悩んだり、傷ついたり、常に何かを抱えているというのは、君がそれだけ真面目に生きているっていうことなんだよ

大掃除の合間にランニング。まだまだ自宅の大掃除は終わりそうにありませんが、少し気分転換に夕日を眺めに行きました。大抵の思い煩いは走れば解決します。走ることって素晴らしいよね。

今年も色々とありました。楽しいことも辛いことも、365日もあれば、そりゃ本当にたくさんの「色々」があるものです。人間というのは弱い生き物なので、傷つき悩んでもなんとか気持ちに折り合いをつけながら、次の朝を目指して生きていくものです。そして次の朝には、辛い気持ちも薄まっているのです。

「悩んだり、傷ついたり、常に何かを抱えているというのは、君が真面目に生きているっていうことなんだよ」

以前、ある人に言われた一言です。

そう考えると、自分の人生を肯定できるような気がします。そして人のことも、批判や否定ではなく、肯定しようと思います。生きているってそういうことなんだな、まあ、そう悪くはないのかな、と。そしてなんとかやりくりしていると、辛いことよりも楽しいことの方が多くなってきます。言い換えると、問題すら楽しめるようになる。そんな感じでしょうか。

とにかく人間は社会的な生き物なので、誰も一人で生きていくことは出来ません。周りの人々の支えがあってこと。僕の中で、一年を振り返った時に、苦楽を共にした家族や会社、所属している色んなコミュニティの仲間たち、一緒に走った皆さん、そして、お会いした全ての方々の笑顔が走馬灯のようによみがえります。

日々感謝です。

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「THE LINKS KITAHAMA」でのミーティングと、登壇予定オープンセミナーの告知

北浜から歩いて2分、淀屋橋から歩いて5分の好立地にあるコワーキングスペース「THE LINKS KITAHAMA」。最近、SNSで実際に行った方の投稿を良く見掛けるようになりました。お洒落なラウンジのような雰囲気から、従来のコワーキングスペースのイメージを覆す人気のスポットになりつつあるようです(ちなみにスタッフの方は全員美人です)

THE LINKS KITAHAMA 公式サイト
公式FBページ

今夜は取引先の皆様とTHE LINKSのミーティングスペースで打ち合わせをさせていただきました。スタッフの方から、「ミーティング風景、写真に撮ってアップしておいてくださいね〜」と言われていたにも関わらず、2時間に渡る会議が白熱し、すっかり忘れてしまいました。思い出したのは解散した後。こりゃあかんということで、急遽「それらしい風景」をスタッフの方と一緒に撮ってみたものの・・・まるで面談風景になってしまいました。ほんとすいません。

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さて、告知です。

11月25日(金)19時から20時半まで、THE LINKSで開催されるセミナーに登壇します。THE LINKSでは、業界業種関係なく、定期的にこのようなセミナーやイベントを開催して学びや情報交換、交流の場を深めていかれるようですが、僕はそのトップバッターの講師として指名いただきました・・・いやはや、なぜ僕なのかという感じですが、折角ご依頼いただいたので、来て良かったなと思ってもらえるような面白い話をしたいと思います。お題も先方に決めていただいたのですが、このような内容となっています。

「シリコンバレーの今とこれから ~テクノロジーとコミュニティが交じり合う形の未来~」

予め釈明しておくと、僕は現地に住んでいる訳ではありませんし、シリコンバレーウォッチャーでもジャーナリストでもありません。ただこの二年間、かなりの回数を渡航し、現地の企業や様々な方のご協力の元で自社ソフトの拡販に注力していく中で感じた、シリコンバレー特有の文化やコミュニティのあり方、スタートアップスへの支援の方法、日本として学べる点とそうでない点など、数多くの企業事例を交えながら、あくまで「僕なりの視点」で飽きないようなお話をさせていただこうと思っています。そして実は、このTHE LINKSのようなコミュニケーションの場もとても重要な役割を担っているのです。

ちなみに、どなた参加自由、無料のオープンセミナーです。
お申し込みはFacebookページの参加ボタンをクリックするだけ。

https://www.facebook.com/events/539612922894139/

最新情報を気楽に聞いていただける内容にしたいと思っていますので、是非お見逃しなく。
お問い合わせは、THE LINKSまで。

TEL: 06-6226-0002
09:00-22:00(平日) 
09:00-20:00(土曜)、日祝休

ブログと共に迎える12回目の夏

毎年6月は拙ブログの誕生月。

2005年6月からスタートしたこのブログも、12年目に入りました。なんとなく始めた割には随分長いこと続いているものです。そして、日々稚拙な文章であるにも関わらずに読んでくださっている皆様、上手に伝えることができませんが、いつもありがとうございます。僕の励みです。

