こちらの腰世界(歩ける)とあちらの腰世界(寝たきり)の国境におります

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元々持病の腰痛ですが、出張疲れかフライト疲れか、腰が崩壊直前となっております。

何度もぎっくり腰になっているベテラン腰痛者ですので、こちらの世界(歩ける)とあちらの世界(寝たきり)を隔てるレッドゾーンは身体が良く覚えています。今はまだギリギリ動けるレベルですが、多分、くしゃみ一つであちらの世界に光速で移動するでしょう。

昨日、あまりの痛みで仕事にならないので、会社近くの整骨院を予約し、治療に行きました。まあ骨盤が歪んでいるとのことで(そりゃそうだろう)、骨盤矯正マッサージと電気を当ててもらい、少しマシになったかなという感じです。あとは、貰ったチラシにある骨盤矯正運動をしっかりやるだけ。まだ歩けるだけマシですが、ほんとレッドゾーンを超えてしまうと、あっという間に寝たきりの生活になりますからね。ガラス細工のような腰です。風邪や頭痛と違うのはこればかりは、気合いと根性が全く通用しないところ。ベッドから降りてトイレにいくのに、どれだけ時間掛かるか!その間、ずーっと激痛との戦いです。ああ、ほんまに一度腰を取って、健康で新鮮な腰に付け替えたい!

ちなみに、本サイトのアクセスレポートを見ていると、毎月以下のような検索ワードでかなりの方が訪れてくれています。例えば、

「ぎっくり腰 トイレ」
「ぎっくり腰 かと思ったら」
「ぎっくり腰 動けない」
「ぎっくり腰 笑う」
「ぎっくり腰 真っ白に」
「ぎっくり腰 人生」
「ぎっくり腰 人生狂わす」

皆さん、「ぎっくり腰で人生狂わす」なんておおげさな!と思うでしょう?いえいえ、ほんと、それくらいのことを考えるんですよ。僕なんて、死すら覚悟しましたからね!ちなみにこのブログの人気記事はこちらです。3年以上前の記事なのに、未だに腰痛に悩む皆さんが仲間探しと、しばしの安息のために訪れてくれています。

腰痛人生史上最大クラスのぎっくり腰に直面した時、人は何を考えるか (2013年1月6日)

ただのぎっくり腰だと思っていたのが別の病気だと診断された時、人は何を考えるか (2013年1月9日)

さあ、この一週間が正念場です。
とりあえず一寸先は闇ということで、どうなるか分かりませんが、職場に行くことが出来れば毎日仕事帰りに整骨院に通院するつもりです。

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シリコンバレー住宅事情

仕事終了後、現地で大変お世話になっているビジネスパートナーのご自宅にお招きいただき、お庭でBBQを催していただきました。ここはAppleの本社がある場所で有名なクパティーノです。ちなみに、シリコンバレーは物価の上昇と地価の高騰で非常に住みにくくなっているようで、会う人、会う人、みなから同じ話を聞きます。

しかし、ロケーション的には最高の立地です。

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Startups が経済的に成功するための極私的分析と手法

うちはスタートアップスではありませんが、最近、よくスタートアップス支援やプログラムを目にするので・・・ちょっとだけ書いてみました。ここで言う「経済的な成功」というのは、バイアウトかIPO、または社員数100名以上、年商30億以上の会社に成長することと定義付けたいと思います。そのための要因は幾つかありますが、僕のすごく個人的な、極私的分析によると、下記のいずれかを満たさなければなりません。

唯一無二のアイデア
唯一無二の技術力
圧倒的な資金力
圧倒的な人脈
圧倒的に優秀な人財確保
圧倒的に大きな市場

曲りなりにも色んな方と会い、色んな会社を見て、色んな情報に接していると、一種の法則が見えてきます。スタートアップスは隙間をついたビジネスを創出し、意思決定力とスピードで成長することがイニシアティブですが、大企業が、R&Dや新規事業創出室、オープンイノベーション推進室なんて、切り離しの効く部署を独立させ、小・零細企業の年商規模の予算をつけて、頭の良い人間をアサインして、はい、どうぞ、5億円程度の予算なんだから、最悪失敗しても良いよ、と言い始めたら、どこに勝てる要素があるでしょうか。

