人が場所をつくる〜 産学官民連携・KNS定例会

楽しみにしていた、KNS(関西ネットワークシステム)の第61回定例会が関大梅田キャンパスで開催されました。KNSとは関西最大規模の産学官民連携団体です。僕はそのコンセプトに大変共感しているのですが、それは下記のようなものです。

産学官民メンバーが、互いにフラットな関係性を築き、自主的かつ積極的に交流・協働していく人的ネットワークに支えられた異分野コミュニティです。メンバー相互が、背中に背負った看板を脱ぎ捨て、個人的立場で参加しています。

産学官民連携はコミュニケーションからはじまる(KNS公式WEBサイト)

この精神こそ、まさにオープンイノベーションであり、基調講演でお話させていただいた内容とも被りますが、異分野の緩いつながりと助け合い、ボランティア精神が醸成され、そのような人々によって場が形成されて新しいものが生まれる素地となっていくのだろうと思うのです。

少し大きい話ですが、世界中から人・物・金が集まるようなシリコンバレーや中国・深センのように、量や規模ではなく、質と先進性で勝負できるのが日本だと思っていて、それは例えば、日本にしかできないような

先進国でありながら超高齢化社会
15年後に3軒に1軒が空き家という人口減少
シュリンキングエコノミー(撤退戦の経済学)
エコ

などの分野で、世界のロールモデルとなるようなビジネスや手法を生み出していけば、まだまだリードできるのではないかなと思っています。もちろん、僕が身を置くテック業界もまだまだ革新の余地はあります。

それにしても、講演の後に続いた200名近くの皆さんとのグループに分かれての井戸端会議や、交流会、二次会にいたるまで、とても楽しく、学びとパワーをいただきました。

また、交流会でお話させていただいた若い方々の問題意識の高さとモチベーションは本当に見習うべきところです。

写真をたくさん撮ってくださった愛するうめランの皆さん、そしてKNS世話人の皆さん、基調講演のオファーをくださった敬愛する堂野さん、関大の皆さん、そしてお会いしたすべての皆さんに感謝です!

二次会の写真をお借りしました。笑

 
 
 
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肩が重たい時は走るに限る

肩が重たく感じるので、昨夜と今朝の早朝に連続ラン。
夜の涼しさと明け方の爽やかさにありがたみを感じる季節になってきました。日中走るのはもう無理ですね。夜でも朝でもしっかり走れば発汗もできて肩のうっ血もスッキリするものです。

さて、明日は関西ネットワークシステム(KNS)の第61回定例会が関西大学 梅田キャンパスで開催されます。「オープンイノベーションから生み出される革新的な製品とサービス – シリコンバレーの文化とコミュニティから日本が学べる点とは – 」というタイトルで基調講演を行わせていただきますが、50分にギュッと凝縮した内容でお送りしたいと思いますので、参加される皆様、どうぞよろしくお願いいたします。

学びに交流に。
最高の週末になりそうです。
 
 
 
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書き始めて14年目。日々を丁寧に塗りつぶしていきたいと思います

バタバタしていたら今年もつい忘れるところでした。毎年6月はこのブログの誕生月です。2005年6月からスタートしたこのブログも満13歳になり14年目を迎えました。長いこと続いているなという実感は通り越し、今では生活の一部になっています。こういうのをライフログというんでしょうね。

この時期になると思い出すのが、ブログを始めた当初、スペイン在住の読者の方がコメント欄に残してくださった「毎日を丁寧に塗りつぶされていますね」との言葉です。

ただ漫然と日々を過ごし、年齢を重ねることだけは避けたくて、一日一日を丁寧に塗りつぶしていくこと、そしてそれを習慣化するということだけは意識してこれたのではないかなと思っていますし、それが外部によって提供されるSNSサービスなどではなく、過疎化していようが読者が少なかろうが、個人サイトでやってこれたということも良かったと思っています。流行り廃りもありませんし、自分がやめない限りはサービスが停止することもないですから。

