小さな頑張りや努力が集まると、良い空気の流れを生むような気がする

様々なライフハックの手法が世の中には存在しますが、僕の場合は決まっていて、早起き、朝ラン、シャワー、家事、スタバの順にこなすことが今のところ一番しっくり来ています。今朝は山に行こうか海に行こうかと悩んだあげく海を選択しました。理由は単純。トイレの心配がいらないからです(結構大事)。

川沿いを下り、海に向います。この辺りの埋立地は海好きの富裕層が、庭先からすぐにヨットやクルーザーに乗れるように係留設備がある家を建てていて、なんとも気持ち良さそうな邸宅が並んでいます。

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僕もある程度不動産の知識がありますから、邸宅の傍らをジョギングしながら暇なのでアレコレと試算してみます。大きさに差はあるものの、5億円以上する家がゴロゴロしています。更にヨットやクルーザー、維持管理費を入れるとランニングコストもすごいことになるでしょう。一体このような人たちはどんな仕事をしているのかを考えるだけ愚問です。何をしているのか分からない富裕層がたくさんいるのが資本主義経済そのものですから。実際何もしていない人もたくさんいるでしょう。シュリンクや格差が問題になる一方で95%の人間が真面目に頑張っても届かない世界があり、その世界がどんどん広がっています。

そんなことを考えながら、エアコンの効いた涼しいスタバへ。

ここには真面目にコツコツと頑張っている人たちがたくさんいます。参考書を開いている学生、PCを叩いている男性、資格関係の本を読んでいる人。一つ一つの小さな頑張りや努力が集まると、良い空気の流れを生むんでしょうね。居心地が良く、効率が上がるのはそういう理由からかもしれません。

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靴底崩れる

僕は比較的「物持ち」が良い方で、どんな物でも使い捨てることなく出来るだけメンテしたり修理したりしながら使う方です。普段仕事で履いている革靴も安物ではありますが、しっかり靴底を張り替えつつ毎週のように愛情を掛けて磨きながら履いています。

しかし今日ついに恐れていたことが起きました。恐れていたというのは靴底を変えた時に靴屋の親父さんから「これは素材的にかなり強度は弱くなるよ、それでも貼る?」と脅されつつ、是非にとオーダーしたものです。

今日びの暑さも相まって恐らく強度に耐えなかったのでしょう。靴底がペロリンチョと剥がれてしまいました。こうなるとあれですね、まあ歩きにくいこと。ヒールが折れた女性の気持ちが分かったような気がします。

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ちなみに外出先でこんなことになったのは初めてで、やはりプロの意見は素晴らしいなあと思う所存です。

明日もがんばります(←何を)

朝焼けから夕暮れまで

今朝は3時半に起床し、4時半に自宅を出発。
朝日に向かって高速を走ります。脳内BGMは、カシオペアの「ASAYAKE」。懐かしい。

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今日は取引先主催のコンペ、全6組。
実はどんな形であれ、ゴルフコンペは大好きです。僕はなんと第一組目の一番打者。20数名が見守る中での第一打はなかなかの栄誉でした。ご一緒させていただいた皆様、ありがとうございました。とても楽しいコンペでした。

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夜は次女と近所の河川敷まで花火を見に。

小型のクーラーボックスと簡易チェアを持って、二人で鑑賞しました。花火は夏の風物詩ですが、季節のイベントは年に一度しかないので、昨年はどうだったか、来年はどうなるか、と否応無しに年数と向き合わなければなりません。いつまでこうして娘と花火が見れるだろうなあ、今、この瞬間ってとっても貴重いなんだなと思うと感慨深いです。

ソフトバンクのARM買収と、ウッドサイドの豪邸

ソフトバンクのARM買収がニュースを賑わせています。

それもそのはず、キャッシュで3.2兆円、しかも業界にいないと知らないARMというニッチな企業が買収先なんですからね。MicrosoftやGoogleなどがポンと兆を出すのは分かりますが、日本企業というところも話題性があります。ARMについてはエレクトロニクス業界にいれば誰でも知っている有名企業ですが、一般の方はまず知らない会社ですよね。

この買収劇の理由については数多くのメディアで取り上げられているので割愛しますが(興味がある方は「ソフトバンク ARM 買収」で検索してみてください、山ほど論考が出てきます)、それなりの理由と価値はあると思っています。これが成功なのか失敗なのか評価はもう少し先になると思いますが、シリコンバレーによく出張する人間しては行くたびにApple、Intel、NVIDIA、Ciscoなどの社屋が拡大しているのを目の当たりにしながら、101沿いから見えるソフトバンクとスプリントのニ棟連なっている社屋の一つが減ったりしている寂しい状況を見ていると「孫さん、100億以上も出してウッドサイドに豪邸購入したのにもちょっとがんばって」と思っていた矢先のARM買収で、それは驚きました。