だからこそ、甘くはないのです。

上記6つのどれかを満たして始めて、成功します。でなければ、2年以内にケリをつけましょう。それ以上は、時間の浪費になるかもしれません。毎日骨太です。

(記事の内容は極私的分析によるもので、会社を代表しての見解ではございません)
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本質において一致  行動において自由  すべてにおいて信頼

週の後半は東京で過ごしました。わりとハードだったのと、MacのACアダプタも忘れて来てしまったので、仕事は諦めてビールを飲み、新幹線で爆睡。お陰で体力も回復しました。

木曜の夜はグローバル人事塾主催の勉強会に参加。ラッキーなことに、経営のカリスマ、岩田松雄さんの講演を拝聴することができました。日産自動車から、コンサルティング会社を経て、日本コカコーラ、アトラス、ボディショップ、そして、スターバックスジャパンと、次々と社長やCEOを歴任されて、実績を残された岩田さんの原動力は、「ミッション」。語られる全ての言葉が心に沁みました。

特に印象に残っているのは、個人のミッションは3つの円が重なるかどうかということです。その円とは、

情熱をもって取り組めること (好きなこと) 
その分野で世界一になれること (得意なこと)
経済的原動力になるもの (何か人のためになること)

分かりやすいですね、事あるごとに自問自答したいと思います。

そして、スターバックスの経営理念、「Just Say Yes.」出来ませんとは言いません。マニュアルはあってもルールはこれだけ。オペレーションや接客において徹底しているそうです。それがグローバル1兆円のコーヒーチェーンを築き上げているんですね。

最後に、ピーター・ドラッガーの言葉(経営者に贈る5つの質問)を引用されておられました。

本質において一致
行動において自由
すべてにおいて信頼

有名な言葉だけれど、改めてグッと来る言葉です。
学んだことをしっかり咀嚼し、しっかりと血肉にしたいと思いました。

そして、今日は打ち合わせを何本かこなしてから、TechShopへ。こんなオフィスにしたいなあというお手本のような場所です。

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世界は確実に狭くなっている(というよりは、慣れて来ている)

今日は韓国のビジネスパートナーの皆さんをお迎えしてミーティングとディナー。昨日は米国のビジネスパートナーとご飯、同じ日にシンガポールとカンファレンスコールをし、その前は台湾からパートナーをお迎えしました。

4月と5月はビジネスが動き出す時期なのか、出張も来客も多くなっています。先日の記事にも書きましたが、IT化とグローバル化は密接な関係にあるとはいえ、人の行き来に関してはより活発になっている気がします。間違いなく、人の往来は激しくなっている。

僕も明日から東京、来週も東京、翌週はアメリカです。どうしても行き来できない場合はすぐに「WEBミーティングやる?」という感じでセッティングされます。大きな海外企業はカンファレンスコールシステムが整備されていて、自国の無料専用番号に電話をし、通知された会議番号をピッポッパッと押せば、海外の相手方に即座に繋がるという仕組みになっています。これ、便利ですよね。音質もとてもクリアだし。

ビジネスはコミュニケーションです。その証拠に「hub」や「Lab」や「シェアオフィス」と呼ばれる施設が多くの場所に設置され、人の集いが促進されています。企業内でも同様です。オープンイノベーションは、井戸端会議、フェイストゥフェイスのコミュニケーションに回帰していますよね。

世界は狭くなっているというよりは、みんなが慣れてしまっているように感じます。昔は外国人を見るのも珍しかったのに、今では、ターミナル駅にはたくさんの外国人がいます。飛行機もたくさん飛んでいます。メールだけでなく、WEBを駆使した会議も日常的に、かつ頻繁に行われています。環境順応力って素晴らしく、時に怖いですね。当たり前じゃなかったことが、すぐに当たり前になるんですから。

それにしても、今日は晴天の気持ち良い日でした。

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願わくば心豊かな時代になるように

AI(人口知能)の可能性について、普段自分なりに解釈していることと、勉強会でカッティングエッジな専門家から学ぶことには大きな差異があります。技術的な内容というよりは、未来を予測する力という意味においてです。

