帰阪中 ハイボール越し 富士見えず 

約一週間ぶりに帰阪中です。

関東は雨の日が続いていましたが、ようやく天気も良くなり、帰りの新幹線からは夏登山真っ盛りの富士山が見えるかなと期待していたのですが、そう簡単には行きませんよね。なんてったって、天下の名峰、甘くはありません。

ここで一句。

「帰阪中 ハイボール越し 富士見えず」
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この6日間、しっかりと金融の知識と東南アジア経済の知識を得ることができました。特に金融学はIT野郎にとって苦手分野(フィンテックの皆様は違うでしょうけれど)なので、今後、うちの会社が目指す中長期ビジョンにしっかり役立つ内容となり、早速すべきことのイメージが膨らんでいます。

さはさりとて、まずは自宅でゆっくりクールダウンです。

馴染みの店は旅人を癒やす

自分にとって馴染みのある店というのは、どの国に行っても、どの街に行っても、我が家から離れて一時滞在している出張族(旅芸人ともいう)にとってはありがたい存在です。

馴染みのある、というのは、「安心できる」と言い換えることができるかもしれません。

知った店の雰囲気、味、そしてもっと親しい場合には、店主や馴染みのスタッフとの目配せや会話。変な緊張や気遣いなく過ごすことができる。なぜそれがありがたいかというと、いつもそこで店を開けていてくれるからです。地元に根ざしているというか。

祖父が商売人だったから良く分かるのですが、雨の日も風の日も、気分が乗ろうが乗らまいが、お客が来る来ないに関わらず、忠実にそこで店を開け続ける。それが商売なんだから当たり前でしょ、会社もそうでしょ、と言われればそれまでなのですが、どうも、僕はその「土地に根ざす」ということに対して、リスペクトしてしまうのです。不思議ですよね、なんでだろう。

一つに自分が一箇所に落ち着くというのが苦手なこと、そして現実問題として皆が皆リモートワークだったりジェットセッターだったりとすると、その地域のインフラ、地域経済は誰が支えるのかという問題に対して、自分が挙手できないということを自覚しているからかもしれません。

いずれにしても、久しぶりに再訪した南武線某駅の居酒屋、変わらずさすがの美味しさでした。
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努力してインプットしたことには価値がある

関東地方はずっと雨。

今週の天気予報を見ると梅雨のようでがっかりしてしまいます。さすがに外を走ることは出来ませんしね。その変わりインドアを楽しむことができるので、大学の図書館で文献を読んだりして普段できないことを楽しんでいます。こういう時こそ、しっかり、インプット、インプット。

僕のインプットの目的は、(とても大雑把にいうと)会社を成長させるためのロジックについてアカデミックな観点でアプローチをしエビデンスを獲得するためですが、シンプルに企業がすべきことは、利益追求と技術を通して社会をより良くすることと、社員とその家族、取引先を始めとするステークホルダーを幸せにするということですよね。

逆に、このようにシンプルなことをシンプルに語るためには、膨大な研究と実証に基づく理論も必要なわけです。ビジネスには感覚、感性も必要ですが、やはり努力してインプットしたことには価値があると思っています。マラソンと同じで、積み重ねた距離に価値があるように。

全然関係ないですが、ステイ先に王将があると王将ばかり行ってしまいます。
腹ごしらえも大切ですよね!

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走って読んで

梅雨のような天気の中、等々力陸上競技場の周りをランニング。

お盆休み中に加えて川崎フロンターレのゲームもないから、人通りもなく閑散とした中を黙々と8kmランです。8月に入ってから長い距離を走ることができていないので、こうして、数キロ、数キロを細かく重ねていかなくてはなりません。

湿度100%の中、一日中続く座学の疲労の解消、気分転換に、このように走り、大量に発汗することが出来るのはとても幸せなことです。さあ良質の気分転換も完了、今からはどっぷり読書の時間です。

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【実証実験】うん、やっぱり軽くて楽

昨日の記事で、酒を飲まない日は翌日が楽ですしね、と書きましたが、やっぱり楽ですね。

今朝は5時に目がパチっと覚め、6時前に家を出て10kmジョギング。身体は軽かったものの、6時台でも気温が高く、後半はバテてしまいました。下のセルフィーを見てもらっても分かるように、自撮りでもあごが上がってつらそうでしょう。ほんとに汗だくだったのです。

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長く走っていると分かるのですが、夏場でちゃんと走れるのは夜だけです。確かに朝は5時から明るいし、新鮮な空気は爽やかで気持ち良いんですが、日が昇ってしまうとあっという間に気温が上昇してしまいます。

