関東出張から帰ってきて、新大阪駅から梅田の馴染みの蕎麦屋へ。
秋といえば、新そばと、ひやおろしの季節。この季節ほど、日本人で良かったと思う季節はありません。
恥ずかしながら、今日蕎麦屋に行くまで「ひやおろし」のことは忘れていたのです。
手書きの品書きを見て、あっ!と。
そして、やはり日本酒には、新そばなのです。
飲みとか、外出とか、そういうのが少なくなってきたので、うっかり季節ごとの美味しいものを忘れていました。外に出るということは本当に大切なことですね。
関東出張から帰ってきて、新大阪駅から梅田の馴染みの蕎麦屋へ。
秋といえば、新そばと、ひやおろしの季節。この季節ほど、日本人で良かったと思う季節はありません。
恥ずかしながら、今日蕎麦屋に行くまで「ひやおろし」のことは忘れていたのです。
手書きの品書きを見て、あっ!と。
そして、やはり日本酒には、新そばなのです。
飲みとか、外出とか、そういうのが少なくなってきたので、うっかり季節ごとの美味しいものを忘れていました。外に出るということは本当に大切なことですね。
前回の投稿から一週間空いてしまいました。
相変わらず体調の方は低空飛行が続いていましたが、おかげさまで仕事の方は忙しく、出張の予定なども次々と入ってきてアレンジや調整に追われています。
嬉しいことに今朝、いつものように体温を測ると平熱になっていました。おお!二週間ぶりの平熱!底は脱したか!経験された方は良くご存知と思いますが、毎日37度〜38度あるのって本当にしんどいんです。ボディブローのように体力と気力を奪って行きます。薬でしか下がらない熱、先が見えないトンネル。
こういうことが定期的に起こるのですが、今回も日々、自分の身体と向き合う中で、いろんなことを考えました。
僕の場合は持病が顕在化しているので、もう、ある限界値以上のがんばりをすることができません。要するに無茶できない。なんとかこの状態を維持し、動ける時を見計らって、動く。そんな感じでだましだましの生活を送っています。
一度身体を壊してしまうと、元には戻らないものです。ではどうするか。僕が多くの意識高めの若い人たちに言いたいことは「細く長く働くのも大事だよ」ということです。
特に、ストレス耐性が強くない、あるいは体力がそんなにないと思う方は、仕事に関して「細く長く」続けていくことをおすすめしたいのです。そんなにがんばらなくて良い。このブログで10年前に投稿している記事の内容は「倒れるまで戦え動け働け」的内容だったのが、随分考えも変わりました。エリートビジネスマンを標榜し、とにかくバリバリ働いて遊んでむちゃくちゃ動くというのを良しとしていたのが恥ずかしいです。
自分がそうだったのですが、今思えばとにかく無茶な働き方をしてきました。意識も高かったので、いろんなことに挑戦し、学び、寝る間を惜しんで人に会い、呼ばれたら断らず、ホテルや空港に住んでいるんじゃないかというくらい国内外を飛び回っていました。多い年では、一年のフライト距離が地球二周以上になったこともあります。休みの日は家族サービス、マラソンにゴルフ、研修会、セミナー。当然、その分の責任もありますので、常にヒリヒリした環境の中で仕事をし、相当なストレスを感じていたと思います。実際、眠れない夜を何度も過ごして来ました。
もちろん、そのおかげでたくさんの人に出会えたし、仕事の幅も広がったし、様々な経験もさせていただきました。でも結果的に、30代半ばから40歳にかけて次々に病気が出てきて、そこから薬漬けで長いこと苦しむことになります。子供もまだ中高生だし、40代半ばで今流行りのリタイア(FIRE)することもできませんので、これからはだましだましの生活を送らなければなりません。これもなかなか受け入れがたい事実なんです。だって、自分はまだまだ出来る、動ける、走れる、登れる、飛び回れるって思っているでしょう。そうしたいし。仕事外のオンラインミーティングや勉強会も夜がほとんどですが、夜に発熱するから参加もできないもどかしさ、です。こういう「したくてもできないこと」が指折り増えて行くのですから、たまりません。
とにかく、身体は壊すと元には戻りません。
ですので、今がんばっている皆さん、忙しいのも、がんばるのも素晴らしいことですけれど、身体は壊さないように。たまにストレスなんて1mmも感じず、血液の代わりにリポビタンDが流れてるんちゃうかというほど元気な人もいますけど、ほとんどの人はそうではありませんので、ほどほどに、まあまあで。
70歳、80歳まで働けるように、「あまりがんばらない生き方」で、長く楽しくやるのも一つかと思います。
上皇后の美智子様は、昔のようにピアノが弾けなくなったことについて、
