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この土日、まあ、とにかく良く動きました。
毎週末のことですが。
まずは庭掃除ビフォーアフター。
子供たちと公園へ。
さくらんぼが実っていますが、もちろん食べれません。
海にはヨットが。シーズンですね。
二日連続ランを達成。今日は全ての予定を終えてから8km。
高速の側道から見えたマジックアワーが何よりのご褒美です。
では、今週もがんばりましょう。
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絶好のマラソン日和(行楽日和)となった日曜日。
二年連続で芦屋国際ファンランに参加しました。走るには気温が少し高めかな、という時期に開催される大会ですが、桜を見ながらのランは本当に気持ち良く爽快です。また地元ということもあり、家から歩いて行けること、いつもトレーニングをしているコースを走れるということもあって気楽に参加できるのも魅力。今年は父と長女が3kmのファミリーランの部に参加しました。
スタート前に親子三代で記念撮影。
次女は5歳なので来年から参加できます。
長女も一生懸命走って、おじいちゃんと一緒にゴール!
顔を真っ赤にしながら良くがんばっていました。
なんだか感動してしまった。笑
さて、メインとなる公園は桜満開。
中・高校の同級生N君と約20年ぶりの再会!
Facebookがつなぐ縁ですね。嬉しかったなあ。
一緒に出場した仲間も交えて皆で記念撮影。
スタート直前。
レース前半は景色を楽しみながら本当に気持ち良く走ることができました。
このままいいペースでゴールできるかな、と思っていたのですが、残り3キロペースが全く上がらず・・・体力的には問題なかったものの、足が前に出ない。明らかに準備不足です。最後に顕著に現れますね。結局、目標にしていた1時間40分を切ることはできませんでした。マラソンなめたらあきません。良い勉強です。
一緒に走ったみんなもそれぞれ無事にゴール。レース後は自宅でシャワーを浴び、家族、そして親しい友人達も来てくれて狭いリビングでハウスパーティー。飛び入りで遊びに来てくれた友人達もいて本当に楽しい夜となりました。(またもや若干飲み過ぎてしまいましたが・・・)
これで春までのマラソンシーズンは終了。
次は10月の諏訪湖ハーフマラソンか、11月の神戸か・・・と考えていますが、ちょっとの間、マラソンは休憩です。次シーズンは少しペースを落としての参加となりそうですが、ランニングだけはずっと続けていきたいと思っています。なにせあの爽快感がたまりませんから。
皆さん、お疲れ様でした。
差し入れ持ってくれたり遊びに来てくれた友人の皆さんもありがとうございました。ホスト役の僕はいつものように飲み過ぎてしまい行き届かないところがあったと思いますが、これに懲りず、また参加してくださいね。
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マラソンの翌日に有給休暇を取る人は本当に多いのだけれど、
僕は過去ニ回のフルマラソン、そして過去三回のハーフマラソンを
含めて月曜日を休みにしたことはない。
別にドヤ顔で言っている訳でもなく、
本当はめっちゃ休みたい気持ちになるのも事実なのだけれど、
月曜日はとにかく忙しいこと、そして大切な会議が目白押しなの
とで休むに休めない。(別に休みたいとも思わない)
そんな訳で、
マラソン明けの月曜日は筋肉痛との戦い。
まず、駅の階段が難所。
上りはともかく、下りが大変。
手摺につかまり、カニのように横歩きで降りる。
周りから見れば無様な格好だけど、
気にしている余裕はない。
そして、こんな筋肉痛になるのなら、
もっと練習をしておかなければ。。。と自責の念に
囚われることになる。
ただ一つ言えることは、初マラソンだった奈良に比べれば、
筋肉痛が大分マシになったということ。
一度走ると体が覚えるんでしょうね。
次回は絶対に練習するぞ!
