タイミング良く、グアムでジャパンフェスティバルが行われていました。秋祭りです。たくさんの日本人、日系人、ローカルの方々、観光客で賑わっていました。
南の島で炭坑節。
なんだかホッとすると同時に、日本人会の歴史を感じます。
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2014年初夏のミネソタ北部は晴天で涼しく、緑の青さと空の青さ、そして浮かぶ白い雲とのコントラストが鮮やかでした。
長いフライトから解放され、田舎町の空港で買ったコーヒーを片手に、背筋を延ばしながら車の運転席に座り、ハンドルを握りました。
成田からミネアポリスまで直行便で飛び、さらにリージョナルにトランジットし、一時間のフライトを経てノースダコタのグランドフォークスへ。そこからレンタカーを一時間運転して州境を越え辿り着いた町に、400万点以上の取扱数、常時100万点以上の在庫を誇る世界最大級のオンライン専業の電子部品商社、Digi-Key Electronics があります。この場所から毎日、世界170カ国に部品を出荷している、電子業界では誰もが知る大企業です。
僕達Quadceptチームは、本社の大会議室で、初めてお会いする社長、副社長、役員、各部マネジャーを前に、プレゼンテーション、及びディスカッションを行いました。もちろん通訳もなく、資料も会議も全て英語で、今では日常のことになりましたが、その当時の緊張感からすると、まあよくやったなあと思います。
今年の2月にも再訪し、僕は自分の誕生日を−20度以下の極寒の地、田舎のホテルのジムで迎えることになりました。しかし二回目の訪問ということもあるし、普段からWEBカンファレンスやメールでやり取りしていることもあって、顔馴染みのメンバーでとても楽しくミーティングを行うことができたのを思い出します。
この度、足掛け二年の月日を経て、ようやく、Digi-Keyとの業務提携、及び、機能連携したQuadceptの新バージョン「version 9」を昨日発表することができました。ありがたいことに、今回のリリースは日経産業新聞のニュースにも取り上げられ、業界的には大きなインパクトとなったようです。
https://www.quadcept.com/ja/product/library.html
僕達のような大阪の小さな企業が、このような世界的企業と業務提携を結ぶことができたということは本当に大きな出来事です。チームのメンバー、関係いただいている全ての皆さんのお力添えがあってのこそ。今年から本格的にシリコンバレーを起点に営業展開していますが、これを機にますますグローバル展開を進めて行きます。皆様の期待にお応えできるよう、また業界にイノベーションを起こすべく、まだまだ「面白い」ことをやっていきたいと思っています。
最近ありがたいことに、ビジネスアライアンスのお話をたくさんいただきます。自分たちの会社にくらべれば何倍も何十倍も大きな企業からのオファーも多くて驚きます。これもコツコツとやってきたことの積み重ねが実を結びつつあるのだろうなと実感しています。
とはいえ、まだまだスタート地点。
ここからです。
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先日、BARでかかっていた音が、クリアなエレクトロでとても心地良かったので、「これってNujabesのトラック?」(Nujabesは美メロなインストでとても有名なトラックメイカーです)と聴くと、「いえ、水曜日のカンパネラっていうユニットです」というので、色々と聴いてみると、とにかく面白いことをやっている三人組ということが分かりました。興味がある人はYoutube(「水曜日のカンパネラ チャンネル」)で聴いてみてください。
本格的なエレクトロ、ディープハウス系の美メロサウンドに意味不明な歌詞が乗っかり、キャラも立っててVideoも面白いです。ビジネスでも何でも隙間産業と言いますが、これで攻めるかーという感じ。たくさんの楽曲の中に「マリー・アントワネット」という曲があるのですが、今日のタイトルはその歌詞の中から引っ張ってきました。
フランス革命で斬首刑にされたマリー・アントワネットの言葉として有名ですね。話は変わりますが、彼女は食糧不足で困窮している国民の生活とは裏腹に、贅の限りを尽くした暮らしっぷりで「パンがなければ、お菓子を食べればいいじゃない」という世間知らずもいいところの言葉を吐いた悪の権化としてのイメージがありますが、色々と調べてみると実際この言葉を言ったのは本人ではないそうです。まあ、それは良しとして。
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金曜夜の下り新幹線は出張帰りのビジネスマンでいっぱいです。今日の東京はまさかの雨。最高気温も15度と寒い一日でした。とりあえず今日は大阪に戻って、明日の仕事に備えることにしましょう。皆様、お疲れ様でした。
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シルバーウィークの前半はカリフォルニア、帰国した後半は信州の八ヶ岳山麓で過ごし、連休が明けると同時に大阪で仕事に向い、今日は広島へ。仕事があれば何処へでも向かうのが信条です。
6時過ぎに家を出て、新幹線に乗り、呉へ。
呉では取引先を回り、遅めのランチを魚介出汁が聞いたラーメンで満たし、
広島市内へ移動し、ここでも取引先と打ち合わせ。
最後は取引先の担当者さんと合流して既に満席の MAZDA ZOOM ZOOM スタジアムへ。阪神vs広島戦を、ガチ阪神ファンの関西三人組が一塁側の内野席で控え目にかつ、無国籍な柔軟さで観戦。広島の皆様の暖かさに触れることができました。
僕は祖母が広島なので、いわば、関西と広島のハーフ。
素敵な方言や空気に触れると妙に落ち着くのは、半分、広島の血が入っているからなのでしょう。これからどんどん、こちらでも仕事を広げて行きたいと思います。
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朝の内に仕事を終わらせ、ジョギングに。
朝の気温は13度。家を出た瞬間は、さすがにランニングシャツとショーツだけですので寒さを感じますが、走っているとそんなこともすぐに忘れてしまいます。朝は散歩している人や畑仕事をしている人もいて、皆さんとても気さくに挨拶してくれているので爽やかな気持ちになります。
こちらは秋が少し早いようです。
既に色付き始めている木々にススキ。
走りながら、晴耕雨読の生活に思いを馳せました。
晴れたら仕事をし、雨なら本を読んで自宅で過ごす。なんて素敵な生活!実際にこちらでは仕事をリタイアしてそのような生活をしている人も多いですが、僕はまだまだ若過ぎるし、しなきゃいけない事も仕事もたくさんあるので、年に数回の短いステイで「その気」になることにします。
しかし、走っていると「売地」と書いた土地が幾つかあり、「ここを買ってこんな建物を立てて、こんなことが出来ればいいなあ」とか、「店だったらこんな名前にするのになあ」、と、あれこれ考え出すと10Kmなんてあっという間に過ぎてしまいます。ああ、己の想像力の豊かさよ!
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信州の八ヶ岳山麓にいます。
標高1500mに位置する家では、夕暮れにもなると半袖では肌寒くなります。それでも、鳥のさえずりと新鮮で凛とした森の空気が吸いたくて、ハイボールと共に屋外のウッドデッキでブログを更新しています。
昨夜、米国出張から帰国してすぐに自宅に戻って準備をし、八ヶ岳ベースに向いました。シルバーウィークの半分が出張で埋まってしまったので、せめて後半くらいは家族でゆっくりと過ごせるところを・・・と考えた時、やはり我が家みんなの憩いの場であり、娘たちも大好きな八ヶ岳ベースにステイすることが最善だと考えたからです。さすがに多少なりとも体力的にはハードでしたけれど、ここに来れば心身共にリラックス出来るので、来て正解でした。
今日は朝から青空が広がり、行く先々で美しい景色を見ることが出来たので写真を並べておきます。