街ブラ・ランの極意

コースを決めず思いのままに走る街ブラ・ラン。
決めるのは走る距離だけ。コースは決めない。目についた路地に入ってみたり、走ったことのない道を走ってみたり。心が向くままに。

自分のコンパスがどこに向いているのかを客観的に知ることができるのは面白いものです。

海が好きなのか、山が好きなのか。森が好きなのか、川が好きなのか。建築物が好きなのか、商店街が好きなのか。飲食店が好きなのか、金物屋が好きなのか。古い町並みが好きなのか、新興住宅街が好きなのか・・・

花に蜂が吸い寄せられるように、自分が行きたいところをブラブラと街ラン。
面白そうな店があれば入ってみたり、素敵な公園を見つければベンチに腰掛けてみたり。

最近気付いたのは、自分は大きな木に興味があるようです。

大きな木がある森には特に吸い寄せられます。じっと見上げてみる。木漏れ日に目を細めてみる。なんだか気持ちが落ち着きます。それは悠久の時の流れを感じるからかもしれません。あと、地域に密着した商店街も好きだなあ。車がバンバン走る四車線の幹線道路から一本中に入ると商店街が現れたりします。以外なほど、たくさん人が歩いていたり。生活を感じますよね。

一年先に何をやっているかなんて分からないし、決めなくて良い

金曜日の夜、心地良い風が吹き込んできます。

日中は暑かったですが、仕事が忙しくてずっと自宅に引きこもり。唯一のリフレッシュは風呂上がりの夜に窓を全開にして涼むこと。あー気持ち良い!


ふと自分のキャリアを振り返ってみて思うのですが、一年先に何をやっているかなんて自分でも分からないし、逆に決めなくていいなと思うのです。自分の場合、仕事面ではITや技術の枠は基本的に出ないものの、その中で新しい分野に進出しては誰かに引き継ぎ、また新たな分野に進出して切り開いては誰かに引き継ぐ。

こういうことを何年もずっと繰り返してきたように思います。
だから来年どんな仕事をしているか分からないし、それがまた楽しいと思える。不安はない。今までもずっと成功してきたじゃないか。

直接仕事に関わらないプライベートの活動でも、いつの間にか色々なコミュニティに属している自分がいます。今年のプライベートのテーマ「お金にならないことに一生懸命」を地で行っていると、新たな出会いやお声掛けもたくさんいただき、社会課題を解決するために大学が中心となっている産学官民連携の活動に参画したり、新たな地域コミュニティに参加したりして毎月のように新しいネットワークが繋がり、出会いの中から新たな人脈も生まれています。

不思議なのは、これらは自分から動いて獲得したというよりも、敷かれたレールの上に乗っているというような感覚なのです。自分がしていることは、根本の芯だけをぶらさずにしっかり持っているということだけ。勝手にレールが目の前に敷かれている感じ。

あとはレールに乗るだけで、何もしない。
焦りもしないし、どこに行きたい、という目標や目的地も持たない。

良い意味でこだわりがない。

自分はこうありたい (こうなりたい、ではなく)、こういう社会にしたい、こういう価値観で生きて行きたい。そこさえ間違えなければ、成長曲線に勝手に乗せてもらえるような感じです。株と同じで、好きな会社を見つけて投資したら、あとはほったらかしにしておくといつの間かすごい利益が出ていたというのと似ています(ちょっと違うか)

そういう意味で、来年の目標とか数年後の目標とか決めなくて良いのではないかと思っています。その時その時で起きる出来事、開かれる道、出会う人々を大切にするだけ。

それだけで上手く行くと思えば、肩の力が抜けて、とても楽になります。
明日はどんな出会いがあるのか、何が起こるのか。

ワクワクしますし、毎日をとても楽しく過ごすことができています。

甘さと苦さで始まる、怠けない日曜日

日曜日の朝を迎えています。
みなさま、おはようございます。

それにしても、ドーナツとコーヒーってなんでこんな合うんでしょうね。僕は甘いものはあまり食べないのですが、コーヒーの苦さをドーナツの甘さで中和しながらの朝ごはんは最高だと思っています。

村上春樹さんは「走ることについて語る時に僕の語ること」の中でボストンでの生活を振り返り、ダンキン・ドーナツとサミュエル・アダムズを懐かしんでおられますが、日本のドーナツにないねっとり甘くてもちもち食感のドーナツは、コーヒーにドーナツを浸して食べる独特の文化を表しているのでしょうか。

ちなみに今朝の朝ごはんは、ダンキンではなくCostcoのDOTSドーナツ。こちらはアメリカではなくスペインのメーカーで、もちもちサクサクの人気商品。在庫がない日も多く、お目にかかれば即買しています。

カロリー?どうせ走るので気にしません。笑

いつもブログを書くのは夜の時間。

一日を振り返り、起きた出来事や感じたことなどを書くようにしているのですが、最近ちょっとレイジーになっている自分がいますので、今日は朝の時間を使って「今日一日すること」をしっかり宣言しておきたいと思います。

1,走る
20kmを目標に、軽めに。

2,HOKA新色をデビューさせる
セールで買い置きしておいた夏仕様のクリフトン。
気分転換にデビューさせようかと思っています。

3, 実家に行く

4,来週の仕事に前倒しで取り掛かる

さあ、今日もがんばるぞ!
良い一日になりますように!