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人生二回目のフルマラソン。
場所は兵庫県の小京都と呼ばれる兵庫県篠山市。
風情溢れる城下町と田舎道を走る歴史の長い大会です。
元々、篠山は好きな町だということ、
そしてABCマラソンは有名でレベルの高い人が集まる大会でも
あるということでエントリーしました。
準備不足、足に違和感がある中での当日。
こちらはドキドキのスタート前です。
沿道には福井県高浜のゆるきゃらも・・・
バランスを崩してつんのめる瞬間も。笑
スタート前は曇天だったのが、
スタート直後から雨が降り始めました。
体温が下がり、辛いレースです。
また12月の奈良マラソンで足を痛めていたので、
1月、2月の走りこみが足りず、
25km過ぎると一気に足に負担がかかりはじめました。
サブフォーの方々は最低でも月間150km~300kmくらい走ると言います。
僕は1月80km、2月は50km程度して走れていません。
今回も極限状態、体力も精神力もギリギリ。
奈良で経験したあの「死にそうな程辛い状態」です。
足はつり、前に進めない。
それでも、雨に濡れながらでも応援してくれる
地元の方々の声援や差し入れ、
そして丹波篠山名物の「しし汁」(豚汁の猪版ですね)の
炊き出しをいただき、体を温めながら気力で走りました。
最後の5kmは時間との戦い。
ここまで来たら二連続サブフォー(4時間以内)でゴールしたい!
この気持ちだけでストップウォッチとにらめっこしながら、
残り時間と距離を計算し、なんとか倒れこむようにゴール!
結果は3時間57分。
ギリギリ過ぎてサブフォーというのも恥ずかしい結果ですが、
なんとか二連続の4時間切りを達成しました。
ゴール後もしし汁が振舞われます。
これが冷えて疲れた体に染み渡りめちゃくちゃ旨い!!
結果的には、完走+今回もギリギリサブフォー達成という結果で良かったものの、
やはり真剣に練習しなければ、レースでは苦しい思いをすることを
実感しました。
痛めていた足も大丈夫でしたので、
疲れが取れたらまた、本格的に練習に励みたいと思います。
とりあえず、今シーズンのフルマラソンはおしまい。
自分にお疲れ様と言ってあげたいですね。
来月は芦屋国際ハーフマラソンです。
ハーフは、まだ気楽に走れるから大丈夫。
レクレーション感覚で楽しみます。
お世話になった皆様、応援メッセージいただいた皆様、
ありがとうございました。
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ランニング用のイヤフォンは消耗品。
一番の大敵は「水分」。
真夏は汗を大量にかくためクリップが錆びたり、
防水加工のものでも片耳から音がでなくなったりする。
走っている最中に手でコードをひっかけて
断線したりもするから高級品は買わない。
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さて、ここ一年程使っていた
ランニングイヤフォンがついに片耳故障。
悩んだあげく、
adidasとSennheiserのコラボ商品がいいかな・・・と
思ってヨドバシカメラへ。
まあ、僕が普段使っている2000円くらいのものからしたら、
Sennheiserは高級品。
デザインも良いので購入目的で試聴させてもらったが、
耳にスッポリと入らない。
音は確かに良いけど、5000円前後の商品はSennheiserの中では
リーズナブルなラインアップのため、まあそれなり、という感じ。
僕的には2000円程度の他社イヤフォンと音質的に
あまり変わらないような気がした。
そもそもランニング中は「音を楽しむ」ことが目的ではないし、
高級品のように「密閉して周りの音が聞こえない」というのも
逆に危ない。
色々と考えたあげく、
結局いつものように2000円のJVCのランニングイヤフォンをゲット。
試してみたけど十分。
日曜日のマラソンは、
新品のイヤフォンでがんばるつもり!!