「今までできていたことは『授かって』いたもの、それができなくなったことは『お返し』したもの」
とおっしゃったそうで、これは本当に素晴らしい言葉だと思うのですが、まだ「自分は出来る」と思っていると、なかなかそうは思えないものです。
なんでこんなに身体が言うことを聞いてくれないのだろう、あれだけ出来ていたのに、どうして出来なくなったのだろう。どうしてもそう思っちゃうんですよね。
自分ごとですが、先週から高熱が一週間続いていて、ああ、またかという感じ。今のところ下がる気配はありません。昨年は4月に一ヶ月発熱が続きました。こうなると長引くのは分かっています。仕事に支障はありませんが、薬漬けになるし、走ると熱がぐんと上がるので、この最高の季節に走ることもできません。
一年のうち、半分は体調不良なので、もういい加減受け入れようよ、これが普通だよ、良い意味で諦めようよと自分に言い聞かせようとするのですが、まだまだ美智子様の境地には達することができず。焦るし、落ち込むし、しんど過ぎて辛いし、修行が足らんなあ。
こういう時は、今出来ることを書き留めるようにしています。
どんな小さなことでも、当たり前のことでも出来ることを書き出す。
意外とたくさんあるものです。
今できることに目を留めて、それを喜ぼう。
良い天気が続いていますが、ちょっと気温が高過ぎますよね。
昨日は久しぶりにランニングチームの練習会で中之島から大阪城を走りましたが、暑さでやられてしまいました。もうちょっと涼しくなってほしいなあ。
でも、空はちゃんと秋空なんですよ。
美しい空。
昨日考えていたことをツラツラと。
自分の世界を広げよう、見ている世界を広げよう、とこのブログでも何年も前からことあるごとに書いてきたのですが、これ、人脈を広げようとか交友関係を広げようということとは少し違うのです。
言いたいのは「関心の対象」を広げようということなんですね。
点で見るのではなく、その先の枝葉を見る。木を見るのではなく、森を見る。たとえば、岸田ショックなんて言われていますが、株価が下落したのはなぜなのかと、「なぜ」を考えて、調べてみる。「ああ、下がっちゃった」だけではだめなんです。そこから先に関心を向けて調べてみる。株の変動が「金利上昇」と「企業業績」に基づくのはなぜなのか、ブランドイメージやイノベーションであまり変動しないのはなぜなのかと考えて調べてみる。なぜ金利が上昇しているのか、その要因を調べてみる。金利の上昇がインフレ懸念であるなら、インフレリスクと金利の関係を調べてみる。日本が貧しくなっているのはデフレ局面からスタグフレーションに移行しつつあり、これが相当ヤバいということが分かるようになる。そうすることで全体の大きな流れを把握することができます。
技術でもそう。先日マイカー乗り換えのタイミングでコネクテッドカーとはなんぞやということを簡単に書きましたけれど、表に現れる車の機能の裏側にはどのような技術が使われているか、どのような部品が必要か、どのようなリスクがあるか、このあたりにまで関心事を広げて調べて見る必要がある。そうすると、昨今の半導体不足や、中古車市場の値上がりの要因、今後必要とされる技術のイメージまで予測することができるのです。
点だけで見て物事を理解した気になり判断するとロクがことがありません。関心事の範囲が狭い経営は、目先だけしか見ない経営と同意義です。仕事でいうと日雇い労働と同じ。目先一年先までは仕事をもらえて食えるかもしれないが、ちょっと身体を壊したり、市況が悪くなると一瞬で食えなくなります。数年先なんてどうなっているか全然分からない。まあ大丈夫だろう、ではダメなんですよ。もし自分の会社がそういう「目先経営」(問題先送り、長期的利益ではなく目先の利益を追う、コアビジネスがない、明確なビジョンがない、数値目標が3年以上未達成、お客様第一など、誰でも言えるようなふんわりした理念を掲げている)の色が濃いとしたら、一刻も早く逃げた方が良いです。マジで。ちなみに「目先経営」と「ピボット」はリンクしません。
ちょっと企業レベルの話になりましたが、経営者はもちろん関心事を広げることは当たり前ですし、経営者でなくても個人レベルで関心事を広げることは自らのスキルアップのための必須事項です。狭い世界で目先だけを考えることのリスクは計り知れません。
これを習慣づけると、結果としてビジネスで必須とされる「抽象化能力」が身につくし(2021年3月23日「本質を見極めることと、抽象化能力の関係について」参照)、必要な情報を入手するため、あるいは学ぶために様々な勉強会やセミナーに参加するようになるので交友関係(人脈)も広がります。
というわけで、関心の対象を広げること。事象を深堀りすること。
