグして整理整頓でき、第三に必要時にすぐに引き出せる人です。いずれにしてもインプットの作業を怠っていない人は知識があり、知識を適用する知恵を持ち合わせている人ということが出来ると思います。ああ忙しさにかまけてインプットが薄い今の自分を猛省します。

二つ目の記事はこちら。
少し長いインタビュー記事ですが、これはもう、全文読んでみてください。
「“大切なのは心の教育”「シンクロの母」井村雅代コーチ スペシャルインタビュー」(フィジーク・オンライン)

— 今日、井村先生の話を聞いていると技術的なトレーニングよりも、むしろ心のトレーニングが大切ということがわかりました。

そう。心のトレーニング。それがなかったら粘れない。いいとこまで行っても越えられないの。持ち物はシンクロだったら脚が長いほうがいいし、背も高い方がいい。

だけど、いっくら脚が長くても綺麗でも、ふにゃふにゃな気持ちの子はダメ。そんな子いっぱいいるよね。もったいない。先天的に持ち物の良い子で、心さえあればいいのにという子を今までに何人も見てきました。

でも、その子にとっては越えられないんだもん、心は・・・。子どもが育つ中でどんな人と出会ったか、どんな信念を持った親に育てられたかっていうのはその子の運命よね。子どもは親を選べないから気がつけばその親の子になっている。一本筋の通った親に育てられれば、子どもはそうやって育っていくし、やっぱり心が一番大事やね。

親として、僕は心の教育が出来ているだろうか。
そんなふうに学ばされました。

なんだか反省することばかり。
でも、学ばせてもらえてるんだという感謝の気持ちの方が大きいです。

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六甲山の魅力と、ランナーの頭の中

ランナーの頭の中って一体どうなっているんでしょうね。
37度の猛暑の中、3時間以上も山道を登り下りしながら「ああしんどい、もういやだ」と思っていたのに、ゴール直後に「楽しかったなあ、また走りたいなあ」と思うんですから。

Rokkoトレイルランニングレースを走ってきました。森林植物園をスタート・ゴールとする21kmのハーフトレランレースです。とにかく今日は気温が高く、スタート前から汗が滲みました。

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完全にナメていました。下準備、下調べはしていなかったはもちろん、普段、近くの山をちょちょいと楽しむショートのトレランと21kmとは訳が違います。ロードのハーフマラソンの倍の時間(記録は3時間21分)は掛かりました。唯一の救いは膝のコンディションが良かったことです。いつも楽しんでいる、芦屋川〜六甲山頂〜有馬温泉の12.5km、標高980mの方がまだ楽に感じれたのは、気温なのか、レースというプレッシャーなのか。笑

こちらは第一回目のエイドです。ボランティアの皆様が優しい!感謝!
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下り気味の前半を終えると・・・
この景色! これぞ、神戸ですねえ。一瞬、疲れが吹き飛びました。

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余裕がなくてコースの写真は撮っていませんが、ロードのレースとは違って、ランナー同士の会話も多くてすごくアットホームな雰囲気を感じることができました。それとトレランのレースは、とにかく靴が汚れること(当たり前)と、今日みたいな猛暑日は、頭から水を被りながら走るので、ウエアはもちろんパンツまでビショビショになります。笑

しかし、終わってみればとにかく楽しいレースでした。それに六甲山系はコースやルートが無数にあり、まだまだ知らないところが一杯です。これからもいろんなルートを走りたい!今回お世話になった皆さん、ありがとうございました!

一緒に走った仲間たちと別れ際に記念撮影 ^^
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小さな努力の積み重ね

連日連夜のオリンピックの熱戦に釘付けです。
昼間なら見れないけれど、ちょうど良い夜中の時間なので嬉しいです。スポーツって努力の積み重ねが顕著に実りますよね。特に世界最高峰となると人生すべてを練習に捧げていると言っても過言ではありません。

僕は市民ランナーですけれど、タイムを1分1秒縮めるのってすごく難しいんですよね。普段どれだけトレーニングを詰めるか。「走った距離は嘘つかない」と言います。オリンピックを見ていると、スケールとレベルは違えど何かを成し遂げるのに最短距離はないということを教えてくれます。

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ソフトランディングとはならず

盆休みも明けて元気に仕事!! のはずが、なかなかうまく行かないのが人生というもの。
仕事の方は良いニュースも多いのですが、いかんせん身体が思うように言うことを聞いてくれません。夏バテということもあるのかもしれませんが、とにかく一年で一番好きな季節である秋を早く感じたいものです。

さて、ダイヤモンド・オンラインに興味深い記事がありましたのでシェアしておきます。

「SMAP解散に見る、優良組織崩壊のきっかけ」(DIAMOND ONLINE より)

経営に必要な4つの要素である、(1)戦略、(2)製品と生産プログラム、(3)人材、(4)財務、をそれぞれSMAPにあてはめて考察しています。アイドルグループと企業は違うという意見もあるかもしれませんが、組織論としてなかなか面白いし、うんうんと納得できる点もたくさんあったので是非ご一読を。知っていること、当たり前のことばかりかもしれませんが、失敗例を学びつつ、逆にこうすればうまく行くという成功へのヒントも得ることができます。

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国宝にふれ、縄文に想いを馳せる

長野県の茅野市には、国宝の「縄文のビーナス」で有名な尖石遺跡があり、市立の縄文考古館が併設されています。ここには実物の「縄文のビーナス」そして同じく国宝の「仮面の女神」に加え、様々な土器(一部は国宝)が多数展示されています。

ここに来るのは初めてではありませんが、縄文時代(5000年前!)の土偶を目の当たりにすると宇宙的なパワーを感じずには入れません。ちなみに5000年前と言えば、イエス・キリスト誕生より更に3000年も前の話です。エジプト文明(ピラミッドの時代ですね)と同じですからね!すごいなあ。それらの一部を写真で紹介します。(撮影はフラッシュをオフにしていればOKです)

国宝 縄文のビーナス
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国宝 仮面の女神
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この施設には縄文土器を作る体験コーナーがあります。
今回お手本にしたのは、この土器。
お手本どおり出来るかな?