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初ランは祖母宅にて。
2日から一泊で広島県に滞在。
家族皆で祖母に会いに行った。
祖母も高齢ながら、まだまだ元気一杯で安心。
叔父や従兄弟とも宴会を楽しみ、
毎年恒例の正月を過ごした。
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年末年始にかけて食べて飲んでばかりだったので、
広島にいる2日に初ランを予定。
(箱根駅伝に影響された訳ではないけれど・・・)
今年はそのつもりで、
ちゃんとシューズやウエアも持参。
到着してすこし休憩してから、
弟と一緒にランニングをすることにした。
ちなみに弟は自転車で伴走(笑)
兄に影響されてか、
今年の諏訪湖マラソンにエントリーしたいらしく、
ジョギングを始めると豪語していたが、
果たしてどうなることか・・・笑
さて、田舎道を10kmラン。
田んぼや山を見ながら走る。
最初は寒いけれど、すぐに体が温まる。
コースもフラットで走りやすい。
何より弟が伴走してくれているので、
会話をしながら楽しく走れる。
凛と澄んだ田舎の空気。
ランの方はハイペース。
10.55kmを4.43/kmで。
かなり気持ち良く走れたのは、
弟の伴走のお陰かな。
走った後すぐに近場の温泉へ。
露天風呂で汗を流し、
硬直した筋肉をほぐす。
もちろんその後は、ビール。
走った後のビールはなんで
こんなに旨いのだろう。
ああ、日本の正月、
至福・・・
・
こちら中国地方のお雑煮。
これにブリや牡蠣が入る。
関西は白味噌だけれど、
中四国はおすましのところが多いみたい。
どちらの雑煮も大好きだ。
・
ラン後の楽しみは、
とにかく、風呂とビールとご飯。
という訳で、
宝塚ハーフを一緒に走った皆様と、
「ナチュールスパ宝塚」にて、お風呂です。
会場から近いこと、
そしてマラソン参加者には割引が適用される
ということでランナーの皆様も多数。
冷えた体に熱い湯が染み渡る・・・
至福・・・
その後、同じ施設内のレストランで、
待ちにまったビール!!!!!!!
温もった体にビールが・・・
五臓六腑に染み渡る・・・
熱々のグラタンとともに・・・
皆でひとしきり飲んだ後、電車で帰宅。
娘達と遊んだ後に妻の許可をもらって
苦楽園のバーンズへ。
年の一度のおでん食べ放題、
飲み物食べ放題の日。
今日はパパのご褒美。
マラソン後は飲んで食いまくるのです。
(フルマラソンの後は
そんなに食えませんでしたが・・・)
常連さん、大集結。
悪い大人の兄貴達と・・・
シャンパンいただきーの、
マッカラン飲みまくりーの・・・
皆様、濃過ぎ、悪過ぎます。
ひとしきり飲んだあと、
電車で芦屋川に移動してフロムウェストへ。
ここで偶然、たーる君に遭遇!
お互い、なんでいるの!?とびっくり。
彼は近所のホームパーティーに呼ばれていたらしく。
こういうセレンディピティがあるから嬉しい。
ラン後のご褒美。
これに関してはゴルフ後の飲みよりも
充足感があるかな。
プレー中の苦しさが違うからかもしれないw
これも走っていることの楽しみの一つだ。
・
忙しかったので、
バックデートで記事の更新。
恐らく今年最後のランニング日記。
先日23日(金)の宝塚マラソンのレビューをしてみる。
奈良マラソンを走った後だったし、
今回は前職時代のボスや後輩を始め、
仲間たちと一緒だったので気分的には「ファンラン」。
タイムも気にせず。楽しく走ろうと思った。
「奈良」に比べたらノンプレッシャー。
気が楽だ。
しかし、
この日、気温は10℃を下回る寒い一日。
皆で記念撮影。
テーピングだらけのこの足を
信じるのみ。
スタート前です。
市長(めっちゃ元気なおばちゃま)と
ヅカスター3人が見送ってくれる。
途中で細い箇所もあるけれど、
基本的には武庫川の河川敷沿いがコースなので、
フラットで走りやすい。
ただ、河川敷であるがゆえ、
土の上を走るところも多く、
風が吹けば砂塵が舞い、結構苦しい。
そして折り返しからの復路。
北風が強くなり始める。
強風の向かい風の中を走ると、体力を著しく消耗する。
できるだけ重心を落とし、
前を走る人の背中にぴったりとくっつく。
こういう時は、鳥の群れよろしく、
皆で固まって走るしかない。
また、河川敷を走るレースのために、
大きな力になる「沿道の声援」がなく、
自分で自分のモチベーションを上げて
行かねばならん。
今年走った、芦屋、諏訪湖、奈良、全て、
沿道が素晴らしかっただけに
宝塚はちょっと寂しかったかな。
苦しかったが、なんとか
ラストまでペースを落とさずに
走り切ることができた。
タイムは、
またまた自己ベストの
「1時間40分07秒」(参考NETタイム)!
