納会2015年


今日は仕事納めでした。
お取引先の皆様、今年一年大変お世話になりました。来年も変わらぬご愛顧の程よろしくお願い申し上げます。

そして社内のみなさん。
今年もありがとうございました。見えない明日を過ごし、眠れぬ夜を越え、頭が割れそうなくらい知恵を絞り、それでも見えないものを見ているかのように毅然とし、いつも笑顔を忘れず、楽しい毎日を過ごしながら、よくがんばりました。

来年はもっとワクワク、楽しい一年になります。ええ、きっとそうなる。

「世界の変化のスピードがこれだけ速くなると、〈地図〉はもはや役に立たない。必要なのは〈コンパス〉です。そして素直で謙虚でありながら権威を疑うことなのです」
(MITメディア・ラボ 伊藤穰一所長)

目指すべき方向はぶらさず、正確なコンパスを持ちつつ、2016年もがんばっていきましょう。

ありがとうございました。

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足掛けニ年を経てスタート地点に。大阪から世界へ、こうして歩みを進めています。


2014年初夏のミネソタ北部は晴天で涼しく、緑の青さと空の青さ、そして浮かぶ白い雲とのコントラストが鮮やかでした。

長いフライトから解放され、田舎町の空港で買ったコーヒーを片手に、背筋を延ばしながら車の運転席に座り、ハンドルを握りました。

写真 (3) のコピー

成田からミネアポリスまで直行便で飛び、さらにリージョナルにトランジットし、一時間のフライトを経てノースダコタのグランドフォークスへ。そこからレンタカーを一時間運転して州境を越え辿り着いた町に、400万点以上の取扱数、常時100万点以上の在庫を誇る世界最大級のオンライン専業の電子部品商社、Digi-Key Electronics があります。この場所から毎日、世界170カ国に部品を出荷している、電子業界では誰もが知る大企業です。

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僕達Quadceptチームは、本社の大会議室で、初めてお会いする社長、副社長、役員、各部マネジャーを前に、プレゼンテーション、及びディスカッションを行いました。もちろん通訳もなく、資料も会議も全て英語で、今では日常のことになりましたが、その当時の緊張感からすると、まあよくやったなあと思います。

今年の2月にも再訪し、僕は自分の誕生日を−20度以下の極寒の地、田舎のホテルのジムで迎えることになりました。しかし二回目の訪問ということもあるし、普段からWEBカンファレンスやメールでやり取りしていることもあって、顔馴染みのメンバーでとても楽しくミーティングを行うことができたのを思い出します。

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この度、足掛け二年の月日を経て、ようやく、Digi-Keyとの業務提携、及び、機能連携したQuadceptの新バージョン「version 9」を昨日発表することができました。ありがたいことに、今回のリリースは日経産業新聞のニュースにも取り上げられ、業界的には大きなインパクトとなったようです。

https://www.quadcept.com/ja/product/library.html

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僕達のような大阪の小さな企業が、このような世界的企業と業務提携を結ぶことができたということは本当に大きな出来事です。チームのメンバー、関係いただいている全ての皆さんのお力添えがあってのこそ。今年から本格的にシリコンバレーを起点に営業展開していますが、これを機にますますグローバル展開を進めて行きます。皆様の期待にお応えできるよう、また業界にイノベーションを起こすべく、まだまだ「面白い」ことをやっていきたいと思っています。

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最近ありがたいことに、ビジネスアライアンスのお話をたくさんいただきます。自分たちの会社にくらべれば何倍も何十倍も大きな企業からのオファーも多くて驚きます。これもコツコツとやってきたことの積み重ねが実を結びつつあるのだろうなと実感しています。

とはいえ、まだまだスタート地点。
ここからです。

クルマとの別れに一抹の寂しさを覚える


7年乗った車との別れ。

所詮クルマ、されどクルマ。

やはり寂しいものです。その前に乗っていた車も7年乗りました。僕の乗換周期は大体7年のようです。普段は電車移動を好むので(時間と本の両方が読める)、運転するのはせいぜい週末や連休くらいのもの、昔に比べて車に対するコダワリもなくなって「手段」となり、どちらかというと毎日乗っている家人の方が愛着はあるようですが、それでもやっぱり、お世話になっているクルマ屋さんに引き渡して見送る時の寂しさったら。