孫さんは実業家としてはもちろんだけど、実は投資家としても抜群の実績を上げている人です。(ベンチャー投資に限れば、約4000億円を投資し、10兆6000億円もの成果を得ている。 ITmedia参照)お金があっても、トヨタやNTTグループはこんな事出来ません。オーナー企業の創業者だからこそ、トップダウンで巨額投資を行うことができるんですね。戦略的とはいえ、一歩間違えれば奈落の底という賭けに近い経営を続けてきたということもできるかもしれません。また別の言い方をすれば、世界の借金王とも言えます。今の時代、こんなことが出来るのは彼くらいでしょう。そこに孫さんの希少性があるのかもしれません。経営者であり投資家である。自社のサービスにも借金背負ってどんどん投資する。すごいですね。

こうなったら、IntelとNVIDIAも買収して、サーバと車載のCPUも抑えたらいいのに。とか、笑えない冗談を言っちゃったい気分になります。笑

写真はウッドサイドの麓にあるスタンフォード大学のキャンパス。今年の1月です。
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[備忘録]攻めの採用とリテンション、アトラクト

人類初のスピードで人口減少、高齢化を続ける日本において、構造的人材不足の戦略的採用はほとんどの企業でテーマになっています。先日、銀座で開催されたグローバル人事塾リクルートワークス研究所・労働政策センター所長の中村さんと、主任研究員田中さんの勉強会に参加した際の備忘録をメモ的に記載しておきます。

・人材確保の3つのキーワード = 辞めさせない、活かす、採る

人材不足は、採用の問題ではなく「採用+活用+離職」の問題。労働市場が構造的に変化しているので、原則にもとづく本質的な打ち手を取る企業が優位。これからのキーワードは働き手のリテンションをどのようにするか。具体的に言うと、リテンション = 個を見たマネジメントに変えていかなければならない。

・採用の鍵は、「賃金と働き方」「対象の拡大」「離職の防止」の三点。

どの部分にフォーカスしてアトラクトするか。
例えば、JPモルガンは「服装自由」を打ち出した。これは「対象の拡大」の部分でアトラクトしている。でも現実は高額なアカウントがたくさん顧客として存在するからスーツを来なければならない。

Netflixは、「エンジニアの年間休暇取得無制限!」とした。極端な話、一年間で一日しか出勤しなくても罰せられることはない。なぜこのようなことが出来るかというと、出勤日数ではなく「成果にコミット」しているからである。逆に言うと成果が出せなければ休みはない。

このような方針がまさに原則に基づく本質的な打ち手を取っている企業の代表と言えるし、このように大企業であれ今を輝くベンチャーであれ、いかにアトラクトするかを考えなければ、人材採用はできないということを意味している。ただ結果を出さなければ企業としての未来はない訳で、対象の拡大によって間口を広げつつ、会社が求める基準を下げずに離職防止をするという点が求められている。

構造的変化に伴う、柔軟性と創意工夫が求められていますね。まさにこれからの社会、経営=人事、人事=経営です。CEO、COO、CFOは一般的になりましたが、これからはCTOに加え、CHRO(最高人事責任者)というポストが重要になってきます。

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ふかひれラーメンの余韻と共に大阪へ帰ります

ビジネスパートナーに「メシでも食いながら話しましょうよ」と、東京駅の八重洲北口にある「筑紫楼」というフカヒレ専門店にお連れいただきました。いやあ、この名物フカヒレラーメンのうまかったこと!

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もちろんミーティングでの話は、フカヒレの味よりも味わい深かったですけれど。笑
昨日から東京入りしており、クライアント、取引先、ビジネスパートナーへの訪問、勉強会への参加など昼夜関係なく濃い仕事をすることができました。国内海外関係なく、どこにいても素敵な仕事仲間がいて嬉しい限り、感謝しきりです。

新幹線の車窓から見える外は大雨ですけれど、今回の出張で決まったことは雨であろうが酷暑であろうが、明日から粛々と進めるのみ。さあ、楽しくなって来ました!