とても独りよがりですけどね。

でもライフログって、極端に私的なものなので、そもそも独りよがりだから、あまり読み手のことを意識して書いているということもありません(じゃあ公開するなよとの声もあるでしょうけれど)。好き嫌い、批判と同調の両方はあるでしょうけど、結構、自分の好き勝手書いていますから。

「習慣化」というのは、相変わらず自分の中では大きなキーワードです。

特別なスキルも、才能も持たない人間にとっては「コツコツと積み上げること」が唯一成長するための手段だと思いますし、そのためには習慣化することが必要かなと。仕事もマラソンも勉強も。欲をいえば、スティーブ・ジョブズがスタンフォード大学のスピーチで残したように、そのことを「好きになる」ということですよね。好きなことは、人間勝手にやりますから。僕が飛行機や空港のことを書くのと同じで。

というわけで、今年もコツコツと日々を丁寧に塗りつぶしていきたいと思います。

どうぞよろしくお願いいたします。


 
 
 
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写真に収まる風景とアルバムのジャケット

今日はあいにくの雨模様となりましたが、、昨日の朝は久しぶりに6時台の早朝ランに出掛けました。朝の空気は爽やかで涼しいのですが、さすがにこの季節になると陽射しがキツい。影のないところを走ると、汗がダラダラと流れます。

毎日こんな天気なら良いのに!

六甲山もくっきりと見えていたのでインスタしてしまいました(写メとは言わない)。後から見返してみると、海の上を飛ぶ一羽の鳥が。写真左上の黒い影がそれです。

静かで凪いでいる海と、飛ぶ鳥の躍動感との対比。あれ、これどこかで見たような気がするなと思って考えていると、そうだ、ハービー・ハンコックの名盤、1965年録音の Maiden Voyage のジャケットのイメージと良く似ているなと思ったのです。

構図もデザインも全然違うんだけど、静かな海と、海面を滑るヨット。静と動の対比。アルバムタイトルともなっている一曲目の「Maiden Voyage」も疾走感のある曲となっています。53年前のアルバムですもんね。JAZZの世界はすごいです。

ちなみに、女性のハイヒールをみると、ソニー・クラークの Cool Struttin’ のジャケットが思い浮かびます。


 
 
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週末に向かう空港

金曜日の夜の羽田は、それぞれの旅路を急ぐビジネスマンや旅行者で溢れています。世間は週末に向かっていますね。

三日間に渡る展示会も一旦終了。
今回もたくさんの来場者で賑わいました。お立ち寄りいただいた皆様、ありがとうございました。土日は一旦、骨休めです。


 
 
 
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6月23日(土)は、KNSの第61回定例会 in 関西大学梅田キャンパスですよ

関西最大級の産学官民連携ネットワーク「関西ネットワークシステム(KNS)」が主催する61回目の定例会は、6/23(土)に関西大学梅田キャンパスとの共催により開催されることになり、今から楽しみです。

前回は3月に甲南大学で発足15周年記念大会が開かれ、とても刺激的かつ楽しい内容で学ばせていただきました。特に、基調講演で登壇された甲南大学経済学部 経済学科教授の市野 泰和先生のお話、「お金もうけのためでなく、人にやさしくするための経済学」をはじめ、150人の皆様のプレゼンも最高でした。

さて今回の61回目の定例会の基調講演ですが、あろうことか、この私が講演者として指名いただきました・・・

報告会ならまだしも、基調講演50分、しかも前回の市野先生の後ということもあり、「絶対にスベってはいけない・・・」とプレッシャーを感じていますが、面白いお話ができると思いますので、ぜひ、関大梅田キャンパスでのイベントにご参加ください。「産学官民連携」はまさにオープンイノベーション。最近セミナーなどでお話させていただくテーマと一致しますし、そこに、少しテクノロジー、プロダクトのお話や、シリコンバレーのカルチャーやトピックなどを散りばめて、最後は「大阪の中小企業のサラリーマンなめんな!」というメッセージでまとめていきたいと思います(←ウソ)。

