朝型生活

早起きの生活が続いています。

日が長くなり、朝5時でも明るくて気持ちが良いのと、朝早く起きると生産性が高くなること、アメリカ東海岸の現地企業とのWEBカンファレンスが続いたりして、すっかり朝型になってしまいました。アメリカとのカンファレンスがある日は、日本時間の朝7時(現地は夕方17時や18時)からスタートとなるため、出社が6時半になります。笑

別に全然いいんですよ、電車も空いているし、爽やかな空気で背筋もピンと伸びますし。しかし、その代わり、夜がめっぽう弱くなっています!夜は眠くなるのが早い!笑

そうそう、業務用のPCが Mac Book Airから、Mac Book Pro に代わりました。タッチバーが不評との情報もありましたが、僕は個人的にとても使いやすいと思っています。

明日は金曜日。
週の最後、追い込みですね。

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目的地に向かう

近かろうが、遠かろうが、その時々で大小の選択を重ねつつ、目的地に向かうのが仕事であり人生ですよね。人生って決定の連続です。

一つの選択をするまでに、様々な検討を重ね、歩きながらでも走りながらも、その事を頭の中で考え、相談や打ち合わせをし、最適解を導きます。スティーブ・ジョブズじゃないけれど、人は将来を見ることができません。できることは、その場面、場面で、一生懸命考えて、数ある選択肢の中から一つを選び、その方向に歩を進め、その選択と決定を信じることだけです。

テクノロジーの世界にどっぷり浸かりながら、ビジネススキームを描く仕事は性に合っています。選択が正しいかどうかというより、選択した方向へ歩を進める時(例えばプロジェクトのキックオフなど)の高揚感はたまりませんし、実際それが形になり、ビジネスとして成功すれば最高です。そういう意味では、昨日も今日も、それぞれのプロジェクトで良いミーティングをすることができました。

今週もあっという間の一週間でした。

皆様、よい週末を過ごされますように。

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正しい場所にピースをはめるように

正しい答えに辿り着くまでの過程って、本当にパズルのようですね。

何かの答えを出そうとする時、まず頭の中で分散している断片的なアイデアを拾い出し、並べ、組み合わせて行きます。パチっと音を立ててピースがはまることもあれば、はまらないことは分かっていても「なんとかしたい」という感情が先に走ったり、時間的な拘束があったりして、無理やり形を変えて、ピースを押しこむこともあります。

でも結果として、どんな事でも、「無理やり」というのは正しいことではありませんよね。その時は良かったとしても、必ずどこかで不整合、コンフリクト、ひずみ、ゆがみ、不自然、違和感を生んでしまうからです。今日の夜、取引先で打ち合わせの後に一人カフェで別の課題に取り組んでいた時、ふとそう思いました。

正しくなかったり、言いくるめたり、無理に押し込んだりすることは、必ずどこかで不整合を生む。人の心や感情もそう。
そう感じます。

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この写真は日曜日の須磨海岸。

エンジニアが生き生きとしている会社

訪問する企業、それが日本であれアメリカであれ、どこの国に行ってもエンジニアが生き生きと働いている会社に悪い会社はないと思っています。製造業でもソフトウエア、システム開発会社にとっても、技術者はその会社の製品、サービスを生み出し、コアなテクノロジーを保有し、使いこなし、それを進化させることができる人財として皆からリスペクトされ、充実した環境を提供されるべきだと思うからです。

今の技術を更に応用して新しい製品を作りたい、集積したデータを活用して付加価値を出したいと思って知恵を絞り、アイデアを出し、外部の知見を積極的に活用しようとするモチベーションの源泉は、とても前向きな志向です。現状維持でいい、何かすることによって自分の仕事が増えるのがいや・・・など、自分が積極的に関わろうとしない空気が少しでもあると、どこかに問題があります。

昨日訪問させていただいた某メーカーは、創業70年を誇る老舗でその業界ではトップクラスのシェアを誇る専業メーカーですが、積極的にビッグデータ解析とAIを取り入れて新たな付加価値を生む製品開発を進めようとしており、僕もそのインナーミーティングの中で様々な意見交換をさせていただきました。働くエンジニアの方々は社内のどこにいても礼儀正しく、爽やかで、前向きな思いに満ちており、間違いなく良い会社でした。こういう会社に出会うと、こちらも元気になりますし、自分の会社ももっと良くしていきたいと思います。

(画像はSilicon Valley展示会での弊社ブースです)
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開く時にワクワクするようなツール