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人が時代をつくるのか、時代が人をつくるのか

大阪市立美術館のポスター。

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モネ、ルノワール、ゴッホ、セザンヌ、マティス、ピカソ。

画家だけでなく、哲学者も、作曲家も、その時代が人を作るのか、一塊のグループが時代を作っているのか。三国志や戦国時代のように、ただ歴史的に人気がある時代なのか。経済学の基礎はアダム・スミスから始まりケインズから現代に至るまで派生がたくさんある。でもやっぱり、アダム・スミスとケインズが偉大だ。倫理学はアリストテレス、プラトンからスタートし、カント、ベンサムの功利主義に至るまで続く。でも倫理学も哲学も、アリストテレスとプラトンが偉大だ。これから先はどうなるんだろう。今の時代が未来の人達にとって人気のある時代になるんだろうか。それについては知る良しもないけれど気にはなります。

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大阪市立美術館の「デトロイト美術館展」。
こんな画家たちの原画が見れるのなら行きたい。2年前にLAのゲッティミュージアムでゴッホの「アイリス」とセザンヌの「散歩道」の原画を見て(記事「ロサンゼルスの光と陰を感じる」参照)、圧倒的な力の前に立ち尽くして以来の何かを感じたいと思います。

人類史上初めて超高齢化社会に生きる者として

Yahoo!ニュースより。

65歳以上人口、4分の1超=全県で15歳未満上回る―15年国勢調査

これが何を意味しているか、他人事ではなく自分事として考えてみる良い機会です。これ、大袈裟でもなんでもなく人類の歴史が始まって以来初めての社会です。前例のない社会、「人類初」の重みです。既存の経済学はおろか、人類学も、下手したら社会学も当てはまらない社会です。

今からたった14年後の2030年には65歳以上が40%になります。リタイアして年金生活・・・なんて夢のまた夢。お金持ち以外優雅に生活できないですよね。年金なんてある訳ないよね。AIとロボットに頑張ってもらうしかないよね。今の社会を維持したいならAIが代理できない儲からない仕事に老若男女関わらず80歳超えて死ぬまで就いて働こうね。こういう社会です。14年後なんて我が子はまだ20代です。うーん厳しい。

ネガティヴに言えば衰退する国家に生きる者として、ポジティブに言えば、シュリンクを前提とした新たな経済を編み出す良い機会になります。さあ、何を考えて今働きましょう?国家としてどんな社会を目指しましょう?

バイツェンを優雅に飲んでる場合じゃないなあ。

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知的であるかどうかを見分ける方法

知的であるかどうかは、五つの態度でわかる。という記事を、Books&apps で見掛けたので、自戒を込めて引用します。

一つ目は、異なる意見に対する態度
知的な人は異なる意見を尊重するが、そうでない人は異なる意見を「自分への攻撃」とみなす

二つ目は、自分の知らないことに対する態度
知的な人は、わからないことがあることを喜び、怖れない。また、それについて学ぼうする。そうでない人はわからないことがあることを恥だと思う。その結果、それを隠し学ばない

三つ目は、人に物を教えるときの態度
知的な人は、教えるためには自分に「教える力」がなくてはいけない、と思っている。そうでない人は、教えるためには相手に「理解する力」がなくてはいけない、と思っている

四つ目は、知識に関する態度
知的な人は、損得抜きに知識を尊重する。そうでない人は、「何のために知識を得るのか」がはっきりしなければ知識を得ようとしない上、役に立たない知識を蔑視する

五つ目は、人を批判するときの態度
知的な人は、「相手の持っている知恵を高めるための批判」をする。そうでない人は、「相手の持っている知恵を貶めるための批判」をする。

知的である、というのは頭脳が明晰であるかどうか、という話ではなく、自分自身の弱さとどれだけ向き合えるか、という話であり、大変な忍耐と冷静さを必要とするものなのだ、と思う。

分かっちゃいるけど、ついつい出てしまうこともたくさんありそう。実際、心当たりあるし。常に自己チェックですね!

ちなみに、このBooks&appsを書いていらっしゃる安達裕哉さんですが、7月27日の第49回グローバル人事塾に「普通の会社が飛び抜ける 新時代コミュニケーション活用!」というタイトルで登壇してくださいます。場所は東京の麻布。詳細はまもなく人事塾公式サイト公式Facebookページで告知されると思いますので、要チェック。

今日の写真は快晴のシリコンバレー、El Camino Realです。
記事とは直接関係ありませんが、梅雨を吹き飛ばしたいので掲載しました。ちなみに、僕は今、日本にいます。

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