特に若い方はぜひ意識してみてください。
かつてはテレビを見る時間が多かったのが、生活が全く変わってしまいました。見たいものは、YoutubeかAmazonプライムで選んでみるようになってきたし、スポーツはDAZNなどの有料専門チャンネルで視聴。地上波はほとんど見なくなりました。
こうなると、いわゆる芸能人にも疎くなってきて。
Costcoや業務スーパーなどで買ったものを紹介するチャンネル、家事や掃除のチャンネルなど、一般人が自らチャンネルを持って情報発信するのですから、そこから必要な情報を得ることさえできれば、発信者は有名人や知識人や芸能人じゃなくても良いわけです。いや、一般人の方がむしろ変なバイアスやしがらみがなくて良い。
でも、僕と同じような考えを持ち、自分が欲しいと思う情報は自分で探し、取りに行き、良し悪しを判断するという属性の人と、お年寄りのようにずっとテレビの前にいてそこからの情報を当たり前のように信じる属性の人とでは、まだまだ後者の方が多いように感じます。若い人デジタルネイティブ世代の人たちなんて完全に前者でしょうけどね。
最近特に感じるのが、こういう情報取得のパラダイムシフトというべき変化に対して自然に順応している人と、そうでない旧態依然とした人との差が著しく広がっており、その差がそっくりそのまま仕事にも表れているという点です。
具体的にいうと、前者は競合他社の動向や、市場環境の変化、自社製品・サービスのポジションについて自分の頭で周囲の情報を収集し、分析し、答えを導き、次の打ち手を考えることに長けています。一方後者は、自分で考えるというより、上の人から言われることをそのまま鵜呑みにするか、過去の成功体験から物事の良し悪しを判断するか、同調圧力に流されて漫然と仕事をしているので新しいことを生み出すことができないし、市況の変化に疎い人が多い。
後者のタイプが多い会社は一見穏やかな社風で平和に見えるかもしれませんが、合議を重んじるために会議が多くなり、成長はなく、やがて埋没するケースがとても多いのです。
ちょっと話がそれてしまいました。
やはり、自分で調べて、頭で考えて、行動すること。
これがとても大切ですね。
先日、ようやくファイザー製ワクチン2回目の接種が終わりました。
その後の二日間は特に大きな発熱もなく、少しの頭痛と倦怠感はあったもののほぼ通常どおりの生活ができ、仕事にも支障をきたすことはありませんでした。良かった良かった。
こうして無事に二回目を終えると、なんだか肩の荷が降りた気分になります。やるべきことをやったという感じ。今後ワクチンパスポートも流通するかもしれないし、そうなると今ストップしている海外出張などにも行けるようになるかもしれない。
僕は比較的後ろの方の順番でしたけど、やはり打っておいて良かったと思うのです。ワクチンの効果は別にして。もちろん、打たない自由もあるとは思います。
緊急事態宣言も明け、お陰さまで仕事の方も忙しくなってきました。今は出社するよりも在宅ワークの方が多いのですが、ほんとどこにいても仕事ができる今の時代、良いですよね。
こんな時期ですけれど、あちこちで粛々と研究開発は進み、ビジネスも進んでいます。何も停滞していないし、日々新しい技術が開発されている。なんだかんだ言ってすごいよなあ、社会というものは。金利上昇、テーパリング、米国デフォルト危機の影響で株価は軒並み下落していますけれど、足元をしっかりみて出来ることを日々積み重ねていくと良いことありますよ。
それでは明日もがんばりましょう。
本格的なシーズンインということで、ほぼ毎週ゴルフです。
今日はホームコースでラウンド。朝一番の練習場は誰もいない貸し切り状態。静寂の中、ひんやりとした空気が最高に気持ち良かったです。
さすがに朝晩は涼しくなって来ましたが、日中の日差しと紫外線の強さは夏の比じゃありません。むしろこの時期の紫外線はかなりきつい。
もちろん、ラウンド中は日焼け止めを何度も塗り直し、保湿にパックを念入りにしていても、ゴルフとマラソンしかしていないような人間にとっては、現状を維持するよりも早い速度で黒光りへの道を歩むようになります。
家族からは、パパ黒い!でも歯は白い!って。
ちゃんとした仕事人で色黒歯白の人なんてあまりいないですよね。そんな人は何の仕事しているか分からない怪しい人です。僕は普段は外に出ることもなくPCをカチカチしているだけの善良なビジネスマンなのですが、職業不詳の人と誤解されそうで不安になっています。
室内なのでこれでも肌は白く映っています。
実際はもっと黒いと思います。
これで開襟シャツを着て、MCハマーのようなネックレスをしたら、完全にそっちの人になりそうです。日焼け止め対策、大切です!
