格納庫と飛行機の話を少し


少しだけ空にまつわる話を。

101沿いのサニーベールのステイ先から、車で10分も走ればモフェットフィールドにある著名な建造物「ハンガーワン」を見ることができます。ハンガーワンとは、NASAが管理するモフェットフィールド(モフェット・フェデラル飛行場)に1931年に米海軍により建設された航空機専用の建設施設で、歴史的建造物にも指定されています。ちなみに、GoogleがNASAと60年のリース契約をしたので、今はGoogleの管理なんですね(なんて企業だ)。
興味ある方はこんなの記事も。「NASAの巨大格納庫「ハンガー・ワン」がグーグルの“手中”に」(日経ビジネス)

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(写真:NASA)

現在では、外壁が老朽化のために外されて骨組みだけのスケルトンになっていますが、僕もこれを見ると、ああ、シリコンバレーに来たなと毎回実感するランドマーク的な存在です。

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このNASAのマークを見るだけで気持ちがアガるのは、航空宇宙好きの宿命でしょうか。

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ここにいると、San Jose 国際空港も近いので、車で走っていると離着陸する飛行機を間近で見ることができます。これは、サウスウェスト航空のお腹です。

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さて、出張も今日で終了。

最後の夜の和食屋さんで、いつもお世話になっている方に偶然出会って座席を共にさせていただき、同席された製造業の社長を紹介いただくなど、毎度のことながら偶然の出会いも含め、たくさんの方と出会うことができました。もちろん仕事も順調です。しかし、とにかく忙しい!MTGに次ぐMTGで、PCを開ける暇も資料をまとめる時間もあまり取れず、深夜や明け方に起きてはメールをチェックするくらいの状態。関係各所、連絡遅くなっていてスミマセン。もう昼も夜も日付も曜日も訳が分からなくなっております。

次の更新は帰国後の予定。
日本はシルバーウィーク真っ只中ですね。

それでは、また。

人と物と情報を集める巨大なエコシステム


Silicon Valley の Mountain View という場所は、Google本社とモフェットフィールドがあることで有名ですが、ここに「Hacker Dojo(ハッカー道場)」というシェアオフィスの機能も兼ね備え、各国からたくさんのエンジニアやデザイナーが集まり、日々研鑽を重ねている Tech Hub があります。

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こちらのパートナー様の紹介で中に入れていただく機会をいただき、ちょうど日本からインターンに来ている学生さんを含めて、ジョインしておられる日本人エンジニアの皆様にもQuadceptを紹介させていただきました。

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中は天井が高くてとても広く、遊び心があってお洒落でいかにもシリコンバレーのオフィスという感じ。フリーアドレスでたくさんの方がPCに向かって仕事をしています(詳細は Hacker Dojo のサイトをご覧ください)

Googleキャンパスも近いので、Chromeカラーに塗られたGoogle自転車も置いてあり、企業、個人、学生問わず、人と情報が垣根なく自由に行き来できているオープンな環境であることを垣間見ることができます。

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車で走り回っていると、雄大な自然や低層階の建物、緑多い公園など、高速道路の渋滞を除いてはとても穏やかな場所のように見えるシリコンバレーですが、やはりここは、IT、TECH、ものづくりの分野で世界を牽引する企業群とスタンフォードのような大学を中心とした巨大なエコシステムが世界中から人と物と情報を集め、また、それがゆりかごの役目を果たし、このような Tech Hub から、次の時代を担う若者達、新しいスタートアップスがまた続々と生まれるんだなと思うと、あらためてこの地域の凄さを感じます。

それと同時に、英語が苦手な日本がなぜここまで成長できたのか、なぜ今でも世界三位の経済大国として君臨して続けていられるのか、逆にそれはすごいことなのではないのかとも思います。

年に二、三回は訪れている場所ですが、いつ来ても色々と考えさせられる場所です。

天気と元気の関係


日本の今夏は本当に雨が多くて蒸し暑く、心身共にまいってしまいました。その期間のブログを見てみると、いつになったら雨が上がるのだの、今日は久しぶりに晴れたから元気だの、そんなことばかりつぶやいていて、余程しんどかったんだろうなあと自分でも可哀想になってきます。

