仕事終了後、現地で大変お世話になっているビジネスパートナーのご自宅にお招きいただき、お庭でBBQを催していただきました。ここはAppleの本社がある場所で有名なクパティーノです。ちなみに、シリコンバレーは物価の上昇と地価の高騰で非常に住みにくくなっているようで、会う人、会う人、みなから同じ話を聞きます。
しかし、ロケーション的には最高の立地です。
飛行機内で結構寝ることが出来たので、SFOに到着してから精力的に動くことが出来ています。日本時間の17時に出発し、10時間後(日本時間の夜中3時頃)に到着する訳ですが、サンフランシスコ時間は午前10時半。そこから長い一日が始まります。
空港で予約しているレンタカーをピックアップし、101を南に向かって運転。El Camino Real沿いのSanta Claraのいつもの店でランチをして、ホテルにチェックイン。夕方からは現地のビジネスパートナーとミーティングからの会食です。
ここが間借りさせていただいている Quadcept U.S. Branch です。
ディナーは、Cisco Way (通称:シスコ村)近くの中華料理店にお連れいただきました。
シスコ本社社屋の近辺は、きれいなアパートメントが立ち並んでいます。
今夜は、まだ寝ることができません。
今からシンガポールとカンファレンスコールが始まります。うーん、早く寝たい!!
連休中のKIXは、なかなかの人混み。
バカンスに出掛ける、あるいは帰国した旅行者で賑わっています。
僕のように、今から出張へ・・・という人も中にはいるのでしょうけれど、どう見たってスーツ姿の人はいませんし、出張ですという僕ですらスエットパンツなのですから、人は見掛けで判断してはいけませんね。
今から、3ヶ月半ぶりのサンフランシスコに飛びたちます。当たり前のことですがアメリカはGWとは無関係。今日も仕事のメールが関係なしに飛んで着ています。飛行機は満席という程ではありませんが、まあまあの乗客率。UNITEDのKIXーSFO路線、このままの調子でずっと飛び続けてほしいものです。
まだ搭乗まで少し時間があるようです。
冷たいビールでも飲んで来よう。
次回の更新はシリコンバレーからお届けします。
FBでシェアされていたのでご紹介。
Hotel del Coronado Sold to Chinese in $6.5B Package(breitbart.com)
サンディエゴのコロナドにある1888年創業の名門ホテル、Hotel del Coronadoを含む16の高級施設が、中国の保険グループ、Anbang Insurance Groupに6.5Bで買収されたとのニュースです。6.5 Billionて!つまり、65億ドル、日本円にして約7800億円ですか。まさに爆買い。
Hotel del Coronadoへは、昨年3月のサンディエゴ出張時に立ち寄り、あの美しさと、歴代大統領やセレブ達の定宿としての風格を肌で感じただけに、中国資本かよ・・・といささかショックを隠せずにいます。いや、中国が良い悪いではなく、こういうホテルは投資対象としてではなく、有形文化財として国やカリフォルニア州が守るべきものなのではないのかなと思うのです。
しかし、実際には、バブル期の日本企業がゴッホの絵画やNYのロックフェラーセンター、ペブルビーチリゾートなどを買い漁ったように、景気の良い外国資本に買われながらも、うまく行かなくなったら結局アメリカに買い戻されるという(日本もバブルが弾けて、どんどん手放しましたよね)この投資経済の現実、悲喜こもごもを見ている気がして、まあ、そんなもんだよな不動産なんて、と思ったりします。
その証拠にマンハッタンの老舗高級ホテル「プラザ・ホテル」はインドの投資グループが、名門ウォルドルフ・アストリアは、例の中国Anbang Insurance Groupに19億5千万ドルで買収されたりと、アメリカの高級ホテルは投資対象として大人気。しかし、このような破格の値段で莫大な利益を上げているのは実はアメリカの不動産企業だったりする訳で、「いずれ中国バブルも弾けるから、今のうちに高い値段で買わしておけばいいか、どうせ後で二束三文で買い戻すし。うふふ。」などと思ってたりしそうで怖いですね。うーん。
でも、コロナドは本当に良いところです。
それは、すべき事をとにかく黙々と片付けること。なぜこんなことをしなければならないのか、明日にしようかな。このような邪念は一切シャットアウト。ただ無心・無欲に、黙して取り組むのみ、です。
そのようにして初めて自由な時間を獲得することができます。週末に積み残したタスクは、出来るだけ早い内に終わらせたい。という訳で、今日はほぼ一日スタバに篭りっぱなし。こういう時、カウンターに電源があるのは本当に助かります。そういえば4月21日のグローバル人事塾は、元スターバックスCEO(コカ・コーラビバレジ常務、ザ・ボディショップ社長も歴任)の岩田松雄さんが登壇されます。「第42回 グローバル人事塾 2016年 4月21日(木) ミッション!経営の原点」
スタバのWifi化や環境づくりがあるのも、このようなビジネスモデルにあるんですね。湯川鶴章さんの会の翌週ですが、毎度すごい講師が登壇されます。
さて、昨夜の寝相が良くなかったのか、今朝は寝起きの瞬間から腰痛が。さすがに4、5時間もスタバの硬い木製のイスでは疲れてきますし、腰が痛くなかったとしても、集中力とキレがなくなってくる。そんな時のために村上春樹の「遠い太鼓」をカバンの中に忍ばせ、パラパラとページをめくっては、行ったことのないイタリアやギリシアに思いを馳せ、気分転換をしています。ああ、旅に出たいなあ(←こういうのが邪念)。
日が長くなってきましたね。凝った身体をほぐすべく、夕方10kmジョギングに出ましたが18時でもまだ全然明るいのはありがたい。夕焼けもとてもきれいでした。明日も早起きして仕事の続きです。午前中には終わらせてやる!