若い時はシトロエンやビートルなどクセがあるのを好んで乗っていましたが、結婚してからはたくさん人が乗れることや荷台が広いことなどを条件に選ぶことが多くなりました。そういう理由で、前の車も大型SUVだったし、今日見送ったのもステーションワゴン、そして次の車も似たようなステーションワゴンになる予定です。

ともあれ、あちらこちらにたくさんの荷物を乗せて連れて行ってくれた愛車に感謝。
たくさんの思い出をありがとう。

ブログを書き続けて10年が過ぎ、11年目に入りました


毎年6月は本ブログの誕生月。
この時期には、この一年と今まで積み上げてきた年月の振り返りをすることが多くなります。

一回目の記事を投稿した2005年6月10日、当時僕は29歳、長女は生後6ヶ月の赤ちゃんでした。あれから書き続けて丸10年が経過し、11年目に入りました。長女の年齢とブログの年齢がほぼ同じなので覚えやすいですね。小学生でいうと5年生。娘もブログも大きくなったなあ、としみじみ実感します。


ブログを書く目的と、書き続けてよかったなと思うことは年月を経てもあまり変わりません。一年前に書いた記事を読むと、ブログを書く目的について上手にまとめていることに気づきました。幾つか文章を抜粋しながら、リライトしてみます。

書く内容は年齢によって変化しているようです。仕事の領域も行動する範囲も随分と広くなったと思いますが(一年に4回もアメリカと日本を往復するなんて10年前は考えられなかった)、変に「こなれた感」と「くたびれ感」があり、昔の勢いや、尖った気持ちや、若さゆえの「無敵感」などは最近全く衰えてしまいました。たまに昔のエントリーを読み返すこともありますが、アツ苦しい事を書いていたりするのを見ると、ああ、もっと頑張らないとな、もっと攻めていかないとなと思うことも多いです。

僕にとってブログを書くことは、一日一日を丁寧に塗りつぶすこと。

時間に流されたり、目先の事に追われて、ただ漫然と日々を過ごすということだけは避けたくて、一日一日を丁寧に塗りつぶすということだけはずっと意識しています。その他の目的は、備忘録であったり、反省であったり、ニュースのレビューであったり。

その日に何を感じ、何を考えたのか。それを記録として残すこと、そして書くことによって考えを整理すること。聞いたことや学んだことをアウトプットすることで、インプットした情報がメモリーされるので、書いたことは良く覚えています。そう考えると、少なくとも、書くことによる悪い影響はなかったかな。出来る限り毎日書くことを自分にコミットすると、常にインプットを意識することになります。インプットした情報を頭の中で整理して、書く。この作業が習慣化しているので、伝える、書くということに抵抗はありません。

「習慣化」というのは、自分の中で大きなキーワードです。特別なスキルも才能も持たない人間にとっては「コツコツと積み上げること」が唯一成長するための手段だと思いますし、そのためには習慣化することが必要です。でも実際「言うは易し、行うは難し」で、習慣化するのって結構大変だったりします。まず面倒くさい。仕事や学校ならまだしも、人から「やれ」とも言われていないことを、自分で勝手に決めて行うことに何の意味があるのか。しかも、ほぼ独り言。面倒くさいなー思うことも多々ありました。

そのハードルを乗り越えるためには「その事を好きになる」ことが一番早いですよね。好きになれば勝手にやる。これは仕事も同じで、やっていることを好きになると(ジョブズは「好きなことを仕事にしなさい」と言っていますが)、人間って勝手に動くものです。義務命令ではなく、能動的かつ積極的に動く。そういうものだと思って、今まで続いています。

自分が始めた当初は、ちょうどブログが流行り始めた頃で、みんながFC2やアメブロやライブドアブログなどで書き始めていた頃です。今はその中の何割の人が残っているのか分かりませんし、無料ブログ=アフィリエイトという要素が強いので、拙ブログのような何の利益も生まない(むしろドメインやサーバ代などで赤字)、本当の意味でのプライベートブログは段々と数が減ってきて、SNSのタイムラインに移行している訳ですが、これから益々「個の時代」が加速すると、特定の企業が提供するSNSプラットフォームではなく、独立したプライベートサイトやプライベートブログが、逆にどんどん増えてくるような気もしています。
 