NETタイムは参考とは言え、
あと7秒が惜しかったなー。
来年4月の芦屋国際では100分切りたいな!
楽しみは後回しでってことで。笑
一緒に走ったメンバーも、
足のアクシデントがありながらも、
全員完走!
今年最後のハーフマラソン、
自分でも満足の結果。
これで気持ち良く年を越せます。
年末年始は、ランニングもちょっと休憩。
1月からは3月の篠山ABCに向けて
鬼のトレーニング開始の予定だし、
ちょっと休んで英気を養います。
皆様、お疲れ様でした。
・
昨日の続きを。
(ランニングブログのようになってしまい、
興味のない方には全く面白くない内容かもしれませんが、
もうちょっとだけお付き合いください。笑)
さて、まずは前置き。
本年初頭、
2011年の目標として掲げた「フルマラソン完走」。
目標を完遂するに当たり、
フェーズを区切ってトレーニングする計画を立てた。
具体的にはフルまでにハーフマラソンを2本走り、
月間トレーニング目標として50km以上を走行するというもの。
このブログを読んで頂いているからは良くご存知の通り、
平日は遅いし飲みも多いし土日も予定をビッシリ入れる
「貧乏性」のワタクシ。
トレーニング時間の捻出が難しいと思われたけれど、
とにかくやってみることにした。
まず始めに、
4月の芦屋国際ハーフにエントリーして感触を確かめ、
月間50km~70kmを目標にランニングを継続。
(芦屋では初ハーフにしては1:47という好成績をマークした)
熱い夏場も熱中症に気をつけながら乗り切り、
なんとか10月を迎えた。
10月はフルの前哨戦となる諏訪湖ハーフマラソン(10/23)が
控えている。
諏訪湖マラソンは、
いつも訪れる八ヶ岳ベースのお足元ということもあって
楽しみだったし、とても気合が入っていたため、
かなりハイピッチでランニングを重ねた。
しかし、それが仇となり「ランナー膝」に・・・。
つまり、膝が痛くて走行不可能、
歩行もままならないというもの。
当初は半月板も疑ったけれど、
整骨院の先生に診てもらったところ、
筋肉の痛みということで「時間薬」が効くと聞き、
キネシオテープを貼って膝を補強。
日頃はストレッチのみでレース当日まであまり無理せず、
ランのペースも落とした。
迎えた諏訪湖本番。
膝に若干の違和感が残っていたものの、
なんとかペースも落とさず走りきり、
自己ベストの1:43をマーク。
これが自信になった。
日頃のランでも10km~15kmくらいは
楽に走れるようになった。
膝の痛みも和らぎ、
11月は月間走行92kmをマーク。
12月に入ると忙しかったり忘年会シーズンがスタートしたり、
バリ旅行に行ったりと、走る時間を全く確保できないまま、
12月11日の奈良マラソンを迎えた。
・
さて、前置きが長くなったけれど、
初のフルマラソン、そこで何が起こったか。
簡単だけど時系列に追ってみる。
【スタートから21km地点まで】
準備不足で焦る気持ちをなんとか押え、
事前走行を無理しなかったお陰か。
はたまた、炭水化物多めの食事を意識していたのが
良かったのか、スタート直後から気持ちよく走れた。
コースもフラット。
平城京跡や奈良公園、春日大社といった観光名所を見ながらの
走行は気持ちいい。加えて沿道で繰り広げられる
太鼓や演奏の数々、皆さんの声援にもパワーを貰える。
カメラにピースをし、
手を差し出してくれる沿道の園児達や
少年野球チームの小学生達とハイタッチをし、
老人ホームや介護施設の前に車椅子を並べて
応援してくれているじいちゃんばあちゃん達に
手を振りながら走る。
楽しくて楽しくて仕方がない。
応援してくれる全ての人に感謝しながらランを楽しんだ。
これぞ大会の醍醐味。
要所要所に設置している給水所では
必ず水分補給し、配られる飴(塩熱飴という)をなめ、
こまめにエネルギーチャージ。
トイレにも一度行ったかな。
21kmまでは割と楽に走り、
1時間45分程度で通過。
この辺りでゲストの有森裕子さんともハイタッチ。笑