GoogleやFBは人の生活に深く根付いています(少なくともゴールデンファイヤーウォールでブロックされる中国と、ネットが繋がらない地域以外は・・・)。Googleは「Don’t be evil」をモットーとし、日々収集し解析している無数のデータを悪用することはないとしてはいても、それらの膨大な情報とユーザのプロファイリングによる機械学習でAIの知能を強化し、FBは日々アップされる膨大な枚数の写真により、今や米軍の画像認識エンジンより優秀なエンジンを保有するに至りました。

Preferred NetworksはDeep Learningの研究分野によりTOYOTAとの共同開発で、分散深層強化学習によるロボット制御をCESでデモし、衝突しない自動運転技術の研究に勤しんでいます。ビッグデータ解析技術とAIの強化学習により、人間の仕事はなくなると言われています。圧倒的な資本力を持つ大企業と資産家は「儲かる分野」に次々とAIとロボティクスを投入して、人の仕事を奪って行きます。機械化はブルーワーカーの職を奪い、AI化はホワイトカラーの職を奪います。残るのは儲からない仕事だけです。エリートはウェアラブルを体内に入れてサイボーグ化し、それらを心よく思わない人は、合理主義と機械化に対するレジスタンスとして、貧しいながらも精神世界に生き、マインドフルネスを強化するるジェダイの道を歩みます。資本主義経済は自然死し、宇宙発電と無線給電によりエネルギー資源は無料化し、ベーシックインカム制度が導入されます。

これらの話は、先日のグローバル人事塾での湯川さんのお話の内容です。しかし、それでもやはり「人の心」を大切にしたいとの思いも強調されていました。先に上げたことは全て現在実際に起きていることですし、更に先端分野の研究もなされています。では、これから「実際には」どうなるのでしょうか。

インターネットが普及した始めた頃、僕もぼんやりと、リモートワークが当たり前になって出張や移動なんてリクリエーション目的だけのためになるのではと思っていました。でも、20年経った今、出張や移動はなくなるどころか、益々増えています。システム化により仕事はもっと楽になると思っていました。でも、人の生活は益々忙しくなり、大量のタスクに追われています。まるで、ミヒャエル・エンデのモモの世界です。

これから、人類は人口減少時代と超高齢化社会を迎えことになります。願わくば、人口減に伴う労働力を機械とAIが担い、災害を予知して人間を守り、人の仕事はもっと正しくて満足を叶える方向に行き、平和で心豊かな社会が生まれることを期待しています。だって、僕、アナログ好きですから。ジェダイになってロボットに怯えながら地下生活を送るレジスタンスも(面白いかもしれないけれど)、日の当たる場所で新鮮な空気を吸いたいですから。笑

でも、このような時代の変化を知っていることは、少なくともマイナスにはなりません。のんべんだらりと生きているよりは、どうすれば良いのか、あるべき姿は何なのか、日々考えるきっかけになります。

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AIによる時代の変革、大資本によるアイデアの囲い込み

非常に忙しい一週間でした。その間に九州で地震が起こりました。被害を受けていない地域の人間は、出来るだけ普段と変わらず自分の仕事をしっかり全うすることで経済を止めないようにしなければなりません。そして金銭物資など出来る支援を行う。断層国家日本ですから、これからもあちこちで大地震が起こるでしょう。その時に支援できるためにも、しっかり働く必要がありますね。日々、しっかり働く。

さて、そういう訳で時間が取れず、ブログの更新もままなりませんでした。その代わり、色んなところでお話をさせていただきました。

まず、グランフロント大阪でのMeetupで、Quadceptを紹介させていただきました。試作支援を行う「Makers Boot Camp」と、台湾の「HWTrek」が主催するイベントです。ものづくりのアイデアフェーズはArduinoやmbedなどのマイコンボード+システム制御環境で行うことができますが、製品化、量産化となれば話を別です。Quadceptの利点をお話しながら、製品化と、ものづくりプラットフォームの説明もさせていただきました。