朝焼けと夕焼けが見れる幸せ

仕事が忙しい時こそリフレッシュが必要。

まずは朝焼けの中、日差しを浴びながらの早朝ラン。
そして、仕事終わりに夕焼空を眺めながらの薄暮ラン。

短い距離ですが今日も二部練ができました。今月は在宅ワークが多く、通勤時間を圧縮できるのでその時間を仕事やランに費やすことができています。それに、帰る時間を気にしなくて良いから夜も仕事ができるんですよね(良いか悪いかはさておき)。チームとのコミュニケーションはSlackやオンラインでできているので、今のところ在宅はメリットしかないなあ。

普段の通勤時間って本当にしんどい時間です。なんとかこの時間を有効活用すべく読書に充てたりしていますが、さすがに運動はできませんからね。

今日はこんな空に出会うことができました。

日が長いから19時を回っても明るいのが嬉しいです。

なんだか逆説的ですが、ずっと家で仕事しているので、明日はリフレッシュ。シューズとウエアを持ち込み、朝からジョギングして、午前中は重要なオンラインミーティング。その後は満足のゆくまでホテルの部屋でのんびり過ごす予定です。

今週も一週間おつかれさまでした。
素敵な週末になりますように。

注意書きのお手本

宝殿山の山頂で注意書きのお手本のような看板を発見しました。

1,共感(美味しいですよね、犬は家族ですよね)
2,肯定(散歩して良いですよ)
3,主張(でも、吸うなよ、小・大便さすなよ)

最初から「〜すべからず」ではない、優秀な上司が部下を諭す手本のような書き方。
書いた方はコミュニケーションの達人と見た。

不意を突かれて、ちょっと笑ってしまいました。笑

ご当地アルプスは日本各地にありますが、この播磨アルプスもその一つ。
高御位山の上空には鳳凰のような形の雲が現れていました。

まだまだ知らないところがたくさん

今日のゴルフの舞台は、初ラウンドとなる和歌山の橋本カントリークラブで。

「和歌山」と聞いて、神戸住まいの僕は遠いなーと思ったのですが、車で1時間30分。意外と近いものです。途中、奈良の大和高田や五條を通ってきたのですが、こういうところをゆっくり巡ったら面白いだろうなあと運転しながら思っていました。

目的地の橋本は高野山に行くベッドタウンのようなものだと聞いたのですが、ここから高野山まで車で60分くらい。遠いと思っていたところでも意外と違いのですね。ゴルフって結構色々なところに行くので、本当は後泊とかして翌日は近くの温泉や名所などを巡ると面白いだろうなと勝手に想像しています。

さて、ゴルフの話に戻ると、橋本カントリーはここは関西オープンや日米対抗戦など数々の舞台となったチャンピオンコースです。広くて長い!

27ホールあるのでクラブハウスも大きく、賑わっていました。ランチも美味しかった!

このメンバーのうち、一人が仕事の関係で母国に帰国することになり、今日はファイナルラウンド。寂しくなりますが、また遊びに行かなければならないところできたので楽しみです。

旅ランナーの執念が生んだ極上のプラン

コロナ禍で海外出張はおろか国内出張もほとんどなくなり、大好きな旅行も自粛している自称・旅ランナーの僕ですが、最近気付いたことがあります。

スーツケースにシューズとシャツを必ず入れて持ち運び、ホテルを飛び出して旅先をランニングするということがどれほど人生に彩りを与えてくれていたのかを。

本来であれば、今日は鯖街道ウルトラマラソンの日でした。

例年であれば前日に福井県の小浜に入り、受付を済ませて街を散策、夜は地元の料理に(お酒は控えつつ)舌鼓を打つ。翌日は小浜から京都の出町柳までの70kmを走破する。このような楽しみも今日はなくなってしまいました。準備不足だったので内心ホッとしている自分もいるんですけどね。

そんな中ではありますが、やっぱり少しでも「旅ラン気分」を味わうべく、今日はビジネスホテルのデイユースを利用してみました。最近オープンしたホテルインターゲート大阪梅田。めっちゃきれいです。

朝8時から最大11時間利用で4,900円。ランニング・ステーションも休業しているところもあるので、一部屋を自由に長時間使えるのは考えようによっては安いと思います。