【21km地点~35km地点まで】
ここからが大変だった。
21kmを超えると未知の領域。
しかも折り返しの天理からは
山登りがスタートする。
この辺りから足と尻にハリを感じ始める。
天理大学で配られているぜんざいをいただき、
給水所ではバナナやチョコレート、水分を補給、
ストレッチ。
それでも登り坂がスタートすると
腿がつってしまい、ついに足が止まってしまった。
急いでストレッチをしてちょっと休憩し、
また早足で歩き始める。
足がつっては止まる、少しマシになったら走り始める。
ひたすらその繰り返し。
結果的に25km~35km辺りまでが
本当に辛かった。
体力は十分にある。気力もみなぎっている。
しかし、足が「物理的に」動かない。
後ろからはランナーがどんどん追い越していく。
皆辛い顔だけど、なんとか走っている。
しかし、自分は・・・足が動かない。
精神的にも肉体的にも極限まで追い込まれた。
1km1kmがとてつもなく長い。
普段であれば屁のような距離でも、
こんなに長く感じるなんて。
なんとか山超えを果たし、残り10km。
この辺りで4時間のペースメーカーに遭遇。
そして昨日の記事で書いた
おばあちゃんの笑顔の励まし。
ここから、
ただ気力のみで「4時間以内」を目標にし始めた。
思えば、この「ラスト10km」が、
マラソンの洗礼だったのだと思う。
月初からの疲れや走り込み不足、そして、
初マラソンという経験不足。
全ての要因が如実に現れた瞬間だった。
【35km地点からゴールまで】
アップダウンも緩やかになり、
コースはフラットに。
残り7km、6km、5km・・・
若草山が近づいてくる。
ゴールが近づいている証拠だ。
この辺りになると、「マラソンに詳しい」沿道の皆様から、
「このペースなら4時間切れるぞ!」
「3時間55分切れるぞ!がんばれ!」という檄が飛んでくる。
その励ましの言葉を信じ、また、
4時間ペースメーカー君の位置を気にしながら、
足を引きずるように走る。
正確に言うと、足は相変わらず言うことを聞かず、
痛みも激しい。
動くのは上半身だけだ。
しっかり腕を振って足を前に出させる。
周りから見ていると「変な走り方」を
していたに違いない。競歩チックというか。
沿道のカメラマンにダブルピースをする余裕も、
手を差し出してくれる人達とタッチをする
余裕もなくなっていた。
でも自分に言い聞かせていたことは、
「かっこ悪くても走りきってやる」ということ、
そして「ここまで来たら自分を信じるしかない」
ということだけだった。
大袈裟かもしれないけれど、
「走った距離はウソをつかない」という言葉だけを頼りに
ただひたすらがむしゃらにゴールを目指した。
というか、他に頼るものが一切ないのだ。
沿道の声援、自分が普段から呪文のように唱えていた、
「走った距離はウソをつかない」という言葉。
友人からマラソン前にもらった、
「大丈夫!今まで走った貯金が効くよ!」と
いうメールも思い出した。
今までの自分と、今、五感で感じられるもの全てを
走るエネルギーに変えるしかなかった。
奈良公園に入る。
ラスト3km。
この辺りから、寒さを感じ始める。
気温が下がった訳ではない。
汗ビッショリのはずなのに、寒い。震える。
あまりに寒くて腕を組んだりさすったりしながら
走っていた。
後から聞くと、体力を全て使い果たした時に起こる
現象らしい。自力では体力を回復できない状態になるそうだ。
これが本当なら、僕の体力は39km地点辺りで底をついたと
いうことなのだろう。
残りは文字通り、「気力のみ」で走っていたことになる。
実際、ラストの2kmくらいはどのように走っていたのか
あまり覚えてない。
ゴールの競技場が見えてくる。
最後の登り坂。
ペースメーカーはまだ後方だ。
必死でゴールを目指した。
競技場に入る。ゴールゲートが見える。
あとはタイムのみ。そしてゴール。
ゲートをくぐる時、
最後の力を振り絞って、両手でガッツポーズをした。
結果は、先の記事の通り。
奇跡的に3時間54分というネットタイムでゴール。