そのように時代が変わったり、流行り廃れがあるかもしれませんが、いずれにしても、僕はここで、これからも何かを書いていくつもりです。

という訳で長くなってしまいましたが、11年目に入った「analog-web」。
これからも、ゆるくお付き合いくださいませ。

【緊急提言】実際に行ってみたが、自分の感覚は間違いではなかった


無事に運転免許証の更新が終了しました。

昨日「なんとかならないものか」という更新センターというシステムに対するただのグチ提言記事をエントリーしましたが、まあ、もしかすると自分が気付いていないこともあるのかな、ちょっと言い過ぎたかな、と色々と考えながら、今日実際に行ってみて改めて思いました。

やっぱり無駄。
仕組みが無駄。

もちろん安全運転は何よりも大切ですし、啓蒙活動も大切です。しかしですよ、自分なりに更新フローを他角度から観察してみたけれど、必要性、意義、実際に行って良かったと思えた点、全てにおいて何一つありませんでした。まず事務手続きは全て電子申請可能。緩い視力検査に、粗い証明写真。視力検査は昨日の記事に書いた通り。写真は写メで撮ったものを添付してアップする方が美しい。一般講習は必要なし。どうしても講習が必要であれば違反者のみEラーニングでやるか、最寄りの警察署で代替可能。まあ、事故の映像を見せられた意義は「極力、車は運転せんとこ」という思いを新たに出来たくらい。

窓口の女性の愛想の良さと、講習担当の(警察OBと思われる)おっさん先生の優しさと申し訳なさそうな表情を差し引いても、意義はない。同じ教室に座っている皆さんと「ああ、誕生日近いですね、もしかしたら同じ日かもしれませんね」などと言うような一体感は少しくらいはあるかもしれないけれど、そのような一体感はそもそも「更新」という目的のためだけに集まっていて、団体競技を一緒にする訳ではないので、必要ありません。このために貴重な日曜日の三時間を使うなんて!わたしゃ土日祝は激しく忙しいんだよ(知らんがな)!

恐らく、周りの皆さんも同じことを思っているのか、列に並んでいる間や、講習の教室で開始まで30分も待たされている間にイキイキしている人は一人もいない。僕が見る限り、全員死んだ魚のような目をしています(自分含め)。是非、比べて欲しい。マラソン大会のエントリー窓口に並ぶ列のランナーの表情、スキー場のチケット売り場に並ぶボーダーの表情、ディズニーランドの開門を待ってゲートに並んでいるファミリーの表情と、それを。つまり、皆、同じ気持ちなんです。

人の目をこのようにするなんて、やっぱりどこか問題です。ワクワク感がないんです。義務と強要でしかない。これでは日本という国からドライバーがどんどん減ってしまう。自動車産業が衰退してしまう。OBの再就職先と交通安全協会という天下り先がなくなってしまう。という訳で、警察と公安委員会には

1,「免許証更新センターの廃止と電子申請化」

2,「エンターテインメント要素満載の更新センターにリニューアル」

上記どちらかを早急に選択していただきたい。後者であれば、オリエンタルランドかUSJに業務委託すればよろしい。それなら、みんな3年、5年に一度の更新を心待ちにすると思いますし、職員さんもそんなに申し訳なさそうな表情をして仕事をしなくても良いと思いますよ。まあ、これでも昔に比べたら随分改善されたのだと思いますけれど。職員さんのオペレーションも神業的に早いし。

自分の次回更新は5年後。
いずれにしてもそれまでに何らかの改善を求めたいところです。

まあ、5年に一度でこんなに文句言わなくてもいいよね、という一人ツッコミもありますが。

2/24 – 26 San Diego APEX 2015 に出展します


告知です。

2月24日〜26日にかけて開催される IPC APEX EXPO 2015 in San DiegoQuadcept を出展します。西海岸で開かれる Electronics Tech系展示会では最大級のEXPOとなります。Silicon Valleyのど真ん中で開かれた2週間前の DesignCon に引き続き、今度はサンディエゴで存在感をアピールしますよ!