皆様も良い週末をお過ごしくださいね。
それでは、また明日。
新幹線は仕事をするには適した環境だと思っていますが、それ以上に、寝る空間としても最高です。
これは時としてまずい事態を引き起こすことがあります。今日も、社内で積み残した仕事を「新幹線でやればいいか」と思ってPCをカバンから出し、さあと思っていたらいつの間に寝てしまい(京都駅を過ぎた辺りから記憶なし)、名古屋から乗車して来た人にも気付かず、浜名湖の辺りで目が覚めた時に隣に人が座っているのに気づいて驚くということになってしまいました。今、急いで仕事を続きを始めていますが、新幹線は、下手したら家よりも良く寝れるのかもしれません。
多少暖かくなったと思ったら、曇空。
富士山は期待できないかなと思っていたのですが、薄らとその勇姿を見ることができました。
先日見ていた番組で、富士山写真家の大山行男さんの家が特集されていましたが、富士山の魅力に取り憑かれ、富士河口湖町富士ヶ嶺にドームハウスを自ら建てて26年間もずっと住んでいるようです。ドームハウスの大きな窓からはいつも富士山の全景を見ることができますが、「富士山を毎日見ながら生活出来るなんて、こんな幸せな暮らしがありますか」と言っておられたのが印象的でした。
僕もなんとなく、分かる気がします。
誰でも、死ぬまでに一度は行ってみたい場所があるのではないでしょうか。
いつかウユニ塩湖で写真を撮りたい、いつかモナコでF1観戦がしたい、いつかエロマンガ島でエロマンガを読みたい・・・
僕は死ぬまでに行ってみたい場所が二つあり、一つはシングルモルトの聖地、アイラ島の蒸留所(アードベックやラフロイグ)でピートの香りを嗅ぐこと、そしてもう一つは、カミノ・デ・サンチアーゴとして知られる、フランスからピレネーを超えてスペインのサンチアゴ・デ・コンポステーラまでの道のりを歩くことです。
どちらも、きっと何もない場所だろうということは想像がつきます。アイラ島は、きっと蒸留所しかないし、カミノ・デ・サンチアーゴは世界遺産を構成する古い町々をたくさん通るものの、町から町への田舎道はきっと何もないに違いありません。でも、僕はアイラ島とカミノ・デ・サンチアーゴの両方とも、本で読んで憧れが強く、実際に行くと何もないところなんだろうなと思いつつも、何かそういう場所がある方が人生を生きていく上での目標にもなるだろうと思い、イメージの中で大切にしています。
こちらがアイラ島。スコットランドにある島です。
今はネットで検索すれば、いくらでも写真を見ることができますし、口コミの情報を簡単に入手することもできます。先日リニューアルした「kicmil.jp」もその一つ。特集記事もあり、旅に関する最新情報は何でも入手できます。読んでいるだけで旅に出たくなるサイトですね。
ちなみに、エロマンガ島ですが、Google Mapsでは「イロマンゴ島」と表示されてしまっていて、かつての栄光が霞んでしまっているのが残念です。
人は生まれ育った環境によって、「感動するポイント」が違いますよね。物の好き嫌いだけでなく、例えば、都会育ちの人間にとって自然いっぱいの環境は憧れるけれど、逆に自然に囲まれて育った人間は都会のビル群を見て感動する・・・といった具合にです。
というのも、先月後半の週末に、サンタクルーズから17miles driveに向かって車を走らせながら、都会から離れたアメリカのサバービアの光景がどこもそうであるように、ひたすら農場、とか、ひたすら砂浜、とか、ひたすら野原・・・とか、そういった雄大な大自然の光景に見とれていた僕の横で、一緒に出張に連れて行った開発マネジャーが、助手席で無表情かつ無感動に眠そうな顔をしていたのを思い出したからです。本当に、あまりに無感動なので、笑ってしまったくらいです。
僕は雄大な光景に「すごいな」「いいなあ」「あそこはどうなっているんだろう」と、いちいち感嘆の声を上げながらハンドルを握っていたのですが、彼は砂丘を見ると「なんか鳥取みたいですね」、原っぱが続く道路を見ると「福井県っぽいですね」、そして、港町を見ると「明石みたいですね」と、つまらなさそうに呟くのです。
確かここは野生のラッコで有名なモントレー湾のモス・ランディングだったと思うのですが、この小さな港町の、小さな桟橋に係留されているヨットの上にアザラシが寝そべっていたりするような光景なんて、僕にとっては素晴らしいの一言に尽きるのですが、それでもこれを見て無表情に「明石ですね」と言ってのけるこの男、そして、この男が実際に存在するという事実に面し、軽く目眩を覚えつつ、それでも人の感動ポイントって随分違うんだなあと考えさせられました。
もちろん明石が悪いと言っているのではなく(逆に僕は明石が大好きですが)、僕は単純にこういうのんびりした光景に感動してしまうのですが、彼に聞くと、生まれた時から山と自然に囲まれて育ったらしく、自然や動物には特に感動せず(恐らく、いやというほど見て来たからでしょうね)都会の賑やかな雰囲気が大好きらしい。そういや確かに、サンフランシスコのダウンタウンや、サニーベールの駅前通りではテンションすごかったなと思い出しました。
僕は逆にサンフランシスコのダウンタウンは、確かに歴史を感じる古いビルディングや急坂をケーブルカーが走っている様は好きですけれど、でも、そこまでではないですもんね。それはきっと、ある程度都会の中で育ったからだと思います。東京よりは神戸が好きだし、大阪よりは信州が好きですから。
まあ笑い話ではありますが、人によって「感動ポイント」は違うのですから、価値基準であろうが審美眼であろうが、どんなことでも押し付けることは良くないなと考えさせられました。