タクシーの運転手さんに景気の動向を聞く時代ではなくなったのかもしれない

東京から取引先が来阪されました。彼は数年ぶりの大阪ということ。せっかくなので大阪っぽいものを食べましょうということになり、粉モンと串カツの二択で選択していただきました。

結果はこちら。

IMG_2664

大阪を代表する「だるま」です。
最近、会社近くの茶屋町にオープンしたので、とても便利になりました。普段、彼は東京で多店舗展開している「串カツ田中」に行くらしいのですが、関西からのお客さんと一緒に行くと、「本場大阪の味と書いているけど、大阪とはなんかちょっと違う」と言われ、気になっていたようです。ちなみにこの「田中」ですが、僕も東京でしょっちゅう目にするもののまだ一度も入店したことはありません。

さて、だるまはメジャー店ですが入りやすいし美味しいしで、やっぱり安定感がありますね。久しぶりの串カツでしたが、とても良かったです。

二軒目のビールバーを挟んで、三軒目は新地へ。ここで終電がなくなりタクシーで帰宅しましたが、タクシーの運転手さんと話をしていると、新地も暇ですわ、人おりませんねん、ということでした。先週の木金は期待していたらしいですが、電車がなくなるまで飲む人がいないようです。

僕は北新地でタクシーに乗ると必ず、最近どうですか?と聞くようにしています(誰やねん)。

先月の発表で、「景気拡大がバブル期を超え 4年4か月続く」とありましたが、こういうニュースをみると、「どこか?実感ないよね?」となります。しかし景気拡大というのは、少なくとも「後退」しなければ「拡大」となるため、バブルのイメージのように「急拡大!絶好調!」という訳ではなく、なんとなく、じんわり、ゆっくり、ちょっとづつの拡大がながーく続いているということなんですね。

一昔前までは、タクシーの運転手さんと話をすることで景気の判断ができたのかもしれませんが、今は高齢化社会に加え、時代の変化に伴って、価値観、文化も変わりつつあります。お金が増えると外食や飲みに行き、クラブで遊ぶという時代ではないんでしょうね。

逆にそういう人たちは時代と共に淘汰されるか、高齢化していき、好景気の恩恵を受けている人たちは早めに家に帰って走ったり、読書をしたり、ビットコインに投資したりしているのかもしれません。
時代の変化に伴い、個々のマインドセットも変化させなければなりませんね。

たくさんの水を日常的に目にすること

朝早く目覚めた時、この涼しい時間をデスクワークに費やすか、走りに行くかと迷うことになります。それほど朝の爽やかで静かな時間は貴重です。すぐに気温は上がってしまいますし、街が活動し始めますからね。

今朝はどうしようかと散々悩んだあげく、ランに出掛けることにしました。日中はかなりの暑さが予想されるからです。昨日読んでいた本の一節に、「たくさんの水を日常的に目にすることは人間にとって重要な意味をもつのではないか」という一節があり、これには僕も大賛成なので、当然のことながらコースは海方面へということになります。

芦屋浜を夙川の方へ向かうと、県立の海洋体育館(通称・マリンセンター)があるのですが、今朝も大学のヨット部からヨット教室に通う小学生まで、たくさんの海の男、女たちがマスト張りに精を出していました。僕はこの光景がとても好きで、シーズンオフの閑散とした艇庫やボートヤードを見ながら走らなければならない冬場は、とても寂しい気持ちになるものです。

IMG_2646

IMG_2647

午後からは関学でKNS(産学官連携ネットワーク)の例会が開かれていたので参加したかったのですが、午前をランに捧げてしまった分、デスクワークの取り返しを行う必要があるので、自宅でおとなしく過ごすことにしました。

時間に速度の速い遅いはないと思いますが、平日時間と週末時間のそれとでは、随分差があるように思います。週末午後の、時間の流れのなんとゆったりしたことか。オンオフを切り替えているつもりはなく、仕事と趣味の垣根を設けない生き方が性分とはいえ、週末時間のゆったり具合、これはもう癒やされるというしかないですね。

本を片手に夕食を

金曜日の夜、本を片手に夕食を食べている時の幸せは何事にも代え難いものがあります。

リビングテーブルの横には、いつでも本を手に取ることができるように本棚を置いていて、その時の気分に合わせて本を選びます。大体が旅やランニングにまつわるものですが、ビジネス書や民法の本もあります。まあ、後者を手に取ることはほとんどありませんが。