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そして金曜日は、毎日新聞インテシオでのグローバル人事塾
ITジャーナリスト湯川鶴章さん、dbEの有田さん、電通の志村さんと共に、「AIで変わる未来の働きかた」を軸に、組織として、個人として、迫り来る時代の変化にどのように対応していくべきかをディスカッションさせていただきました。経営層、人事関係者、採用関係者だけでなく、エンジニアや学生さんまで幅広い職種の方が40人以上集まり、その後の懇親会も大盛り上がりでした。普段聞けないような話を聞けてよかった、刺激になったと喜んでお帰りになられました。テーマの内容についてはとても面白いので、明日の記事であらためて。

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そして、昨夜は「メーカーズ飲み会#3」です。ああ、ほんと、この会楽しい、大好き!幹事の上辻さん、いつもありがとうございます。笑) 前回のLTではプロダクトの紹介をさせていただきましたので、今回は何を話そうと考えていたのですが、仕事で良くシリコンバレーを訪れているということもあり、今現地で話題のハードウエアに特化したアクセラレータプログラムの「playground.global」についてお話をさせていただきました。

40人以上の各分野のプロがメンターとして常駐し、Google、HP、Foxconなどの資金による360億円以上のファンドを持つ playground.global ですが、Googleを中心とする大資本の引力が強すぎ、世界から全てのアイデアが吸収されそうな気がして恐ろしいです。彼らは圧倒的な資金とリソースで試作から量産まで全部面倒見れますから。

何か日本でも考えて行かなくてはなりませんね。

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そんな感じのアウトプットウィーク。
今週もタスク山積、木曜と金曜は東京です。

充実の一週間になるように、今週も頑張ります!

いやいやでも、やるしかないという気持ちが人を前に進ませる

自分にとってシーズン最後のレースが芦屋国際ファンランで閉幕しました。

今シーズン(2015秋〜2016春)を振り返ってみると、大阪マラソン(4:03)、篠山ABCマラソン(4:30)、芦屋ハーフマラソン(1:48)と、今までのマラソン人生の中で一番記録が出ないシーズンとなりました。30代半ばでマラソンの大会に出始めてから、年々記録が悪くなっているということになりますが、自分の周りでは40代、50代でマラソンを始めてどんどん記録を伸ばしている人もたくさんおられるので、まだまだ40歳と年齢的に若い自分にガッカリすることばかりです。

原因は自分なりには分かっているので、そこを改善すればもう少しなんとかなるのかもしれませんが、自分の中で(過去の自分)は忘れ、(別の角度)で見つめ直してみようと思っています。一つは精神面。心と身体はリンクしていて、走りながらネガな事や嫌な事を思い出すと一気にペースが落ちてしまいます。今年のレースは、スタート前から「ああ、またあのしんどい思いをしないといけないのか・・・嫌やなあ」と、若干憂鬱になりながらのスタートばかりでした。実際、本当に、走るのが嫌なのです。フルもハーフも何度も走っているから、楽しさよりも「しんどさ」の方が脳にしっかりと焼き付けられているんですね。だから、もう、スタート前から嫌なんです。ゴール前ラスト5kmでも同じです。ああ、しんどい。もうやめよう、このレースを最後に引退しようと思いながら走っているんです。そりゃ、好タイムは出ませんよね。もっと前向きに走らないと。

(仲間から補給のジェルを受け取る時。なんか楽しそう)
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でもなんとか「気持ちを強く、心を強く」と言い聞かせながら、なんとかギリギリのところで思いとどまって走る。そして最後は「ここまで来たらしゃあない、やるしかないやろ」という、諦めというか、投げやりのような気持ちが足を前に進ませます。動機がかっこ悪くても、きれいじゃなくて泥臭くても、結果、最後まで成し遂げるということが大切なんだろうと、いつもマラソンから学ばされています。

そんな感じでしんどさばかりを強調してしまうマラソンですが、ゴールして、ああしんどかったと思いながらビールを飲んでいるとまた次の大会のことを考えているのです。本当にランナーという人種は馬鹿ですよね。病気です。あんなにしんどいのに。

そして、いい感じで酔っ払ってくると後からやって来る他のランナーを誰かれ構わず応援してしまうのです。ゴール1km前の苦しそうなランナーの顔を見て、「分かる、分かるよ、しんどいよね、良くがんばったね。もうちょっとだから、なんとか最後までがんばって。」と目頭を熱くしながら、手を叩いて応援してしまうんです。