しかしベイエリアでは、予定がビッシリで走り回らなけばならないものの、やっぱり天気が良いのでハツラツと頑張ることが出来ています。朝から溜まりに溜まった仕事をこなしたりとか。

展示会終了後、こちらのプロジェクトメンバーと会って進捗を確認したり、いろんな会社を訪問したり、ミートアップしたり、ディナーに行ったりと、本当にたくさんの人とお会いしています。来る度に可能性を感じます。浮かれた気持ちでも、よくある「刺激」というものでもなく、もう少し冷静な何かです。

では、今から最後の打ち合わせに行って来ます。

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[Photo Gallery]Running at Baylands Park


海外に来ると(特に米国では)朝から夜まで予定がビッシリなのと、ホテルに戻ってからも虫の息で日本からのメールをチェックするので、基本的に寝不足になってしまいます。でも、やっぱり体が資本なので、毎日とは行かずとも、出来るだけ時間を捻出して朝ジョグだけは軽くするようにしています。

今ステイしているホテルはサニーベールにあり、ここには今年の1月にも滞在したのですが、ホテルから4kmほど走れば、大好きな Baylands Park があるのでそこまでクリーク沿いのトレイルを走って公園を目指すことにしています。

特に天気の良い朝は、陽の光が美しく、夜露にぬれた木々の葉がキラキラと光って心が洗われると同時に心身共にリフレッシュされます。

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それでは、今日も一日がんばります!

ビジネスパートナー


到着するなり、車でサニーベールに移動、ランチを済ませてホテルにチェックイン、その足でconvention center の事前設営に。いつもの景色に、いつもの道路。16時から現地パートナーとの打ち合わせ、そしてビジネスパートナーとMTG、その足でディナー。フルコースの初日です。

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ジェットラグをものともせず、とにかく飛ばすのが我ら流。
寝ずにがんばろうと思います(寝ます)

現地顧客とのディナーは大好きな Black Angus Steak で定番のフィレです。

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半年ぶりの Silicon Valley はやっぱり快適


現地時間の火曜日朝10時半にサンフランシスコ(SFO)に到着し、車を飛ばしてホテルがあるサニーベールまで来ました。101も空いていたので順調に到着。今は仕事前のランチに El Camino沿いのCarl’s Jr. で懐かしの Famous Star Burger を食べています。僕が子供の頃は関西にも Carl’s Jr. がニ店舗あったのですが、いずれも撤退してしまいました。

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空港を出た瞬間から、カラリとした空気に少しひんやりした気持ちの良い風。ああ、やっぱりベイエリアはいつ来ても快適です。着いた初日から、ミーティングに商談に目白押しですがしっかりがんばりたいと思います。

明日は Santa Clara convention center で PCB-WESTが開催されます。詳細はこちらから。ベイエリアの皆様、是非お越しください。

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旅先で、まず初めに探すもの


プライベートかつ自分一人で学びが目的の旅において、まず探すのはスーパーです。

お惣菜コーナーが充実していたり、デパ地下のような感じで多店舗が同居しているような駅直結型であれば尚良し。こういうところは閉店間際になるとお惣菜が割引になりますからね、一人だし本やスマフォ片手に食べるだけのことなのでファーストフード以外の惣菜テイクアウトが一番良いのです。

ちなみに、今回のステイ先の近くには駅直結の「スーパー+多店舗+飲食店街」があり、とても便利。ちなみにこちらは、本格中華のお惣菜屋さんで買ったもの、通常1パック450円のものが、閉店前に行くと2パックで520円(ほぼ半額!)になりますのよ、奥様。オホホホ。

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美味しい。ちなみにここは唐揚げやビーフンも抜群です。

またスーパーがあれば、酒や炭酸水に困ることもありませんし、日用品もコンビニに比べて安いし便利そのもの。たまに気取ったところに行きたければ、そういうところを探せば良いし、何でも出来てどうにでもなるのが一人旅の良いところでしょうね。

