ウサギとカメの二択であれば、カメを選択すべき理由について


今日は新幹線の中で更新。

当社は毎年社員旅行があります。

旅行積立は毎月3,000円。基本的に旅費は会社と従業員で半額づつを負担。旅行先によっては過剰積立が発生し満了月で超過分のキャッシュバックがあります。毎月積立か一括払いかは個人の選択に委ねられているのですが、僕は毎月積立を選択しているので、今回は15,000円のキャッシュバックがありました。これがね、小さい話ですが嬉しいのですよ。現地でのゴルフ代に充当できるし。


ウサギとカメの話があります。

僕は毎月コツコツと定額を貯蓄する方を選択したからこそ、小さな喜びを手にすることが出来た。これを一括払いにしていると、「はい、3万円徴収でーす」と総務から声が掛かった時に「重たいなー」となる訳ですね。キャッシュバックという臨時ボーナスもゲットできない。大きなことをするには体力がいるけれども、小さなことを積み重ねることは誰でもできます。

これは仕事でも同じだと思います。

スティーブ・ジョブズがスタンフォード大学の卒業式で残した言葉のとおり「好きなことを仕事」にして成功できれば最高の人生だけれども、一体どれだけの人がそうすることが出来るでしょうか。ほとんどの人は今出来ることをコツコツと続けながら、その仕事を好きになるか、その中で得意分野を見つけて伸ばしていくかしかありません。

ICHIROYAさんのブログに「好きだから上手くやれる」のではなく「上手くやれるから好きになる」というエントリーがあり、大変共感しました。

ICHIROYAさんは、「「好きなこと(パッション)」を探すのではなく、さまざまなことをとにかくやってみて、「上手にできそうなこと」を探すことが、与えられた人生をもっとも楽しく生きるコツになるのではないかと思う。」と書いています。逆に言うと、探さなければ見つからない。何かが急に降りてくるようなものでもありません。


よく成功者の言葉として「自分の人生に後悔はない」「諦めずにやることが成功の秘訣」というのがあるけれど、斜に構えた見方をすると「それは、あなたが(結果として)成功者だから」です。成功を何とするかはそれぞれ異なりますが、「成功」というのはごく個人的な体験でしかない。だから、すでに成功している人の言葉は、個人として色々試した結果、成功したのであって、万人に共通する手法ではない。

例えば、毎年、プロ野球選手が何百人とクビになりますよね。プロ契約出来ただけで「好きなことを仕事に出来た」無数の野球人のヒエラルキーの頂点です。しかしそんな素質を持った彼らでさえ、毎年、色んな理由でクビになるというのは、彼らが「諦めた」からなのでしょうか。いや、そうではないはずです。限界までがんばったけれども、それ以上に野球を上手になることが出来なかっただけです。成功するまで諦めないというのは難しいことですね。

宝くじに当たって億万長者になるか、東証の鐘を華々しく鳴らすことができる起業家になれるかで言うと、確率はほぼ同じです。有名な社長や起業家、投資家として億万長者になる人間は、本当にごく一部です。宝くじとの違いは、本人の努力(運やタイミングも含む)次第でどうにでもなるという点でしょう。

では、圧倒的大多数の凡人は何が出来るでしょうか。

それぞれのゴールイメージによって異なりますが、今できることをコツコツと積み上げることしかないのですね。先にも述べたとおり、誰にでも出来る唯一のことは、努力と継続です。うまく行けば、その中でポンと飛び出ることができるかもしれない。それを手中にする人はラッキーな人。極論ですけれど、そいういことのような気がします。とにかく、今出来ることをコツコツと続けよう。

今回の積立の件はとても小さいことだけれど、色々と学ばされることがありました。

楽しみ凝縮、極楽トレラン(温泉・ビール・サプライズつき)


こんなに楽しいことはない!!

素直にそう思える極楽トレランのススメ。

朝6時半に芦屋川駅にラン友N君と待ち合わせ。街角ローソンカフェでホットコーヒーを飲みながら作戦会議をする。このワクワク感がたまらない。N君は地図を出してきて、先週はここを走った、このコースは人がいなくて寂しかったなど、目をキラキラさせながら話してくれる。僕もそれを嬉しそうに聞き、自分が好きなコースを話す。

そうそう、これだよ、これ。

趣味を共にする者同志の世界。この一体感がたまらない。僕もN君も基本的に単独行動をするタイプなので、誰かと一緒に走るということはとても嬉しいことなのである。さあ、今日はどうしよう。六甲山頂まで2時間、有馬までそこから1時間弱。走れるところは走りながら、3時間行程で温泉にザブン、ビールをごくり!よし、決まり!