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縄紐や竹ひごを使って模様を描いていきます。なんとなくそれらしくなってきました。この体験コーナーですが、300円の粘土代だけで好きなものを自由に作ることができます。子どもだけでなく大人も夢中になるので是非おすすめ。

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考古館の横には再現された縄文住居があります。

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縄文時代、日本の人口の20%が長野県に住んでいたとのデータもありますが、この肥沃な土地で文化が醸成されていたんですね。浪漫を感じます。

【Maker Faire 2016レポート】おバカは地球を救う。とってもおバカ(=天才)な作品ランキングトップ5

二日間のメーカーズの祭典、Maker Faire Tokyo 2016 が閉幕しました。楽しい時間はあっという間。終わると夏休みが終わったみたいで寂しいです。

今年もアツい作品がズラリと並び、会場の熱気も相まって沸騰寸前のビッグサイトとなりました。もちろん、とっても真面目な展示物ばかりなのですが、やはり一筋縄では行かないのがメーカーフェアの醍醐味。関西出身の自分にとっての「褒め言葉」は「アホやなあ」。そういう基準で「オバカ(=最大の褒め言葉)ランキング」を発表したいと思います。全てをくまなく回れた訳ではないですが、目についた作品の中から・・・という限定的な要素もご了承ください。

■第一位
雑誌「マー」自動ジェネレータシステム
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もうね、見る人が見たら表紙だけで笑死する「マー」(笑)
「ムー」好きの僕も、見事にツボにハメられちゃいました。この雑誌ジェネレータ「マー」ですが、ディープラーニングの技術を使っています。膨大な数のムーの表紙と、古典小説ドラキュラ伯爵をAIに学習させると、どんな画像をシステムにアップするだけで、「ムー」テイストの「マー」を雑誌としてオートジェネレートしてくれます。驚くのは文章もAIが書いているということ。ちゃんと「そのテイスト」になっているんです。すごいんだけど、ほんとオバカさん。ということで、僕の中では文句なしの第一位です。

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■第二位
ウェアラブル感情表現デバイス「スマイルマシンズ」
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作者いわく、「コミュ障の自分にとって人と上手にコミュニケーションができる手段を考えた時に、感情表現できるデバイスをいっそのこと頭に被ればいいのではないか。だって、LINEでもメールでも顔文字で感情を表現していますよね。こうなると、表情筋ってもはや要ります?」という作品。「表情筋って要ります?」に爆笑。そりゃいるだろ(笑)でも、真剣に作っちゃうのがメーカーズです。手元のコントローラーで登録されている数種類の表情をディスプレイします。喜怒哀楽を十分表現できるんですから、表情筋いらないよね。ってそんな訳あるかい(笑)

■第三位
UFOにさらわれ写真コーナー
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これは作品ではないけれど、とってもオバカさんだったのでランクイン(笑)確かデイリーポータルZのブースの一角だったと思いますが、シンプルでお金が掛かっていないのに、家族連れに大人気でした。そしてアテンドしている女性がめっちゃサバサバしてて真面目なの(笑)ギャップも面白いし、分かりやすい。ほのぼの(笑)

■第四位
UHA味覚糖×千葉工大 キャンディロケットプロジェクト
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これこそ超絶真面目、本物のロケットです。ただし、燃料が「ぷっちょ」。信じるか信じないかは別にして、ぷっちょを燃焼させて15kg以上はあるロケットを300m打ち上げるんですから。もちろん落下時は落下傘が開きます。元はプラスチックの燃焼を研究している千葉工大の研究室が「こんな地味なことやってても注目されないから、いっそロケット飛ばそう。燃料もキャンディにしよう」という「モテたい」という動機に突き動かされて始まったプロジェクトだそうです。これはマジでびっくりです。

■第五位
ロケットエンジンの破片「ばくはつのかけら」
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ホリエモンも出資していることで有名な民間ロケット、インターステラテクノロジズ(IST)。リア充が持っていると身代わりに爆発する幸運のアイテムだそうです(笑) しかも2000円、安くない!!でもね、ロケット開発ってとってもお金掛かるんですよね。噴射される破片を拾い集めて売り、資金にするという熱意と根性に脱帽です。ちなみに、この破片はカーボンです。鉛筆の芯と同じですね。

こちらは本体実物。かっこいい!
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というわけでいかがでしたでしょうか?
おバカは地球を救う。おバカなことに熱心な人は天才である。そういうコンテキストでいくと、メーカーフェアは地球防衛軍と天才の集まりです。笑)他にも毎度人気のロボットレスリングもすごく面白かったです。今から来年のMFTが楽しみです。

お会いした皆様、話をお聞かせいただいた皆様、そして、すべてのメーカーズ、二日間ありがとうございました!

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