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とはいえ、大量に発汗してシャワーを浴びると、頭もスッキリ。
朝から仕事に集中できると生産性も上がるし、気持ちが前向きになっていいことだらけ。

ちょっと、無理なく続けて行こうと思います。

MAKERS BAZAAR OSAKA

土曜日、大阪ATCで行われていたメーカーズ・バザールに行ってきました。

取引先から友人、知人までたくさんの方が出展、来場しており、とても楽しく見ることができました。電子工作からクラフトもの、3Dプリンターまで幅広いラインアップ。

家族連れの方も多く、プロから子供まで幅広く楽しめる場となっていました。僕も普段、電子工作に興味のない娘たちのために、共立電子さんで子供向けのワイヤーLEDキットを購入。家に持って帰ると、楽しそうに組み立てていました。

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会の終了後は、懇親会に出席させていただき様々なクリエイターの方と交流を楽しみ、その後、普段から仕事でも仲良くさせていただいているCADメーカーの皆さんと会食。

ものづくりには、エレキ(電子・電気)とメカの連携が必須ですが、飲みでもエレ・メカ協調設計は重要ですね。笑

さて、Quadceptは、8/5(土)、8/6(日)に東京ビッグサイト開かれる「Maker Faire Tokyo 2017」にスポンサー出展します。こちらも是非、来場くださいね!

蕎麦屋での酒場談義はジャズとゴルフ

蕎麦屋飲みは、居酒屋に行くのとは少し雰囲気が違います。小料理屋のカウンターとも少し違う。何が違うのか、明確に表現できるほどの語彙を持ち合わせてはいませんが、あえて言うなら「粋」ということになるんでしょうか。

昨夜は仕事帰りに少しクールダウンしたくて、一人で馴染みの蕎麦屋の暖簾をくぐりました。カウンター席で隣り合わせた常連さん方と、挨拶代わりの酒場談義。様々な話題の中で特に印象に残っているのは、最初にご一緒させていただいた紳士とのJazzトークでした。1961年、NYのVillage Vanguardで録音された、Bill Evans Trioの”Sunday at the Village Vanguard”は、なぜすごいのか、酔っ払った時はオスカー・ピーターソンではなく、キース・ジャレットが聴きたくなるよね、とか、共通かつ共感できる話が多く、ついつい盛り上がってしまいました。こんな話を延々と「初めまして」のお客さんと出来るのも、蕎麦屋ならではかもしれません。

閉店前に最後に残っていた常連さんとは二度目のカウンターでしたが、共通の趣味であるゴルフの話題から、ラウンドの日程まで決まり、それはそれで楽しみです。皆さん、年齢的にも大先輩の方々ばかりで学ばせてもらえることが多い上に、色々と気にかけていただけることもあり、幸せを感じます。

蕎麦屋飲みは、決してハードルが高いものではないのですが(費用もどちらかというと安い)、集まっている方が「粋」な方ばかり。もちろん店にもよるのでしょうが、どうもそういう傾向が強いように思います。

いずれにしても、Jazzとゴルフは人を近づけますね。

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多分、何かの制限がなければ、ずっと話し続けていれるような感覚

先日、所属しているランニングチーム「うめラン」の結成3周年懇親会が行われました。

ランナーの皆さんとは、時間を忘れるくらい話が弾みます。多分、何かの制限がなければ、ずっと話し続けていれるような感覚です。

マラソンは克服型スポーツの代表です。誰しもタイムを1秒でも縮めたいし、1mでも長い距離を走れるようになりたい。願わくば、笑顔で楽に走りたい。そのために、雨の日も風の日も、仕事で疲れていても走りに行きます。仲間たちのサポートもあります。支えたり支えられたりして、大会本番を迎え、辛さや楽しさや達成感を同じように経験する「同志」。共感し合える仲間同士の絆は、ランという共通言語で結ばれています。

僕は参加させてもらってからまだ一年未満の新人ですが、一人で黙々と走っていた孤独ランナーの時とその後では、分かりやすい言葉で言うと、ラン人生が変わりました。ルールを尊重しながらも、みんなとても仲が良い。気持ちの良い方ばかりで、いつも感謝しています。

「走ることが好き」という共通項の元に集い、緩やかだけど、相互の信頼と思いやりと尊重によって固く結ばれる集団(コミュニティ)があるというのは、これからの社会を生きていく上で、一つの型になるでしょうね。

皆さんにも走ることをオススメしたいですが、そうでなくても、趣味を持ち、同じ趣味の仲間で集まるというのは、やはり良いことです。

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うめランといえば、大阪城。
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あんたみたいな若いもんは、そんなところに並んでちゃいかんよ