芦屋川から風吹岩〜雨ヶ峠〜七曲り〜山頂〜魚屋道〜有馬温泉という王道かつ最短ルート。時間が時間だけに六甲山のメインストリートというべきこのコースも人はまだら状態。ところどころで紅葉を楽しみながらトレランを楽しむ。

予定どおり、2時間弱で山頂に到着。ひとしきり記念撮影をし、汗が冷えて寒いので早々に魚屋道へと歩を進める。

裏六甲も紅葉真っ盛りだ。台風の影響でところどころ道が崩れているが走行には問題なし。

山頂から45分程で有馬に到着。銀の湯が改装中のため、金の湯へザブン!

あ〜極楽!!! 

そう、極楽としか言いようがない、
だって、この充実感でまだ朝10時なんだもん!

さっぱりした後は、有馬の風情ある温泉街を「ビール」を求めて散策する。まだ店がオープンし始めたくらいの時間。

N君が、日本酒も充実していてお勧めというので、バス停前の立ち飲みバー「酒市場」へ。

カウンターにつき「まずは、生ビール」と声を掛けると・・・なんか見た事ある顔が・・・

そう、旧友がカウンターでサーブしていたのです!
恐らく10年ぶりくらいの再会!!

もうね、予期しないとはこのことですよ。嬉しいなあ。こんなことがあるから、人生楽しいなあと染みるのです。しかも彼女、なんとマラソンは3時間10分、トレランの大会もしょっちゅう出ているようで、その当時からは全く想像すらできないアスリート女性へと変身していたのでした。ここはランナー、ハイカーの聖地なのか。笑

懐かしい昔話、そしてラン話に、三人で花を咲かせながら飲むビールの旨さよ(N君はひたすら、にごり酒をリピート)。そして時間はまだ11時である。なんだこの充実感は!!

ひとしきり飲んだ後、夙川までバスで帰ってきました。

日曜日の午前中。
この短い時間に、こんなに楽しみが凝縮されるなんて。

山と海が近い阪神間ならではの楽しみです。

あー、最高!!!

(ちょっといい話)鉄男としての夢が一つ叶った夜


僕は鉄道好きです。

鉄男(男性の鉄道マニアのこと)にとっては、何気ない普段の駅のホームや、運転台が見える先頭車両や最後尾など、通勤や移動時でさえ、純粋に楽しむことができる「萌えポイント」がたくさんあります。

さて、昨夜のこと。

取引先との会食帰り、ほろ酔い気分で23時発のJR新快速に乗車。電車は好きだけど人混みは嫌いなので、比較的空いている最後尾に乗車。最後尾は車掌さんがいる運転台をガラス越しに見ることができるし(気持ち悪い客と思われても良い)、去りゆく線路や景色を眺めることができる。

車掌さんには色々なタイプがあり、きびきびとロボットのように動く人もいれば、ベテラン特有の、出汁が染み込んだ大根のように、ねっとりとコクのある動きをする人もいます。昨夜の車掌さんは「謙遜低姿勢タイプ」で、恐らくその一つ一つの丁寧な動きからとても真面目で誠実な人であることが容易に感じることができるようなタイプにみえました。

その一挙一動を眺めていると、彼の素晴らしい仕事ぶりに甚く感動してしまい、僕をそのような気持ちにさせてくれたことに対して、何か感謝の意を表したいと思い始めました。何かないかな・・・と考えたところ、長年温めていた事を実行することに。それは、

車掌を敬礼で見送ること

です。ホームの安全を確保する駅員さんが、発車する電車の車掌と敬礼し合うのをみて、「なんて格好良いんだ。僕もしたい!」といつも指を咥えて見ていたあの挨拶を、今こそ自分が実行すべきだ、と。

駅員さんが敬礼するのは「業務、お疲れ様です」という意味もあります。僕は職員でも駅員でもないが、お疲れ様ですという気持ちを敬礼で表すのは何も間違っていないとも思いました。(ただの迷惑)

さて、いよいよ。新快速を降りて、ホームでその時を待ちます。

安全確認を終えた電車が発車。車掌さん、顔を赤らめた只の乗客の敬礼に一体どう反応されるのかと思いながら・・・

ビシッ!! (^^ゞ

としてみると・・・
過ぎゆく電車の窓から顔を半分出して安全を確認している車掌さんは、僕のそれを見てしっかり敬礼し、しかも小さく会釈までしてくれたのです!