色々とメッセージを発信させていただきます。どなたでも参加可能です。

イベント詳細はこちらから
https://www.facebook.com/events/251745902243529/

自分にとってのサードプレイスを縦横無尽に行き来した一週間

怒涛の一週間も、あっという間に金曜日です。

滅多にないことなのですが、火、水、木の三日間、ブログの更新を飛ばしてしまいました。それくらい、あちこち走り回っていたという感じです。忙しくて追われているというよりは、いろんな場所で人と会い、自分にとっての「サードプレイス」、つまり自宅(ファーストプレイス)でもなく、職場(セカンドプレイス)でもない、自分らしさを取り戻せる第三の場所を毎晩のように渡り歩くような本当に充実した素敵な一週間となりました。

振り返ってみると、週明けの月曜日は所属しているランニングチーム「うめラン」(まさに、僕にとってのサードプレイス!)の練習後飲み会に始まり、

水曜日の夜は、今年2回目のグローバル人事塾(これも自分にとっての、まさにサードプレイス!)in大阪を開催、キャリアソリューショニスト・京都造形大教授の本田ポンタ先生の楽しいワークからキャリアデザインを学び、

昨日は、朝から東京に飛んで、クライアントとの商談とワイヤレスジャパンで顧客周りとミーティング。ここでは、Quadceptのユーザ様同士を紹介させていただいたりし(ハードウエアって本当に楽しいですよね)、

夜は、北浜のTHE LINKS(ここも僕にとってのサードプレイスだ!)でセミナー登壇させていただきました。参加者の皆さんの熱心な聴講に僕もかなりテンションが上がってしまいましたし、どこから情報を聞いてこられたのか、取引先やラン仲間たちも参加していただき、アフター飲み会も含めて楽しい一日となりました。

どこに行っても、仲間がいる。

これって本当に幸せなことだと思います。僕の人生のテーマは、利害関係のないコミュニティ、友人、仲間をとにかく数多く作ること。これ、昨夜のセミナーのテーマの一つでもある、「オープンイノベーション」に深く通じるんです。自分から動けば、どこにでも行き、誰とでも会える。

今週もたくさんの仲間や友人、知人との時間共有、そして、新しい方々との出会いがありました。みなさん、ありがとうございました!
 
 
 
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時代の流れは中学校のトイレで感じろ

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娘の中等学校の文化祭。

今時の学校らしく、たくさんの催し物でとても賑やかでした。中高一貫で6学年あるのも多様性が出て良いのかもしれません。さて、そんな楽しい文化祭に朝イチから参上したのですが、早起きしてバタバタと準備して行ったからなのか、途中でトイレに行きたくなりました。

ウォシュレット必須のデリケートな*と、ガラスの腰・膝の両方を持ち合わせている僕としては、しゃがみ続けるのは過酷。最悪、ウォシュレットはなかったとしても、なんとか洋式でお願いします、となるわけです。

だって、中学校のトイレですよ? 
2000%、和式ですよね。

それに、中学校のトイレって僕たち世代としてはまったく良いイメージないじゃないですか。ケンカの温床、いじめ。(大)なんかしようものなら、その学年生活が終わるまで、うんこまん、というあだ名決定。学校のトイレ=世紀末の世界なんですよ。

そんなイメージに加え、ガラスの*、膝、腰の具合を考えつつ、最悪、教室棟のトイレが和式であった場合、来賓用のちょっと良いのがあるはずだ、そのちょっと良いトイレを、使える情報網すべてを使って探し当て、ありとあらゆる力とルートを駆使して(そんな力ない)使わせてもらおうとすら思っていました。

さて、どれどれと、教室横のトイレに入ると、目を疑う光景が広がっているではありませんか。

今時の学校のトイレってこんななの!?

一番近いイメージでいうと・・・タオルのないゴルフ場のクラブハウスのトイレ。ゴルフをしない人のためにいうと・・・ちょっといいホテルのロビーのトイレって感じでしょうか。

なんと、全部洋式、ウォシュレット付き。
男子用小便器もセンサー付きの自動洗浄。洗面台の蛇口ももちろん自動。

大学ならまだしも、すごいですよね、びっくりした。そして全く期待していなかっただけに、喜びもひとしお。自分が知っている中学校のトイレは30年前ですから、そりゃ時代も変わるのは分かりますが。それにきっと、自分が中学生だった頃も、大人からしたら、

なんでボットンじゃないの?
なんで水洗なの?
タイルってマジかよ!
便器は陶器かよ!