そして、もう一つ。
ジョギングロードも忘れてはなりません。

国内であろうが、海外であろうが、どこにでもウエアとシューズを持参しますから、走れるところの確保は必須です。欲を言えば、大きな公園や海沿いのジョギングロードのようなところがあれば尚良し。とはいえ、道路さえあればどこでも走れますので、交通が少ないところ、歩道が広いところを探し、Google Maps片手に走るようにしています。

今回も少し良さ気なコースを見つけたので、ジョグってくることにします。
それでは、また。

旅はそれぞれ


頼んでもないのに、台風が南洋から雨と熱風を運んできてくれたので、蒸し蒸しジメジメ暑い一日。取引先での打ち合わせに行く頃は、今にも泣き出しそうな空も泣かずに我慢してくれていたのですが、帰る頃には雨も降り出し、強く吹く風にお気に入りの傘(折りたたみ式、出張先のコンビニで700円で購入)もミシミシときしむ始末。


旅は人それぞれ。
姉(のような存在の友人)はイスタンブールからモスクワ入りしたとのこと、日差しはきついが日陰は涼しいらしい。つまりは湿度が低いということで、この熱帯日本にいる僕からすればうらやましくて仕方がありません。

かくいう僕は、9月のシリコンバレー出張のフライトアレンジを。KIXからSFOへは、UNITEDの直行便がダントツ便利なんだけど、同じ日程でも、HNDやNRT経由の方が安かったりということもあります。最近はベストなコスパとスケジュールに合うものを求めて色々と見るようになりました。コストは大切ですから。ホテルもそうだけど、エアも物理的な席数が決まっているので満席になれば取れない。予定がFIXすれば2ヶ月先でも確保(あるいはフェアロック)しておく方が何かと安心です。

蒸し暑さとチキンライス


朝6時に起きてジョギング。

湿度80%、とにかく蒸し暑い朝でした。
そんな中、汗をたっぷりかきながら走るのは爽快です。暑いからこそ、汗も噴き出るってものです。


3年前のシンガポール、やはり同じようにホテル近くの公園の周りをジョギングしていました。あの時も早朝であるにも関わらず、とても蒸し暑く、ジョギングしている僕を颯爽と追い抜いていったスケートボードに乗った女性をうらやましく思ったものです。

今朝のジョギングで、シンガポールのローカルに人気の、Wee Nam Kee Chicken Rice のことを思い出しました。出張で降り立ったチャンギ国際空港からホテルに向い、ひとしきりメール処理をした後にMRTで向かったWee Nam Kee。一人で来ているのは僕だけで、他は皆グループや家族でしたが、全く気にせずに一人で大きな丸テーブルを独り占めして、タイガービールを何本も開けたことを覚えています。

やっぱり、記憶は風と空気の香りです。

イングリッシュ・ベイの風の音と空気の香り


夏を飛ばして秋が来たかと思うくらい涼しい日曜日。

向かい風は走るには辛いけれど、この時期のジョギングにしては極めて珍しく、ほとんど汗をかかない薄暮の12Kmランです。

人間は視覚だけでなく、五感で記憶する。

そう実感したのが、ちょうど大学の競技カヌー部が一日の練習を終えて片付けをしている横をサイクリストがスーッと横切った時でした。

夕暮れの日差しが季節に違わず強い反面、涼しい風が強く吹いてゴウと耳元で鳴った時、バンクーバーのイングリッシュ・ベイをジョギングしている気分になったのです。

イングリッシュ・ベイにいた13年前の夏を何故フラッシュバックしたのかは分かりません。ジョギングしている芦屋浜の景色もバンクーバーとは違う。でも、あの夏でも特有の涼しさ、からりとした空気と強い風、そして浜沿いのジョギングロードと、日差しのコントラスト。それらをちゃんと五感で覚えていたようです。

不思議なものです。
ちょっとしたことがきっかけで昔の景色を思い出す。僕にとってそのきっかけになるのは、風と空気の香りなんです。