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あれこれバタバタしていると、あっという間に日にちが経ってしまいます。ブログの方も二日開けてしまいました。今週も後半に差し掛かって来ましたね。
東京へ移動中の新幹線からは富士山がきれいに見えました。頂上付近はうっすらと冠雪しているようです。電線や建物、鉄橋の欄干などが障害になって上手に撮るのは難しいですが、今回はうまくいきました。
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久しぶりにシビれた今日。
良かれ悪しかれ、年齢を重ねるに連れて嫌な汗をかく回数は減ってくると思うのですが、久しぶりにじっとりを汗をかきながらフル回転で処理を行うって、ほんと感謝すべきことですよね。
普段しないスポーツをして、翌日筋肉痛になるような。でも、気持ち良いような。ある意味、強制的に潤滑油をさしてもらっているような気がして、ありがたいです。今日も終電がなくなるので深夜に最寄り駅まで戻り、駅のベンチでひたすらPCを叩いていたのですが、こういうことも今まで数えきれないほど経験してきたことですし、相手(クライアントや取引先)も同じように、同じ時間に仕事をしている訳ですから、ほんと、日夜関係なく、信頼関係を築くことができるというのは、ある意味、すごいことだなとも思います。日々、学びと感謝ですね。
という訳で今日のところは確かに焦りましたけれど、それこそ、リモートでチームのみんなが頑張ってくれたおかげで、無事に乗り越えることができました。
感謝です。
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二夜連続のTechネタです。
「dbE」という次世代のDBエージェントが誕生したのでご紹介。
「データベースをもっと人にやさしく dbE」
https://www.d-be.net/index.html
詳細はリンク先を参照ください。早い話、データベース構築の知識がなくても誰でもDBを構築できるというクラウドサービスです。アウトデッキに並んだ要素をカードのように次のデッキにドラッグアンドドロップするだけでリレーショナル・データベースを構築してくれるサービス。何よりすごいのは、演算速度(まだ改良中とのこと)とUIのイージーさです。
テクノロジーは益々、複雑怪奇なものになっています。その揺り戻しとして、UXという考え方が生まれ、テクノロジーはあくまで黒子に徹し、誰もがとにかく簡単かつ直感的に使うことができるアプリケーションが生まれているというのは時代の潮流です。
この分野については、DBもさることながら、理論的にもデファクト的にもスタンダードであったモノに対して、本当にそれでいいの?何かもっとやりようがあるんじゃないの?という問題提起から、イノベーションが生まれつつあるんだろうと思います。いわゆる業界のジャイアントはたくさんいます。GoogleしかりOracleしかりです。でも、彼らが彼らでいる以上、そこから先はどうなるのか、何か変えるべきじゃないんだろうか、そのフラストレーションのようなものがマグマとなり、既存のルールを変えて、それが次のデファクトスタンダードとしてエラップスするという道を作っていくんでしょうね。
全ての始まりは問題提起から。
面倒くさいことをいかに優しくするか。そこがイノベーションの揺り籠なんだろうと思います。いや、世の中にはすごいものがあるものです。だから面白いんですけれどね。
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9月最終日となった今日、IOT界隈で最もホットな話題となったのが、SORACOM(ソラコム)でした。幾つか記事が出ていましたが、分かりやすく解説されていたのがこちら。
【詳報】ソラコムがベールを脱いだ、月額300円からのIoT向けMVNOサービスの狙いとは?(TechCrunch)
なにこれ?と思われる方もおられるかもしれませんが、要はSIMカードです。
今、スマートフォンからネットにアクセスしようとすると、キャリアが提供する回線でデータ通信するか、ワイモバイルやWimaxなどと契約してwifi接続するか、MVNOのSIMを入手するか、場所は限定されますがFreewifiスポットを提供しているところでwifi接続するかの方法を取らなければなりません。Freeはそもそも場所を限定するので、いつでもどこでもネット接続しようとすると、高い月額料金を払わなければならなくなります。