僕はメモ代わりにEvernoteを活用しています。

ちょっとしたアイデアが生まれた時に簡単に電子データとして残せるEvernoteはとても便利ですよね。アイデアというのは一種のブレイスクスルーのようなもので、「お!これいいかも!」と思う気持ちの良い瞬間に立ち上げるEvernoteも、同じように気持ちの良いツールとして、僕の頭の中に刷り込まれているようです。ツールとしての使い勝手よりも、その時の体験がイメージとして残り「Evernoteを開く時はワクワクする」という作用を生んでいるようです。そういった意味では、毎日使うGoogleドキュメントも同じかもしれません。

僕達のようにソフトウエアを開発しているメーカーにとって、そう思われるツールを世に出すということはとても重要で、素敵なことです。例えばCADの場合は通常は業務で使うツールですが、例えば、パッと頭の中に回路のアイデアが生んだ時に、ささっと描いてみようと思うような使い方をしていただければ、Evernoteのようなイメージになるかもしれません。きっとそのような使い方をしていただいている方もたくさんいらっしゃることと思います。願わくば我々のツールも、「開く時にワクワクするもの」として提供できればと思います。

こちらの写真は Redwood City にあるEvernote本社。101を運転していると必ず目にするSilicon Valleyの玄関のような存在です。
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世界のデバイス市場を牽引する半導体、基板業界のレジェンド達が集うサンタクララのリーバイススタジアム

遅ればせながら、UA機内で「君の名は」見た衝撃が強すぎたのか、ほとんど一睡も出来ずにサンフランシスコに到着。すぐに、アメリカでの戦略的パートナー企業であるDigi-Key社の皆様とのミーティングを経て、リーバイススタジアムへ(実に眠い!!)

世界の半導体、基板業界を牽引するレジェンド達が集うDesignConのオープニングレセプション(スポンサーは Keysight社)の会場です。今日も業界最先端の方々の薫陶を受けることができました。まさに歴史を間近に見た気がします。それにしてもこういう人たちが、PC、サーバ、通信機器、電子デバイス、IoT製品などの電子業界をリーディングし、歴史を作っているんですよね。この業界に関して言えば、まだまだ日本のプレゼンスが光っています。とはいえ、ソフトウエア、シミュレーションツールに関しては完全にUSにやられています。我々も情熱と技術力でもって戦って行くことの決意を新たにしました。

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梅の花と宇宙

週の後半の東京生活から、神戸空港に帰ってきたのが金曜21時半。土曜日は身体を休めるべく、自宅で提供いただいた日経ビジネスを拝読しつつ、宇宙ビジネスのトレンドについて思いを巡らしていました。

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先週の展示会では、当社Quadceptのブースでも大阪府大の超小型衛生「opusat」を展示させていただき、多くの来場者の注目を集めていました。現在当社では、大阪府大の准教授率いるベンチャー企業と業務提携をし、設計データ管理ツールと上流設計管理ツールの開発を進めているのですが、そのデモが目的です。

アメリカでは官よりも民間主導で宇宙ビジネスが進んでおり、再利用可能ロケットのSpaceXのように、ロケット開発から顧客を意識したサービスまでが幅広く活況です。日本の宇宙ビジネスは国家予算に依存しており、実に総額3554億円の内、官需が91.2%となっています。これが問題であるかそうでないかはさておき、リスクを考えず「先手必勝」の圧倒的スピードで進み続けるSpaceXのような企業が出づらくなるのは確か。そこで、宇宙ビジネスを儲かる分野として、異業種からの参入や出資を促すのが不可欠であると記事にはありました。

自分も、昨年8月のMakerFairTokyoでスポンサー参加した際、インターステラテクノロジーズをはじめとする宇宙ベンチャーや各大学のプロジェクトが展示してあるのを見て、裾野の広さを実感すると共に、夢を夢で終わらせないように官民の支援(どちらかというとキャッシュを鬼のように持っている民間企業)の枠組みが必要だと思っています。我々としても、上流設計支援ツールを通じて少しでも貢献したいと思っています。

さて、こちらは打って変わって梅の花。
庭の梅の木、徐々に蕾が膨らんできました。まだまだ硬そうな蕾を見ていると、一つだけ花が開いているのを見つけました。季節は徐々に進んでいます。