(たまたま近くにいた友人に激写してもらった図・・・恥)
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とにかくしんどいスポーツだし、もう何もかも嫌になってしまうけれど、皆が苦しい中で一生懸命走り、沿道の皆さんが一生懸命応援してくれるマラソンというスポーツが好きです。

次はどの大会にエントリーしようかな。

グルテンはあかん。だが、旨い

アメリカにいる友達を中心に、グルテンフリーを実践している人が増えてきました。グルテンとは小麦粉などの穀物の胚乳から生成されるタンパク質の一種で、食欲をひたすら増進させる作用があります。パンやスイーツを食べだすと止まらないといった現象はずばりそれですね。小麦を食べると 血糖値が急上昇し、それを下げるためのインスリンが過剰に分泌されます。結果、脂肪を溜め込み、太りやすくなるため、シミやシワといった老化の体内時計を早めることにもなりかねません。つまり、老化の大敵である糖化を促進する作用があります。

しかし世の中、うまくいかないなあと思うのは、グルテンが含まれる食事は美味しいということです。

(今日のランチ・名店「えぐち」の中華そば)
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出来るだけ、小麦粉などの穀物は避けつつ、肉や野菜などをメインに組み立てたいと思う今日この頃です。

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いくつになっても、日々をしなやかに楽しむ

最近、ご老人のグループから「人生を楽しむ」ということを学ばされる機会が多くあります。

先日、訪問先に行く前に仕事をしようと、朝早めに家を出て駅近くのカフェに入りました。まだ8時頃でしたが、70前後の男性一名、女性二名がワイワイと楽しそうに入ってきて、会話しています。夫婦や親戚関係の感じでもなく、みな、友達同士のようです。それぞれの孫の話などで盛り上がっているのかと思っていると、いやいや、とんでもない。どこぞの店が美味しかっただの、パスポートを更新したから今度はパリに行くだのと、まるで20代の若者グループと同じような会話をしているのです。

どうやらいつかの旅行費用の建て替えの精算をしているようでしたが、70代男性が「いや、この端数はオレ持ちで」と言った事に対して、70代女性二人が、「いやいや、あなた何言ってるのよ。今は男とか女とか、そういう時代じゃないんだから。はい、これでちょうどOK。」などと言っているのです。

すごいな。ある意味、今のご老人の方が、人生を楽しみ、新たな価値観を持ち、日々をしなやかな生きているんだなと感心しました。もちろん、身なりや会話の内容から、比較的余裕のある人たちなんだろうとは想像できるので、皆が皆そうではないとは思いますが、家族や親族に頼らず、自分たちは自分たちで、若い頃と同じように友達と連れ立ってカフェに行き、旅行に行き、楽しく会話をすることで、助け合いながら生きていくというスタイルに、ニ十数年後に人口8000万人、65歳人口が30%超える「超高齢者ばかりの社会」における幸せのあり方を見たような気がします。

今日と明日は、芦屋川の「さくら祭り」です。
僕も芦屋川から徒歩圏すぐのところに住む地元民の一人として、毎年楽しみにしているのですが、その楽しみの一つが「元気なご老人を見る」ことです。杖をつきながらワインを飲み、JAZZ生バンドにノリノリのご老人方を見ると、幸せな気持ちになります。

2015年の統計では、芦屋市の高齢化率(65歳人口比率)は、25・4%に達し、全人口の4人に1人が65歳以上の状態で県平均を上回っています(神戸新聞の記事にリンク)。当然、さくら祭りを切り盛りするボランティアの方も、商工会などの出店の方も、来場する方も、高齢者が目立ちます。それでも、友達連れでテーブルに座り、ワインを飲み、生演奏を楽しみ、20時頃になると賑やかに帰宅していく様を見ていると、心が暖かくなります。ああ、こういうのいいな、僕もそうなりたいなと思うのです。

とにかく、身内だけでなく、人との関わりを持つこと。一人にならないこと。友達たくさん作ること。人生80歳ピーク説に賛同する者としては、日々を楽しみながら生きるということのお手本が、ご老人なのです。

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