ちょ、マジか!!!!
超感動!!!!!!!

僕は自分の夢がひとつ叶ったこと、そして、その車掌さんの真摯かつ低姿勢な態度に感動しつつ、そのまま、ホームで電車を見送りました。ああ、鉄道。なんて素晴らしい乗り物なんだ。そして、なんて素敵な人生ドラマがあるんだ。

こんな夜があると、生きてて良かったなあと染みるのです。

海、川の風景色々


この土日、時間が許す範囲でランニング。
土曜日はポッカリ空いた一時間を利用して13Km、今朝は娘達のピアノ発表会の前に20km。

週末が大好きな僕としては、土日がすっきり晴れてくれるというのはとても嬉しいことです。この二日間は体を休めながらも、景色を楽しみながのランを楽しむことができました。

【Gallery】Airbus A320(不完全燃焼だけど)


時間が非常にタイトだったため、エアフェチとしては非常に不満足な内容ではありますが、恒例のエアクラフト写真を(少ないけど)掲載しておきます。

ジェットスターなどLCCの良いところはボーディングブリッジからではなく、バス移動でタラップ搭乗というところ(空港により異なる)。飛行機の真下まで行くので、その美しい機体を目近に見ることができます。沖縄便は、エアバスA320ですね。シルバーの期待が美しい。

那覇空港の写真です。
となりは航空自衛隊那覇基地です。

バスの中からなのでガラス越しですが。
それにしても空港と飛行機・・・全てが好きです。

那覇国際空港から 〜 沖縄IT関連施設レポ


那覇国際空港(OKA)からの更新です。

お世話になっている取引先が沖縄にクリエイティブセンターを設立されたため、IT関連施設、マルチメディアセンターの視察を兼ねたインビテーションです。ご招待ありがとうございます。

さて、沖縄にはコールセンターやサーバセンターを始め様々な企業が進出しています。環境もすごく良く、例えば、名護の海沿いの企業施設からはこんな景色が見えます。屋上でBBQをやる会社も多いそう。

遠方に辺野古のV字滑走路建設予定地が見えますね。

こちらは別の施設。
金融関係の企業もたくさん入居しています。

ここは某外為企業のディーラー室。

とはいえ沖縄も、本土と同じように人材不足は深刻だそう。こちらの採用情報誌を見ましたが、求人数はかなり多いですね。仕事の量だけを考えると色々とあるので、移住も検討しやすくなりそうです。


夜は沖縄サミットが開催されたブセナの万国津梁館でウェルカムパーティーに招待いただきました。各国首脳の写真が飾られ、まさにMICEの最高峰という感じです。


人も素晴らしいし、施設も完璧。環境も抜群。沖縄に進出する会社が多いのも頷けます。うちも色々とヒントをいただきました。

空港で朝食を


関空から更新です。
マクドって今、こんな朝食メニューあるんですね。
ビッグブレックファストと言うらしい。

中は、ソーセージマフィンとスクランブルエッグの具材がプラモデルのように分解してレイアウトされています。吉野家で例えると、牛鮭定食のような感じかな。(ふたを開けて写真を撮るの忘れた)


今週はとにかく色々と動きがあり、気持ちがあちらこちらに散らばっておりますが、空港や機内での移動の時間って、実は気分を変えて物事を考えるのにピッタリだったりします。

今週も残り二日。
しっかり気合を入れてがんばって行きたいものです。

こちらはご招待いただいた日米野球@京セラドーム。
素晴らしい座席をご用意いただき、感謝感謝です。

「クラウドソーシング」をキーワードに考えてみると面白い


クラウドソーシングが昨今のビジネスのキーワードになりつつありますが、あんなに広大なアメリカなのに、最短一時間で生鮮食品が届くサービスがあるというから驚き。以下、Tech Watch からの引用。

即日配達ECは激戦へ…最短1時間で生鮮食品が届く「Instacart」を使ってみた!(Tech Watch)

もちろん、サービスの展開地域は大都市圏。SF、シカゴ、DC、フィラデルフィア、サンノゼ、LAなど。ショッパーという登録者を利用し、オーダー毎にスーパーに買いに行くという「アプリを使ったおつかいサービス」なので、在庫も持たずにOKというところが魅力ですね。そしてこのサービス、週10%以上の速度で成長しているというから驚き。