しかし、スマートデバイス(例えば、スマートグラスやスマートウォッチ、ヘルスケア製品、デジタル家電など、いわゆるIOTと呼ばれるもの)の中には、ごくわずかなデータ通信をサーバと双方向で行えば事足りることが多いのが事実です。
例えばサーバと連動する体重計があったとします。体重計で通話したり、YouTube見たり、映像ダウンロードするようなことはしませんよね。センサーで取得した体重や体脂肪率などのデータをサーバに通信するくらいのものです。それなのに、月に数千円の契約は高い。そこで出て来たのが、ソラコムなんだろうと思います(と、僕は勝手に解釈しています)。
これからの時代、例えばスマートグラスやウォッチだけでなく、普段使っているイスやダイニングテーブルから自動車などに至るまで全てのモノとインターネットと繋がって行きます。そうなると、全てのデバイスにこのようなSIMが埋め込まれることになる訳で、この時期にソラコムのプラットフォームが出て来たことは流石と言わざるを得ません。ややこしい部分はソフトウエアで解決している点も素晴らしいです。
どちらかと言うと、BtoC向けではないので一般の方には馴染みがないものかもしれませんが、興味のある方はこちらからご覧ください。
しかし、IOT特化のプラットフォームという振り切り方も含め、空港のターミナルのように、行くべき先にまっすぐ向かう!という感じで分かりやすいですね。これからどう成長していくのか、動向に注目です。
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シルバーウィークの前半はカリフォルニア、帰国した後半は信州の八ヶ岳山麓で過ごし、連休が明けると同時に大阪で仕事に向い、今日は広島へ。仕事があれば何処へでも向かうのが信条です。
6時過ぎに家を出て、新幹線に乗り、呉へ。
呉では取引先を回り、遅めのランチを魚介出汁が聞いたラーメンで満たし、
広島市内へ移動し、ここでも取引先と打ち合わせ。
最後は取引先の担当者さんと合流して既に満席の MAZDA ZOOM ZOOM スタジアムへ。阪神vs広島戦を、ガチ阪神ファンの関西三人組が一塁側の内野席で控え目にかつ、無国籍な柔軟さで観戦。広島の皆様の暖かさに触れることができました。
僕は祖母が広島なので、いわば、関西と広島のハーフ。
素敵な方言や空気に触れると妙に落ち着くのは、半分、広島の血が入っているからなのでしょう。これからどんどん、こちらでも仕事を広げて行きたいと思います。
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少しだけ空にまつわる話を。
101沿いのサニーベールのステイ先から、車で10分も走ればモフェットフィールドにある著名な建造物「ハンガーワン」を見ることができます。ハンガーワンとは、NASAが管理するモフェットフィールド(モフェット・フェデラル飛行場)に1931年に米海軍により建設された航空機専用の建設施設で、歴史的建造物にも指定されています。ちなみに、GoogleがNASAと60年のリース契約をしたので、今はGoogleの管理なんですね(なんて企業だ)。
興味ある方はこんなの記事も。「NASAの巨大格納庫「ハンガー・ワン」がグーグルの“手中”に」(日経ビジネス)
現在では、外壁が老朽化のために外されて骨組みだけのスケルトンになっていますが、僕もこれを見ると、ああ、シリコンバレーに来たなと毎回実感するランドマーク的な存在です。
このNASAのマークを見るだけで気持ちがアガるのは、航空宇宙好きの宿命でしょうか。
ここにいると、San Jose 国際空港も近いので、車で走っていると離着陸する飛行機を間近で見ることができます。これは、サウスウェスト航空のお腹です。
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さて、出張も今日で終了。
最後の夜の和食屋さんで、いつもお世話になっている方に偶然出会って座席を共にさせていただき、同席された製造業の社長を紹介いただくなど、毎度のことながら偶然の出会いも含め、たくさんの方と出会うことができました。もちろん仕事も順調です。しかし、とにかく忙しい!MTGに次ぐMTGで、PCを開ける暇も資料をまとめる時間もあまり取れず、深夜や明け方に起きてはメールをチェックするくらいの状態。関係各所、連絡遅くなっていてスミマセン。もう昼も夜も日付も曜日も訳が分からなくなっております。