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常識を捨て、意味ある変化を生む

時代は自分たちの想像以上に速いスピードで変化しています。

誰がコンビニ店員の時給1500円を想像したでしょうか。コンビニレジ打ち専門の派遣会社が存在し、時給2500円で派遣するなんて考えたでしょうか。誰が、人出不足でファミレスの24時間営業がなくなり、ビル建設の計画はあったとしても要員不足で頓挫するなんて時代を考えたでしょうか。そして、今日のニュースを賑わせた「東芝解体」を誰が想像したでしょうか。(近づく「東芝解体」=相次ぐ事業売却 時事通信)

一昔前なら「まさか」と思われたことが、とても速いスピードで現実になっています。

これに関しては色んな議論があるのは承知ですが、優秀なエンジニアが山ほどいるにも関わらず経営難に陥ってしまうのは、マネジメントの責任であることに違いありません。せめて、願わくば、優秀なエンジニアの国外流出がないようにしてほしいものです。とてもロジカルとはいえない、感傷的な表現になってしまいますが。

製造業や「ものづくり」の分野にITという切り口でどっぷり浸かっている自分としては、日々会うエンジニアの皆さんが本当にしたいこと、つまり煩雑な業務にリソースを割き、自分の将来に不安を感じながら働くのではなく、アイデアを即座に具現化することに注力して欲しいと思っていますし、そのためのソリューションを可能な限り提供していきたいと思っています。

本当に日々色々と考えさせられますが、過去や今の常識にとらわれず、常にソリッドな思考を持ち、変化に柔軟でありたいと思います。そういう意味で、今日の新橋での飲み会は本当のエンジニアの皆さんと腹を割って意見交換ができ、その中から課題とブレイクスルーのポイントを見いだせたことが収穫でした。

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エンゲージメント

今日から出張で東京に滞在しています。

最近は仕事に便利(あと、皇居ランに便利)な半蔵門駅上のホテルモントレを定宿として決めているのですが、このホテル、素晴らしいサービスです。恐らく宿泊客をデータベースに登録しているのでしょう。僕のように月に一度来るか来ないかの客に対してさえ、過去に泊まったことのある客を知ってかファシリティやカードキーの使い方など余分な説明はすべて省くのはもちろん、必ず、部屋をアップグレードしてくれるのです。プレミア感を客に感じさせるのはエンゲージメントの基本とはいえ、サラリと、しかも毎回そうしていただけるとファンにならざるを得ません。

もちろん、僕はモントレの回し者でもなんでもないし、いわゆる5つ星ホテルなんかは当たり前のようにそうしているのは承知の上ですが、さすが、トリップアドバイザーや各ホテルサイトの表彰を受けているだけあり、ちょっとした気遣いが忙しいビジネスマンにとって「居心地の良さ」を感じさせ、「ここなら大丈夫」という安心感を生み、リピートに繋がせるのでしょうね。

今日は久しぶりに人事の勉強会に参加させていただきましたが、そこでもエンゲージメントというキーワードに関してとても学ばされました。学んだことはしっかり会社で反映したいと思います。

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昔ながらの師走らしさがなくなってきたように感じる

明後日からの今年最後の海外出張に向けて資料や契約書の準備を行っています。これさえ乗り切れば、ようやく気持ち的にも締めくくりという感じになってくるのでは・・・という希望的観測ですが、どうなることやら。

12月や1月は展示会や出張などのイベントが多く、例年非常にバタバタするのですが、昔はどうだったんでしょうね。海外、特に欧米はですが、クリスマス休暇が終わっちゃえば年末年始は元日くらいしか休みがなくて、ほぼカレンダー通りに動いています。そんなグローバル化の波に乗って、日本も昔ながらの師走らしさというものはなくなってきたように感じます。もちろん、取引先への挨拶まわりなどはあったとしても、それで年末終わりといえばそうでもなく、最終週や年始早々でもメールのやり取りや仕事は続いていたりしますもんね。

挨拶も、「まだ仕事のやり取りはありますが、一旦、良いお年を。」「あけましておめでとうございます。年末からの仕事の続きですが、今年もよろしくお願いします」みたいに、単に月をまたいで日付が変わる程度の感覚しかありません。海外とのやり取りはもっとドライです。

毎年ラスベガスで開催される世界最大の家電見本市CESも年始早々1月5日から8日まで開催されます。今回は弊社にも出展の話があったのですが諸々の事情で見送りました。しかし、もし出展となれば、日本の自動車メーカーや機械メーカー、家電メーカーの担当者が毎年そうであるように、年末も年始もなくバタバタとすることになっていたのでしょう。

いずれにしても、まだもう少しだけ乗り越えるべき山はあります。
今こそ肉を食って力をつけなければ!!

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