僕にとってブログを書くことは、一日一日を塗りつぶすこと。
願わくば、出来るだけ丁寧に。

時間は過ぎゆくものです。何かをしようがしまいが、起きてようが寝ていようが、時計の針は正確かつ無情に時を刻み、人はその刻まれた時間の分だけ、年を取り、死に近づいて行きます。

時間に流されたり、目先の事に追われて、ただ漫然と日々を過ごすということだけは避けたくて、一日一日を振り返り、感じたこと、考えたこと、あった出来事を記録として残し、そして書くことによって考えを整理しています。聞いたことや学んだことをテキストとしてアウトプットすることで、インプットした情報がメモリーされるので、ブログに書いたことは良く覚えています。

そして、その繰り返しにより、少しでも成長して行きたいと願っています。昨日より今日、今日より明日。特別な才能もスキルも持ち合わせていないので、派手なことは出来ませんし、目立つこともできません。一足飛びに跳ねることもありません。ただ出来ることは、良いと思うものを継続するということと、遅いと言われても、鈍いと言われても、少しづつでも正しい方向に積み上げることです。少しづつ、少しづつ。そして、コンパスが指す方向へ一歩一歩、歩みを進めることです。

「世界の変化のスピードがこれだけ速くなると、〈地図〉はもはや役に立たない。必要なのは〈コンパス〉だ」

いろんな出会いと機会に恵まれ、仕事の幅も年々広げていただいています。少しでも、自分に関わる人たちのお役に立てればと思っています。家族、共に夢に向かう会社の仲間たち、友人たち。そして、様々な活動や仕事で触れ合う方々、そして、このブログを訪れていただく皆さん。何か少しでもこのブログに来ることが良かったなと思えるようなことがあればと願います。これからもよろしくお願いいたします。

Keep looking,don’t settle.
Stay hungry,stay foolish.

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今までの10年と、これからの10年

私事ですが(個人ブログですから私事ばかりなのですが)、2月2日に40歳の誕生日を迎えました。

皆さんからのたくさんのお祝いメッセージに感謝しつつ、10年という一つの区切りに際し、今までの10年とこれからの10年に思いを馳せる一日となりました。もちろん、ここまでなんとか無事に生きてこれたのは、家族と周りの皆様のおかげであることは間違いなく、感謝してもしきれません。

ちょうど10年前の同じ日に、自分は何を考え、何を書いたのだろう・・・と思った時、すぐに過去の記事を辿ることができるのがブログを長く続けている一つの良さだと思っています。2006年2月2日の記事では、30歳になったばかりの自分が残した、その当時の生の言葉を読み返すことができます。一部を抜粋してみます。

—————-
まさか、自分が30歳になるなんて思わなかった。
何故?と問われても、明確な答えはない。
ただ、「30歳」という言葉の響き自体が、
自分にとって遠いものに思えていたのは確かだ。
随分、歳を取ってしまった。

でも、何と言う事はない。
ただ、時が過ぎ、日付が変わっただけの話だ。
かつての自分が思い描いていたほど、
「30歳の男」は、大人でもないし、オッサンでもない。
あくまで主観的な意味で、ということだろうが、
つまるところ、自分は自分ということなのかもしれない。

<中略>

これから10年。
どんなことが待ってるのだろう。
どんな風に生きていこう。
これからゆっくり考えてみよう。
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引用するのも恥ずかしいくらいクサい文章なのですが、現実は現実として受け入れなければなりません。それにしても、その時から10年経過した今の自分ですが、外見はめっきり老けても、中身はほとんど変わっていないような気がします。でも一つだけ確かなのは、少なくとも「前進」はしているんじゃないかなということです。そこだけは、少しだけほめてやっても良いかもしれません。人と比べればほんの僅かかもしれませんが、積み上げてこれたものもあるし、出来なかったことが出来るようにもなったし、見える世界が少しは広くなりました。たとえ、僅かでも。

これからの10年を考えた時、きっとやっていることは変わらないだろうなと思います。毎日働き、考え、読み、書き、飲み、食べ、走るのでしょう。40代は不惑の歳とも言いますが、昔と比べて寿命が伸び、70歳を超えても働かなければならず、変化のスピードがとてつもなく早い現代において、40代なんてまだまだ若く、惑うこともたくさんあるでしょう。しかし結果として、今までの10年における数々の選択が大きく間違ってはいなかったと自己評価できるのと同じく、これからの選択も、きっと間違いではない、それはスティーブ・ジョブズの言葉を借りれば、

「未来に先回りして点と点を繋げて見ることはできない、君たちにできるのは過去を振り返って繋げることだけなんだ。だからこそバラバラの点であっても将来それが何らかのかたちで必ず繋がっていくと信じなくてはならない」