次の更新は帰国後の予定。
日本はシルバーウィーク真っ只中ですね。
それでは、また。
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Silicon Valley の Mountain View という場所は、Google本社とモフェットフィールドがあることで有名ですが、ここに「Hacker Dojo(ハッカー道場)」というシェアオフィスの機能も兼ね備え、各国からたくさんのエンジニアやデザイナーが集まり、日々研鑽を重ねている Tech Hub があります。
こちらのパートナー様の紹介で中に入れていただく機会をいただき、ちょうど日本からインターンに来ている学生さんを含めて、ジョインしておられる日本人エンジニアの皆様にもQuadceptを紹介させていただきました。
中は天井が高くてとても広く、遊び心があってお洒落でいかにもシリコンバレーのオフィスという感じ。フリーアドレスでたくさんの方がPCに向かって仕事をしています(詳細は Hacker Dojo のサイトをご覧ください)
Googleキャンパスも近いので、Chromeカラーに塗られたGoogle自転車も置いてあり、企業、個人、学生問わず、人と情報が垣根なく自由に行き来できているオープンな環境であることを垣間見ることができます。
車で走り回っていると、雄大な自然や低層階の建物、緑多い公園など、高速道路の渋滞を除いてはとても穏やかな場所のように見えるシリコンバレーですが、やはりここは、IT、TECH、ものづくりの分野で世界を牽引する企業群とスタンフォードのような大学を中心とした巨大なエコシステムが世界中から人と物と情報を集め、また、それがゆりかごの役目を果たし、このような Tech Hub から、次の時代を担う若者達、新しいスタートアップスがまた続々と生まれるんだなと思うと、あらためてこの地域の凄さを感じます。
それと同時に、英語が苦手な日本がなぜここまで成長できたのか、なぜ今でも世界三位の経済大国として君臨して続けていられるのか、逆にそれはすごいことなのではないのかとも思います。
年に二、三回は訪れている場所ですが、いつ来ても色々と考えさせられる場所です。
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日本の今夏は本当に雨が多くて蒸し暑く、心身共にまいってしまいました。その期間のブログを見てみると、いつになったら雨が上がるのだの、今日は久しぶりに晴れたから元気だの、そんなことばかりつぶやいていて、余程しんどかったんだろうなあと自分でも可哀想になってきます。
しかしベイエリアでは、予定がビッシリで走り回らなけばならないものの、やっぱり天気が良いのでハツラツと頑張ることが出来ています。朝から溜まりに溜まった仕事をこなしたりとか。
展示会終了後、こちらのプロジェクトメンバーと会って進捗を確認したり、いろんな会社を訪問したり、ミートアップしたり、ディナーに行ったりと、本当にたくさんの人とお会いしています。来る度に可能性を感じます。浮かれた気持ちでも、よくある「刺激」というものでもなく、もう少し冷静な何かです。
では、今から最後の打ち合わせに行って来ます。
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海外に来ると(特に米国では)朝から夜まで予定がビッシリなのと、ホテルに戻ってからも虫の息で日本からのメールをチェックするので、基本的に寝不足になってしまいます。でも、やっぱり体が資本なので、毎日とは行かずとも、出来るだけ時間を捻出して朝ジョグだけは軽くするようにしています。
今ステイしているホテルはサニーベールにあり、ここには今年の1月にも滞在したのですが、ホテルから4kmほど走れば、大好きな Baylands Park があるのでそこまでクリーク沿いのトレイルを走って公園を目指すことにしています。
特に天気の良い朝は、陽の光が美しく、夜露にぬれた木々の葉がキラキラと光って心が洗われると同時に心身共にリフレッシュされます。
それでは、今日も一日がんばります!