一週間分の旅支度が意外と早く終わり、これなら予約している新幹線を30分早くできるなと思ってスマホアプリを操作し、予約変更。新幹線の不思議なところは、割と混んでいる号もあれば、前後数分すらすだけで急にガラガラの号もあったりするところです。この7分で何が違うんだろうと思いながら、ガラガラの号を選択して予約完了。
時間距離と物理距離という言葉がありますが、時間距離が短いはずの飛行機に旅情を感じるのに、なぜか列車にはそれを感じません。例えば、空港には旅情を感じますが、新大阪駅にはそれを感じない、でも羽田には、飛行機の方が一時間半も早く到着するのです。
これは、どうでも良いように思えて不思議なことです。
飛行機も新幹線も、出張の多い人間にとってはどちらもメジャーな移動手段です。しかし、空港と駅という場になると、それが急に「同じではなくなる」。
僕が思うに、これは、まだ人間の感覚の中に、空を飛ぶということは決して当たり前の事ではなく、特別なものなんだという概念が刻み込まれているのではないか、と思う訳です。だから、地上を走る列車は当たり前のものとして身近にあり、それはとてもたやすく受け入れることができるけれども、空港に並ぶ飛行機は普通ではなく、特別な存在としてそこにある。それが、旅情に繋がるのではないか、そんな感じがします。あくまで僕の極私的思考によるもので、なんのエビデンスもないので、こいつはアホかと思っていただければ幸いです。
さて、今日から一週間、母校での講座を受けるため東京ステイ。皆様も良い休暇をお過ごしください。