今週は「話すこと」と「走ること」がテーマの一週間でした。

「話すこと」について言うと、来年新卒向けの会社説明会が今週は4コマ(1コマ:2時間)あり、色んな学生さんと話ししたこと、夜は会食が多かったこと、社内にいることが多くて会議や打ち合わせが続いたこともあり、(決して大きな声で話していた訳ではないのですが)喉を痛めてしまいました。

「走ること」についていえば、なんと言っても、今週は秋から冬に走るフルマラソンを確保する一週間となりました。大阪マラソン、神戸マラソンの抽選発表を筆頭に、奈良マラソンの早押し合戦もあり、ランナーにとっては一喜一憂する一週間となったのではないでしょうか。

今日は取引先の担当者さんとメールと電話で長いやり取りが続いていたのですが、一段落するとメールで、「ところで、大阪、神戸はどうでした?僕は・・・」というように、仕事よりもマラソンのことが気になるといった具合になるのがランナーの共通言語です。

さあ、この週末も忙しくなりそうです。
IMG_0270

羽田で牛タン打ち上げ

JPCAショー2017無事に閉幕いたしました。今は最終の神戸便を羽田で待ちつつ、残務を行っているところです。

電子回路工業会主催の業界専門展であるにも関わらず、1200名を超える皆様にブースにお立ち寄りいただき、スタッフ一同感謝です。パートナー企業の皆様、代理店の皆様、お疲れ様でした!

さて、国内海外関わらず展示会というものは足腰にダメージを受けるものですが、それ以上にQuadceptの認知度がとても高いこと、業界内外から高い評価を受けていることを目の当たりにし、疲れを忘れて、今一度気を引き締めているところです。更なるサービス向上、製品力向上を目指しつつ、全員精鋭力でがんばって行きたいと思います。

とりあえず、伊丹便で先に帰ったみんなと一緒に、打ち上げは牛タンで。明日は少しゆっくり休みたいと思います。

IMG_2556

皆がハッピーになれるプロダクトへ

JPCAショー二日目が終了しました。
おかげさまでQuadceptのブースは大盛況で、常にお客様がデモ待ちをしてくださっている状態で感謝の念に堪えません。国内の代理店の皆様、協業しているビジネスパートナーの皆様、ユーザーの皆様から愛されている製品であることを実感いたしました。

近江商人ではありませんが、我々はメーカーとしての責任を負い、常にステークホルダーの皆様に愛される製品づくりを行っています。三方良しの考えです。皆でハッピーになろうと信じてビジネスをしています。もちろん、対外的だけでなく、社員満足度最高の会社を目指しているからこそ、良い製品づくりができると思っています。

今日の展示会後は、国内代理店の皆様、二次会では最近上場したばかりのビジネスパートナーの役員方を会食をし、改めて市場の期待値を実感いたしました。

今日は国内の展示会ですが、今後、海外の代理店さんもたくさんおられますし、しっかりと根を張ったグローバル展開をしていく所存です。数々の激励をバネにがんばりたいと思います。

IMG_2546

テイクオフとJPCA2017

ビジーな空港ならではの光景です。朝の羽田はラッシュなのか、誘導路で待つ機材の前を同じくANA機がテイクオフ。なかなか迫力があって好きです。

IMG_2535

東京ビッグサイトで行われているJPCA2017の展示会に来ています。初日は都内で打ち合わせのため、会場には夕方しか行けませんでしたが、木曜日の午後と金曜日は終日ブース周辺にいる予定です。

今回、設計業務を行いながら進捗、リソース、スケジュール、ワークフローの管理を行うことが出来る”Quadcept Force”、ナレッジデータベース、そして、設計から製造、実装までをワンクリックでオーダーできる”elefab”など、初デモを行っています。

是非、お立ち寄りくださいませ。
IMG_2537

日本は外国人にとって旅行しやすい国になっているようだ

昨夜はインドから新エネルギーの打合せでビジネスパートナーが来日し、会議の後に居酒屋でディナーでした。

今回、彼は一人で来日していたのですが、良く考えてみると日本に慣れていない外国人にとって、サポートがない旅はどれだけ不安なことかと思います。

これは僕も経験があるのですが、トラベラーにとって英語が通じる国であれば何の心配もいらないけれど、日本のように英語が通じにくい国を旅する外国人にとっては、かなりの不便を強いられるに違いありません。地図を片手に道を聞いてもすぐに英語で答えてくれる人も(他の国に比べて)少ないだろうし、タクシーの運転手さんなんてほとんど英語が通じないと思うからです。