どうやら今年のシーズン初戦は、サンフランシスコの南に位置する、San Pedro Valley で開催される「Pacifica Summit Trail Run 30km」 になりそうです。9月にシリコンバレー出張があり、現地のビジネスパートナーから、「週末はこんなレースがあるので、是非出よう」とのお誘いがあったのでした。

大会のWEBサイトを見ると、累積標高が4100FTとあります。つまり1250mですから、30kmと行っても感覚的にはロードの40km〜50kmくらいに感じるレースとなるでしょう。昨年の「六甲Sea to Mountain ハーフトレラン」のしんどさ(累積標高1300mくらい)を知っているので、これはしっかり準備をしなければ大変なことになる、と身体が警告を発しました。いつまでもロードをちんたら走っていては全然ダメな訳です。レース本番まで残りニヶ月と少ししかないし、これは山に行かねば、と、家から徒歩で行ける高座の滝を目指しました。

梅雨の合間の晴天ということもあり、芦屋川駅はハイカーでいっぱい。もう本格的な夏山シーズンが始まっているようです。この状態では高座の滝からロックガーデンまで渋滞が起こるだろうなと予想し、コース取りを考えていたのですが、やっぱり王道ルートを登ることにしました。

トレイルランナーの方ならきっと同意いただけると思うのですが、登山道を走っていると(歩いていても)、ウエアやシューズ、軽装のリュックなどのスタイルを見て、すぐに、あ、こいつは走ってるヤツだとバレてしまうのです。そうすると、ありがたいことに、お先にどうぞ〜と皆さんに道を開けていただけるのですが、開けていただいたからには、ありがとうございまーす、すいませーん、横とおりまーす、などと言いながら颯爽と走り抜けていかなければなりません。これがなかなか良いトレーニングになるのですが、キツイ登りなどでは辛くもあるのですよね。

IMG_3010(写真:iPhone セルフタイマー)

さて、ハイカー渋滞が発生していたロックガーデンの入り口にある登りに差し掛かった時、列の最後尾にいたご老人が、後ろの僕に気付き、「ワシなんか80歳やけどな、こんな前の列見たら迂回路登って先回りするねん、あんたみたいな若いモンがこんな列に並んどったらあかん、この辺はどこからでも登れるから脇道行きなさい」と叱咤激励してくれました。ほれ、はよ、ここから登れ、と急かされるものですから、僕も、ありがとうございます(41歳だから若くはないんだけどな、あ、でもご老人の半分か、なら若いわな)と考えつつ、ではルート変えます、と、知らないけもの道を登り始めました。六甲は庭みたいなところとはいえ、けもの道一本一本まで熟知している訳ではありません。でも、方角さえ知っていればなんとかなります。

少し登ったところで、後ろを振り返ってみました。するとさっきのご老人がまだ下で僕の様子を見てくれていたんです。ああ、この人はやっぱり山男だなと確信しました。こいつは登り慣れてそうだから分かるだろうと思って、ほれ行けとは言ったものの、万が一デタラメなルートを取ってしまわないか、そうなら、下から大きな声でガイドしてやろうと、ちゃんと目線で確保してくれていたのです(多分)。さすが、山男。

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ロードはロードの良さがありますが、山は山の良さがあります。
まず、人とのコミュニケーションがたくさんあります。いろんなハイカー、ランナーとすれ違う時、休憩している時に挨拶や会話が生まれます。何人かのトレランナーと、暑いですね、川に飛び込みたいですわ、などと言葉を交わしました。これは山の良さですよね。

初戦のトレランレースが決まった今、ロードだけでなく、山に行くことが多くなりそうです。

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王将は最高のエネルギーの源

あまりコンディションの良くない時に走っていると、身体が本当に錆びたロボットのように動かなくて、一体何をエネルギーに変えて走れば良いのかと思ってしまうほど重たく、辛いものです。

どんなことでもそうだと思いますが、何かしらすべきことがある時には、達成後のご褒美をイメージすることが一番てっとり早く頑張れる方法ではないでしょうか。土曜日のランはまさにそんな感じ。体調が悪かった一週間をそのまま表すかのような身体の重たさでした。

関西のランナーにとって、鳥貴族と王将は最高のエネルギー補給の場だと思いますが、ちょうどゴール近くに王将があり、そこを目指すことにしました。最後の方は、「ビール、ビール」「餃子、餃子」と心の中で唱えながら一歩一歩足を踏み出して達成したご褒美が、こちら。

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喉の痛みや咳などで、これは風邪なのか?アレルギーなのか?と思いつつ、食事の後、まあ寝たら治るかと思って横になったら、そのまま明け方。身体が睡眠を欲している時は、そのようにさせて上げましょう。

というわけで色々とすべきことが溜まっていますが、ご褒美を目の前においてがんばることにします。