うん、信じる。そういうことなんだろうと思います。
この点だけはしっかりと思いに留めて、日々を丁寧に、そして納得して塗りつぶしていけるように。そして、地図ではなく、正確に方向を指すコンパスを頼りに歩んで行きたいと思います。

という訳で、これからもご支援ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。

松田知樹

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とはいえ、アホなことはしますから!笑

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仕事初めと天一初め

仕事初めの一日。

毎年この日は心身共に気合いが入りますが、PCとネットさえあればどこでも仕事が出来、実際に休暇中も毎日メールチェックをしていたということもあり、少し長めの週末を過ごしたような感じです。

何にせよ、朝礼での年頭の経営方針発表、それに続く各種会議において、共に働く仲間たちと目指すべき方向と気持ちを一つに出来た感もあり、気持ちは充実しています。それにしても1月は東京と米国での展示会が続くので、準備が忙しい!年始に掲げたように「日々集中」が早速求められそうです。

こちらは今年初の天一。天一初めです。
そろそろ「◯◯初め」も終わりにしたいと思います。
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謹賀新年 生きるということを考える元日

新年明けましておめでとうございます。
本年も拙ブログをよろしくお願いいたします。

実家に家族が集まって過ごす例年通りの元日ですが、毎年、晴天率の高さに驚かされます。昨日は阪神地方に急な雨が降りましたが、今日は少し雲が多いとはいえ清々しく、お屠蘇と雑煮をいただきながら気持ちの良い朝を迎えることができました。

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正月の食卓は、黒豆や数の子をはじめ縁起物が多いですよね。それぞれに無病息災、子孫繁栄などの意味があります。おせち料理は日本の習慣ですが、これらの意味を考えた時に人間は常に「死」を意識しながら、生きる努力をしてきたんだなあと感慨にふけります。生きて子孫を残すということは、大昔から人間の根源的なテーマの一つであり、生きるということは決して当たり前のことではない。だから人は祈り、願ってきたのでしょう。これだけ科学技術が発達し、豊かになった現代でも、幸せを感じる閾値は上がったとはいえ、生きるということは当たり前のことではなく、常に努力が伴うという点では変わらないのかもしれません。

実家の庭には南天の木が多く植わっていますが、南天も「難を転ずる」、「災い転じて福となす」という意味があり古くから縁起物とされてきました。

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昨年を振り返った時、個人的には仕事の幅が横に大きく広がったように思います。褒めるべき点もあれば反省すべき点もあります。それと同時に、しなければならないことが公私共に増え、時間のやりくりが大きな課題になりました。

そういう意味で、今年は、生産性を上げるために集中力を更に高めること、見極めの精度を高めて行きたいと思っています。当たり前のことですが、よく働き、よく学び、よく遊ぶ。それらのバランスをうまく取るためにも、集中力を高めて行きたいと思います。

このブログについては、今年で12年目に入ります。
今までと変わらずにブツブツと呟いていきたいと思っていますので、皆様変わらぬご愛顧の程、本年もよろしくお願いいたします。

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打ち納め


年末は納め、年始は初める。

暦の上ではただ日付が変わるだけなのに、大晦日と元日では大きな違いがあります。締めくくって、また初める。切り替えという意味でもとても重要な事ですね。

そういう意味では、今日は「打ち納め」(また三日後には打ち初めなのですが)。今年も月に約一回ペースでラウンドしましたが、今日は打ち納めにふさわしい晴天、気の合う仲間と共にラウンドするのは最高でした。

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いよいよ明日は大晦日。

年を追う毎にグローバル化が進み、IT化しているといいつつ仕事の量は増える一方ですので、仕事だけは納めも初めも関係なく続きそうですが(ありがたい)、もし、少しでもゆっくり出来る時があれば、ここぞとばかりに骨休めをしたいと思います。

納会2015年


今日は仕事納めでした。
お取引先の皆様、今年一年大変お世話になりました。来年も変わらぬご愛顧の程よろしくお願い申し上げます。

そして社内のみなさん。
今年もありがとうございました。見えない明日を過ごし、眠れぬ夜を越え、頭が割れそうなくらい知恵を絞り、それでも見えないものを見ているかのように毅然とし、いつも笑顔を忘れず、楽しい毎日を過ごしながら、よくがんばりました。

来年はもっとワクワク、楽しい一年になります。ええ、きっとそうなる。

「世界の変化のスピードがこれだけ速くなると、〈地図〉はもはや役に立たない。必要なのは〈コンパス〉です。そして素直で謙虚でありながら権威を疑うことなのです」
(MITメディア・ラボ 伊藤穰一所長)

目指すべき方向はぶらさず、正確なコンパスを持ちつつ、2016年もがんばっていきましょう。

ありがとうございました。

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