初マラソンでサブフォー達成の瞬間だった。
【ゴール後】
ホッとしたと同時に、涙が溢れそうになった。
フィニッシャータオルと完走メダルを首にかけてもらい、
足を引きずりながらヨロヨロと歩いて
フィニッシャーゲートでバナナとスポーツドリンクをもらう。
格好悪いが、
気が緩むと大声を上げて泣きそうになる。
完走した皆様からは、爽快感と達成感がすごいよ!
と聞いていたけれど、僕の場合、それを感じたのは、
ゴール後30分を経過してからだった。
今思えば、ゴール直後は達成感というよりも、
ラスト10kmの辛さを思い出していたのだと思う。
嬉しいけど泣きたい。複雑な気持ちだった。
他のランナーの皆様と一緒に
道端にへたり込み、しばらく動けず、呆然自失。
(ゴミ箱の後ろしか空いていなかったので、
そこにしゃがみ込んでいた 笑)
体が冷えるので立ち上がって更衣室を目指しながら
妻に電話をし、応援してくれた皆様に報告するため、
TwitterとFacebookに結果を投稿した。
(皆さん、ありがとうございました)
【まとめ】
普段からマラソンを走っている皆様からは、
何をそんな大袈裟な・・・(^-^);; という
内容かもしれません。(苦笑
しかし、自分の「ありのまま」の実感を、
まだ記憶が新しい内に「記録」として残してみました。
ランナーとしてはまだまだひよっこだけど、
とりあえず今年の目標を無事に達成できたことを喜び、
走ることと、マラソン大会の素晴らしさを実感しています。
レースから二日経過しましたが、
筋肉痛が癒えたら、すぐにでも走りたい気持ちで一杯です。
(まあ、12/23には宝塚ハーフ、
3月には篠山ABCマラソンが控えていますが・・・)
足が動かなくなった後に歩いていたとしても
完走はできたと思います。
でも、今は「あの時あきらめなくて良かった」と
心から実感しています。
今回の記事が、
これからフルマラソンを走る皆様に少しでも
勇気と励まし、そして、参考になれば、と願っています。
さて、明日はの記事では、
そもそもなぜ、フルマラソン完走を目標にしたのか、
ということを書いてみたいと思います。
(これから3日間に分けて、
初フルマラソン参加の感想を備忘録として
記載する予定です。)
・
初のフルマラソン参加となった、
「第二回奈良マラソン」。
前述の通り、
12月に入って諸々忙しく、
全く走れなかったし、忘年会やバリの疲れが
残っていたりしたために不安でいっぱいの参加。
それでも、
大会特有の「雰囲気」や、
家族や友達からの応援メールに励まされて
スタート前には否応なく気持ちが盛り上がる。
タイムなんて二の次三の次で、
とにかく無事に5時間以内で完走することを目標にした。
スタート前にウォームアップする皆様。
恒例の「行ってきますポーズ」。
緊張。
そしていよいよ一万人のランナーと共にスタート。
大会は一種のお祭り。
ご当地キャラのせんと君を始め、
多数のキャラが応援してくれる。
鹿や観光客がたくさんいる奈良公園を抜けて
天理を目指す。
観光地を抜けて走るのは気持ちいい。
事前練習をしていなかったのが
功を奏してか、前半21kmまではいいペース。
1時間45分くらいで通過。
ここから登り坂に入る。
とくに折り返し地点までは山越えで、
アップダウンが多い。
天理で折り返し、またも登り坂へ。
25kmを過ぎると腰、膝、腿になんとも言えない
ハリを感じ、走るのも精一杯。
結果的に25kmから35kmまでが一番辛かったかも
しれない。
未知の領域、30km地点。
登り坂の中腹。
ハリと痛みがひどくて、
給水所でしっかり補給したり、
トイレで休憩してストレッチをしたり、
要所要所に設置されている救護テントで
アイシングスプレーを借りたりしながら、
なんとか35km地点まで到達した。
この辺りで、「4時間」のペースメーカーが
後ろから追い越して行った。
4時間なんて全く考えもしなかったけど、
あと10km踏ん張れば、4時間切れる(サブ4ですね)かも!!