9時前にチェックインし、部屋で着替えを済ませて走り始めました。ああこの感覚。皇居ランしてた時と同じだ。

今朝は中之島のバラ園が満開でした。

大阪城に

中之島公会堂

今日は特別暑い日でした。
 
気温はぐんぐん上昇、まだ身体が暑さに慣れていないので25度を超えると体力の消耗が激しくなります。結局13kmを走って、ホテルに戻り、冷たいシャワーでクールダウンしました。

さっぱりしたところで、ランチは阪神百貨店の地下のお弁当をテイクアウト。持ち込んだPCで仕事をしたり、本を読んだり。人に会わないので感染対策もバッチリ。

日帰り旅気分に浸れますねえ。これ、ちょっとはまりそう!これから気分転換が必要な時はこのプランを駆使したいと思います。

今日はそんな一日でした。

感じたことを確認し、受け入れて、前に進む

自然の中に身を置くことで、脈絡もなく混沌と考えている思考の絡まりがすっと解けることがある。頭と身体が軽くなり、進むべき道がはっきり見えることがある。

知らない道に一歩踏み出す時や不確実性が高い選択をする時、不安と恐れから、前に進むことを躊躇したり、少しだけ開いた扉の向こうを隙間からちょっと覗いて閉じてしまったりすることもある。でも、自分の「行きたい」「進みたい」という気持ちは、その扉を閉じてしまった時にどこに行ってしまうのか。

感じたことを確認し、受け入れて、前に進む。

まっすぐに伸びる杉の大木に囲まれていると、僕、このまま進んでいけば大丈夫かもしれない。と背中を後押しされているように感じます。

目の前で起きた、あるいは起きている出来事をどのように解釈するかは人それぞれだけど、それを自分が前向きに生きていくためのエールのように感じることが大切なのではないでしょうか。

気のむくままに、思いのままに

地元をゆるゆるとランニング。

いつものように、気になる路地裏、鎮守の森、商店街など気の向くままに思いのままに。時間も距離も特に決めず、何かの制限もなく、永遠に続く散歩のような気分。その土地に根ざす人々の生活、長い歴史の中で繰り返されてきた生と死、それぞれの時代ごとに無数の祈りが蓄積されてきた森。

自分が生きている時間なんて長い歴史の中では一瞬でしかない。短絡的な判断ではなく、歴史と文化を知り、その上で未来をどのように作るかを判断すること。

そういえば、人生って「あてのない散歩」みたいなものですね。

ちょうど21km地点で雨が降り始めたので、切り上げて電車で帰宅しました。
結局、一人ハーフマラソン。

今日は娘たちと「おうちBBQ」を約束していたので、ベランダにホットプレートを出して焼肉を。祖母と父も実家から呼んで、家族一緒に賑やかに楽しみました。

走ることに飽きる時って来るのかな

関西地方は午後からは大気の状態が不安定になり雨、との予報。

という訳で、午前中にすべての用事を済ませておこうと計画しました。今朝は早起きして開店直後のCostcoに8時過ぎに到着。車にガソリンを入れて、月イチの大量購入。なんと取引先さんのご家族に会うというおまけ付き。

帰宅したのは9時半(まだ9時半!)
雨が降り出す前にとランニングへ。

曇り空の時は涼しかったのに、日が照ると気温上昇。
夏場のランニングのように日陰を探しながらのランとなりました。

都合良く、緑のトンネルを見つけて数往復。ツツジの花に誘われてやってきたクマバチに気をつけながら走りました。

思えば初めてハーフマラソンを完走したのが、2011年の4月。そして、同じ年の12月に奈良マラソンに出場して3時間54分で初フルを完走してから、今年で丸10年です。もう10年なのか、まだ10年なのか。
 
初めはダイエットと健康目的で走り始めたのですが、レースにも出るようになって、ウルトラも走って、今でも飽きずに良く走っているなあ、と思います。
 
自分の人生と同じで、派手なこともなく、大きくハネることもなく、成長しているのかしていないのか分からないような遅々とした歩みですが、こうして続けられていることに感謝。

なんとなくの感覚ですが、仕事も投資も趣味も、やはり10年ですね。10年単位で見ないと何も見えてこない、というか、結果が出ない気がします。人によっては、短期間で強烈な角度で成長をしたり、大成功をする人もいますが、自分は自分。亀のような歩みでも、コツコツと積み重ねることで小さな何かをつかめるのであれば、それも良しとしようと考えています。

今のところ、走ることに飽きるような気配はありません。ランナーって不思議な生き物です。村上春樹さんが「走ることについて語る時に僕の語ること」で書いているように「ランナーはなるべくしてランナーになるのだ」のとおりだと思います。人に勧められたわけでも、誘われたわけでもなく、小さな選択と決定の結果、僕は勝手にランナーになったのですから。

そんなことを考えながら、明日もまたどこかを走るのでしょう。