会場は San Diego convention center です。

図らずも一ヶ月に二度も渡米することになりますが(帰国が篠山ABCマラソンの当日ということで、フルマラソンを欠席することになりますが・・泣)、どこかで時間があればマラソン気分を味わうために、恒例の旅ランでもしてこようと思っています。

もし会場にお越しの方は是非遊びに来てくださいね。


Quadcept の今年のテーマは海外展開強化。2月末のAPEXの後は、台北でのセミナー、そして東京でのセミナーも予定されています(これらには別のメンバーがアテンドします)。この調子で今年も突っ走りたいと思います。

今日という日に決意を新たに


今日という日は、

震災から20年。
参加出来なかったけど、友人の結婚式。
仕事帰りにまた仕事。

そんな一日。
疲れた体に鞭打って電車に乗り、バスに乗り、電話をし、打ち合わせをこなす。移動中に眺めるスマフォには20年前の写真がニュースと共に映しだされています。それらに目を向けつつ、この20年を回想して思うことは、

あの時よりは少し成長出来たかな。
何を積み重ねてきたのかな。
その時に思い描いていた20年後の自分になっているのかな。

色々と考えていると、もうなんだか考えることにしんどくなってしまって、文字通り、目眩と吐き気がしてきました。いや、それは現実と空想の乖離から来る絶望ではなく、ただ、心身共に疲れてしまっているだけなのかもしれません。


人それぞれの人生があって誰一人として苦労を知らない人なんていない、というのが僕の考えです。ただ世の中には、自由自在に空間軸や時間軸を移動しながら、自分の発想と感性だけで思いを実現している人と、手抜きせずに人一倍頑張ってるのに、そうならない圧倒的大多数の人が存在しています。

「あの人は自由に生きて成功しているように見えるけれど、影では人一倍苦労してるんだよ」

はい、当たり前です。子供だって分かります。誰だって生きてりゃ苦労はしますから。苦労に差こそあれ、それが実になるかならないかだけの事です。それを実にするにはどうすれば良いのか。それは本当にブラックボックスですよね。恐らく、成功に理由なんてない。

でも多くの人々はその理由を知りたがるから、◯◯の法則、とか、◯◯の哲学、なんて啓発本や情報商材を買ってしまうんです。結果、答えのない物に対してお金を払わされているだけのことで、仕掛ける側に搾取されているだけの事なんです。これだから格差が埋まらないんです。


震災から20年。
今こうやって生きている事に感謝します。

生きていることに感謝するのであれば、やっぱり自分の思うように、思うがままに生きていこう。成功するもしないも「法則」なんて存在しないのですから。しがらみも、制限も、一切捨てて、自由自在に生きていこう。

感謝の気持ちと共に決意を新たにする1月17日です。

お陰様で大盛況です


インターネプコン初日、お陰様で大盛況です。
反応も上々、業界のイノベーティブの息吹を感じます。

↓ 人がいませんが、こちらは前日設営時の我がブースです(笑)

海外からの来客も多く、明日の天気は良くなさそうですが人の入りは見込めそうです。今日お会いした皆様、ありがとうございました。今週金曜日まで展示会は続きます。お近くの方は是非ご来場ください。


東京ビッグサイトでの展示会ですから、当然宿泊はゆりかもめ沿線となります。となると、昨夜も今夜もご飯は新橋ですわね。

東京では「やきとん」が人気です。
焼鳥、焼肉ならぬ「やきとん」。豚の各部位を美味しくいただけるお店です。昨夜連れていっていただいた店は、新橋では連日行列(近くに複数店舗ある程)の「まこちゃん」。やきとんは初体験でしたが、まさに安旨!なかなかアリですね。

今週は良いスタートが切れそう!


朝一番の便でITMからHNDに飛び、今は羽田空港第二ターミナルで朝食がてら更新中です。今日から金曜日まで四日間の東京出張。明日からは展示会ですので(先日の記事参照)、インターネプコンに来場の皆様、お会い出来るのを今からとても楽しみにしています。

今朝の関東は雲ひとつない晴天。
飛行機からも富士山をきれいに見ることができました。幸先の良いスタートです。

新幹線からの富士山は縁がないのだけど、なぜか飛行機からの確率は高いんだよなあ。富士山越しに冠雪した八ヶ岳や南アルプスも見えるのだから、素晴らしいですね。


さて、昨日の夕方、娘たちが習い事に行っている間にカフェ勉をしていて思ったことなのですが、人間というのは勝手なのか、それとも、環境適応する生き物というのか、一人でカフェやラウンジでコーヒーを飲みながら仕事をしていると、それも全く悪くないなと感じるし、もちろん会社で皆でデスクを並べていても、それも同じように悪くないと感じるものです。

結局のところ、一人でも複数人でも、何か生産的なことを行なっていることが好きなんだろうと思います。きっとその点については皆さん同意されるんではないでしょうか。だから出張先で一人でも全く問題ない。少なくとも寂しいと感じることはないから、なかなか便利な性格だなあと思います。

という訳で、今週も張り切って参りましょう。