しかし意外なことに、彼は「全く不便なことはないよ、一度も迷わなかったし、トラブルもなかった。」と言っていました。昔と違ってインバウンドの旅行者が増えた今、行政も民間も力を入れて、外国人にとって便利な国にすべく努力しているのが実っているのかもしれませんね。彼を新大阪のホテルまで送り届けましたが、翌日は新幹線に乗って福山を目指すとのことでした。まあ、メールが来ないのは無事な証拠。

日本も外国人にとって旅がしやすい国になってきたのかもしれませんね。

IMG_2526

豪雨の前にナイトラン

北浜のTHE LINKS で打ち合わせを終える頃、僕の頭には「帰宅したらナイトラン」の言葉が浮かんでいました。そして、北新地を抜けてJR大阪駅に差し掛かる頃には、それが決意に変わっていました。なぜなら昨夜はランニングチームの神戸部会の練習だったのですが、仕事が忙しくて走ることができず、とても残念な思いをしたからです。

空腹とか、JR神戸線の遅れなど、「ランをやめるべき理由」を一つひとつ消しながら、久しぶりに単独のナイトラン7kmを楽しみました。今日は一日、血液が停滞しているかのごとく身体のだるさ、頭の重さとの戦いでしたが、運動と発汗は老廃物を排出してくれるようです。随分とスッキリしました。

帰宅してしばらくすると雷ゴロゴロ、土砂降りの雨。

そうか、今日一日の絶不調はこの雨のせいだったんだな、と、低気圧に敏感な体質だったことを忘れてしまうのでした。雨が降る前は頭に漬物石でも乗ってるんじゃないかというくらい、だるく、重く、しんどいのです。

そうそう、6月1日から弊社は19期目に入りました。ステークホルダーの皆様に感謝しつつ、19期、しっかりと、より良い会社、より良いくらし、より良い社会のために邁進したいと思います。

IMG_2431

アンチITという立場でありたい

アンチIT、アンチSNSと言えばいいのでしょうか。僕の仕事はIT技術を駆使して世界を住みよくすることだと思っていますが、その生業とは裏腹にIT技術に対するアンチテーゼが生きる原動力なのかもしれません。

ITは世界を良くしたのでしょうか。人々を幸せにしたでしょうか。仕事を効率化したでしょうか。人々の生活は、時間から解放され豊かになったでしょうか。

大方の人々が感じ、気付いているように、答えは明白かつ残念ながら、「否」です。

ミシャエル・エンデの「モモ」ではありませんが、世界がITによって便利になり、時間に余裕が出来たとしても、結局「時間泥棒」によって隙間が埋められることにより、マルチタスク化が進み、便利がすべて虚無、妄想であるということが証明されてしまうんです。AI、ロボティクスは、人々から仕事と糧を奪い、一部の資本家を更に富ませるだけの結果となります。そこに幸せな世界はあるのか。答えは資本主義経済の限界、つまり圧倒的な富を得る資本家と、それ以外の人々のディバイドです。その暗くて深い溝と、圧倒的大多数の人が少ない糧を求めてコマネズミのように働き続けなければならないことが全ての答えです。

日本はとても幸せな国です。いまだに。
そう言える要因はいくつかありますが、僕の持論で言うと、そこは日本語の特異性によるものではないかと思います。つまりグローバリゼーションの波が来ても、世界が諦めてしまう程の複雑怪奇な、わびさび的、空気を読む的文化と、大きくも小さくもない規模のマーケットと、日本語の難しさによるものです。だから、日本は鎖国政策をしなくても、守られた国なんだろうと思います。

タイトルに戻りますが、やっぱりネットやSNSから離れて直に人と会い、走り、食べ、飲み、楽しむというのは安心感を生みますね。とても癒やされるし、ホッとするし、生きるためのモチベーションに繋がります。

昨夜はランニングチーム・神戸部会のメンバーの方のラストラン、そして送別会でした。ランで結ばれた堅牢な関係から生まれる絆は、ただただ楽しくて素敵です。

IMG_1483

面倒くさいのに書いてしまう

もうブログなんて面倒くさいな、もう書くものかと思ってPCを一切開かなかったとしても、中一日空くと書いてしまうのは、12年続けている生活の一部になっているからでしょうね。

人間というのは面白いもので、起きていようが寝ていようが、その時その場面で考えなけれならないことを文字通り24時間考えてしまうようです。寝る時に考えていた数式が、夜中目覚めた時にその続きをやっていたり、これを言ったらだめだろうなと思っていたことを言ってしまって、夜中に焦って目が覚めたりするものなんです。

よし、いよいよ月末ですね。流れないよう、一つひとつ、やるべきことを愛情をもってこなして行きましょう。
IMG_2421