と思い、気力で走り始める。
止まり、また、走り。
沿道の皆様の声援をこれほどありがたく思ったことはない。
途中で足がつって止まってしまうと、
沿道のおばあちゃんが「もうちょっとやから
がんばりんさいな!!」と優しい笑顔で
声をかけてくれたことは忘れない。
泣き顔で「おばあちゃんありがとう!がんばるわ!」
とお礼を言い、また引きずるように走り始める。
今思うと、あのおばあちゃんがいなければ、
サブ4は達成できていなかったかもしれない。
今、思い出しても泣けてくる。
保育所の園児たちが手を叩いて応援してくれ、
おじいちゃんが大きな声をかけて背中を
文字通り押してくれたり、ハイタッチしてくれる。
各地域の太鼓チームの皆さんや地元の学校の
吹奏楽部の皆さんの演奏、そして、
一緒に歯を歯を食いしばって走る仲間のランナー達。
全てにパワーをもらって、最後の5kmを走りきる。
特にラスト3kmは震えが止まらず、足もしびれて
感覚がない中、気力だけでゴールを目指した。
(後から聞くと、震えは体力が底をついた状態の
時に起こる現象らしい)
競技場まではあまり覚えていない。
ただゴールを目指して走った。
もはやタイムはどうでも良かったが、
無事に完走。
あの状態で完走できただけでも感無量。
しかし時計を見てびっくり。
「3時間56分!!」
目を疑うと共に、
あの辛さを乗り越えた後のホッとした気持ちと感動とで、
涙があふれそうになった。
これが証拠です。
ちなみにネットタイムは「3時間54分」!!!
信じられない。
アマチュアランナーの皆様が登竜門とする
「サブ4(4時間切り)」を初マラソンで達成できたのは、
本当に嬉しい。
皆様の声援や応援のメールのお陰だと心から思う。
そして、決してあきらめなかったこと自分を
今回だけは誉めてやりたいと思った。
妻に電話すると、
「え!?そんな早く走れたん!?
奈良公園で遊んだ後、今は子供たちとマクドに
いるよ!?」との返答。笑
妻も5時間くらいと予想していたらしく、
びっくりしていたが祝福してくれた。
というわけで、
完走後の記念撮影はボランティアの方にお願い。
着替えを済ませ、一人でマラソンエキスポが
開催されているフェア会場にて津山ホルモンうどんと
缶ビールで家族が来るのを待った。
B級グルメ屋台が一杯。
本当に辛かったけど、
それを上回る達成感。
走ってる最中は「もう二度とやだ」と思っていたけど、
こうして完走すると、また走りたいと思うから不思議だ。
とにかく良かった。
これにつきる。
次のブログでは、
もう少し具体的なトレーニングの方法や、
フルマラソンを完走できた理由など、自分なりに
記しておきたいと思う。