とか言ってビックリしていたはずなんですよね。

10年一昔といいますが、30年前なんて大昔。そりゃ時代も変わります。いつまでも「自分のイメージ」「自分の当たり前」を語っていたらダメですよ、大人の皆さん。

す時代も環境も、常識も変わりますから。
変化に柔軟にいたいものですね。
 
 
 
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「お世話になりました」感謝の気持ちを形にするということ

先日、とても嬉しいことがありました。

久しぶりに馴染みの蕎麦屋に行くと、「松田さん、これ預かってたんです、やっと渡せるわ」と女将さんが出してくれたのは、素敵な包み紙に入ったスコッチ・ウイスキー。今年大学を卒業し、新社会人になったばかりの爽やかカップルからの贈り物でした。

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初任給が入ったので、お世話になった松田さんに。とのことだったようです。涙が出ますよね。

彼らは学生時代から知っていて、色々と就活のアドバイスに乗ったり、ご飯に行ったりしていたものの、そんなにお世話らしいお世話も出来ていなかったのに、こうして初任給でプレゼントをいただくなんて、まるで子どもから貰うようなもので嬉しいですね。

しかも、ハイボール好きの僕の好みを知ってか、ハイランドウイスキーのグレンゴイン10年。これは楽しみです。

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お世話になりました、感謝の気持ちを形にする。

当たり前のようで、なかなか出来ないことだと思います。20歳も年が違う若者から、感動と共に学びもいただきました。
 
  
 
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雨とジャズとエアポートとおじさん

ゴールデンウィークが終わり、怒涛の一週間がスタートしました。
そしてそれを待っていたかのように、雨が降り出しました。

雨と言えば、ジャズ。

雨とジャズの関係性は分かりませんが、酒とジャズの関係性については随分前にTwitterに投稿した記憶があり、なんだったっけなと検索してみると出て来ました。

ジョギングにはまる理由と、大人が酒を飲みながらJazzを聴く理由が昨夜分かったような気が。前者は先が見えない時代のフラストレーションがベースになった「実行、達成」の可視化、後者は人間の濃く暗い闇を背負ってくれてるJazzの歴史、懐の深さ。

2011年の2月、7年前の投稿ですが、まあ、分かったような分からないような、適当な文章です。きっと酔っ払っていたんでしょうね。バカだなあ。

ーーー

人間って過去に書いた文章をたまに思い出すことがあるようです。

そんな時、自分のライフログとして、あるいは文章やフレーズをスケッチとしてブログに書き留めておくと、後から検索して探せるので便利です。僕はこのブログを2005年6月からスタートしているので、丸13年分の文章がインデックスされています。例えば、走ることを始めたのはいつだったけなと思って検索すると、8年前の2010年くらいからジョギングを初めていることも分かります。

最近ある人と話している時に、「自分のライフログはFacebookやTwitterなど特定の企業が提供しているSNSプラットフォームではなく、自前のドメインと自分がレンタルしているサーバに設置している個人サイトで残したいんですよね、あはは」と、どうでも良い主張を繰り広げていたのですが、その主張の理由は、不可抗力や流行り廃りで自分が書き溜めたことが消えてなくなってしまう(可能性がある)ということが、なんだか不安に感じることから来ているようです。他人の事情で自分の人生の一瞬一瞬を左右されたくないというか。

最近では、事ある毎に空港やラウンジや飛行機の写真をSNSにアップする「エアポート投稿おじさん」が批判の的になっているようです。僕の場合はこのブログのカテゴリに「飛行機・空港」があるほど、空港のあれこれをアップしていますが、SNSではなく個人サイトでやっていることなので、なんとなく免責できる気もします。笑

こちらは半年前のシンガポール・チャンギ国際空港。
機内から雨の滑走路を見つめていました。
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