在宅ワーク中はオフィスにいる時と違って、空を見上げる時間が増えました。朝のジョギング中に空を見上げ、仕事中の息抜きにベランダから空を見上げる。
オフィスは梅田のど真ん中にあるので、周りはビルばかり。空の広がりに制限があるんのですが、自宅は山の中腹にあるので、空が広いのです。
こちらは朝の空。
うろこ雲が秋の訪れを告げます。
夕方、ベランダから見上げた空は燃えていました。
美しい夕焼けです。
山といえば、今朝、庭でたぬきが死んでいるのを発見しました。
かわいそうだけど、市役所に電話をして、すぐに回収に来てもらいました。庭で野生の生き物が死んでいるなんてね。見かけることはあってもこういうケースは初めてです。最近はイノシシもあまり見かけなくなってきたのですが。
山の中で生活していることを実感します。
今日は納車日。
3年乗ったSUVから、同じメーカーのほぼ同じグレードのSUVへの乗り換えです。わずか3年とはいえ、その間に車も進化するもので。
特に驚いたのはインパネが細長いタブレット一枚になっていること。
奥行きがなく、ペラペラの板一枚。
左側のタブレットはタッチパネルで操作。奥行きがないことに慣れてしまえば便利なのは便利です。テスラは最初から縦長のタブレット一枚でしたけど、他メーカーも追随していますね。
今の車はインターネットで接続されており、それが故に「コネクテッド・カー」とも呼ばれていますが、もうひとつの進化は、スマホの専用アプリからの制御。
車の位置情報の取得はもちろんのこと、ドアのロックの開け締め、ウインドウの開け締めまでスマホから遠隔操作で行えます。ライトを点灯させることもできるし、燃料の残量や走行距離、ウォッシャー液、タイヤの空気圧、ブレーキオイルの状態まで確認可能。
まさにコネクテッド・カーですね。内燃機関を積んでいるとはいえ、もはや自動車は走るコンピューター。これが故に半導体、IC、ハーネス、ケーブル、コネクタ、ワイヤレスモジュールなどの部品が大量に使われるようになってきました。逆に、昨今の半導体不足など供給の問題が発生すれば、一部の機能を削減して販売するなど臨機応変な対応も可能なわけです。
とはいえ、シンプルではないなあ。
システムとしては複雑だし、コネクテッドなゆえにセキュリティリスクとも背中合わせ。
今日もラウンド中にゴルフ仲間が「70歳越えたら車運転してゴルフ場なんて行けなくなるよね」と言っていたのですが、いやいや、20年先なんて車は全部自動化されてますよ、形もどうなっているか分からないし、と話をしていました。
実際、車や移動方法も形を変えているでしょうね。人が運転するということはなくなっていると思います。間違いなく。
それがたとえ高過ぎる山だと感じても。
信念を信じて、越えて行く。信念があれば、越えて行ける。
今日はそんなことを考えさせられた一日でした。
まずは、ドイツの最長トレイルレース「megarace 2021」に出場され、10日以上かけて今日の夕方にゴールされたアドベンチャーランナー北田雄夫さん。なんと総距離1001km (実際は1003kmとも1004kmとも・・・) のトレイルを無事完走されました。本当におめでとうございます。
毎日、GPSと連動したマップで位置を確認していましたが、とてつもなく長い距離を少しづつ、少しづつ、しかし着実に進んで行かれる姿を見、さらに今日の感動のゴールを映像で目の当たりにして、人間の持つ強さを垣間見た気がします。
さて自分はどうか。自分ならどうするか。
人は誰でも目の前に大きな山が立ちはだかった時に悩み、尻込みするものです。
真剣に生きていれば、越えれそうにない壁に直面することもあるし、登り始めるとあまりのしんどさに途中で止めようかと思うこともある。見えない明日に不安になって寝れないこともある。それでも前に進まなければならない時がある。
気が狂いそうなくらい悩みつつも、なんとか自分を信じ、自分の信念を信じて進む。たとえ人にどう思われようが、反発を受けようが、身体がどれだけ痛かろうが、信念を持って突き進む。
自分もこれからが人生の勝負どころ。
自分はどこまで出来るだろう。
さて、やってやろうじゃないか。