アメリカでは、Amazonやをウォルマートなども展開していますが、日本では今後どうなっていくのでしょうか。いずれにしてもクラウドソーシングというキーワードを元にしたサービスは今後アイデア次第でどんどん膨らんでいきそうです。

あれこれとイメージするだけで楽しいですね。

モルトファンが憧れるシェリーカスク2013と、温室のカトレア


ウイスキーファンとしてはとても嬉しいニュース。

「山崎シェリーカスク2013」世界最高のウイスキーに選ばれる

WWB創刊12年で日本勢初の快挙。上位5位をバーボンが占め、本場のスコッチはどこへやらという感じですが、こういうランキングはそういうものですので。しかし、ウイスキーファン、モルトファンとして、この結果はとても喜ばしいことです。ちなみに、山崎蒸留所へは見学もセミナー参加もしましたが、モルトファンの皆様は是非行くべきですよ!今回受賞したシェリー樽(樽は英語でカスクという)、ミズナラの樽もあるし、ウイスキーの製造工程を全部見ることができます。

で、このシェリーカスク2013年ですが、ヨーロッパで3000本が出荷されたとのこと。日本で飲めるとこるあるのかなと・・・思っていたら、早速モルト仲間の友人が梅田のインターコンチネンタルで飲んだとのことで、はあ、さすがだなあ・・・と感服いたしました。お値段も気になりますが。(笑


祖母が大切に育てているカトレアの温室。
寒さ対策のために内側からビニールを貼る仕事が完了。

こちら防寒前。

完了後。

内側をビニールで覆います。
祖母から「頼むわ〜」と電話がかかってくると、いよいよ冬。季節感を感じることが出来る作業です。

それでは今週も一週間がんばりましょう。

賛否両論あるけれど、それでも「がんばる」という気持ちを応援したい


仕事から帰宅してすぐに見始めた今夜の男子フィギュア。

羽生選手と中国のエンカン選手が6分間練習中に激突したアクシデントをリアルタイムで見た。両者共、絶対に棄権すべきだろうという状況を乗り越えて最後まで滑り終えた。僕は今夜の大会を見ながら涙した。

この件については、賛否両論あると思う。

一つは、かなりの衝撃で頭部を打撲しているし、自分では歩けないほど足も痛めている状態で、今後の事を考えプロのアスリートとして絶対安静を優先すべきだし、コーチも周りも滑らさないで棄権させるべきだという意見。そして、もう一つは、羽生選手の体を心配しつつ祈りながら、彼の意思を尊重するという意見。

僕は後者の意見に与する。
もちろん激突した直後と治療を終えて真っ青な顔で練習を滑り出し始めた時、「長いシーズンが始まったばかり、流血もしてるし脳震とうも怖い。足も大変なことになっているのではないのか?ここは絶対に無理せず、棄権してほしい」と思った。

でも。
周りが何と言おうと羽生選手は絶対に滑る決意だったのだと思う。コーチは絶対に棄権を進めたはず。周りの大人も絶対にそう言ったはずだ。

でも、最後は羽生選手の意思に任せた。緊張感で痛みを感じないというのも分かるけれど、自分のコンディションは自分が一番良く知っているし、大げさに言うと生死についてもそうだろうし、何よりも、それが彼自身の生き様であり美学であり、絶対に譲れないポリシーなんだろう。それでもし競技人生が終わったとしても、後悔はしないという絶対的な気持ちでもって一試合、一試合を戦っている。彼のように強靭な精神と不屈の気持ちとストイックさを持つアスリートは、常にこれが最後の試合だと思って挑んでいるのだろう。


スポーツが素晴らしいなと思うのは、今夜の羽生選手やエンカン選手のようなプロアスリートでなくても、名も無き一般市民でも必死にゴールや勝利を目指すことにあると思う。みんな、己と戦い続けているのだ。

僕も市民ランナーとしてマラソン大会に何度も出場しているけれど、もうこれ以上無理、足が動かない、歩いても痛む、痙攣が止まらないなどの状態を毎度経験している。それでも、必死で半泣きになりながらゴールを目指す。実際、名も無き市民ランナー達も、足を引きずりながらゴールし、倒れこむ人たちを何人も見てきた。ゴールした後に泣いている人もいる。みな、それぞれの事情とポリシーと美学の中だけで生きている。誰かに走れと言われている訳でもない。死ぬくらいやれと言われている訳でもない。でも、みな、明日がなくてもいいから、やるのだ。

賛否両論あると思うけれど、僕は、やはり、そういう人間でい続けたいと思っているし、そういう人達を応援したいと思っている。