台風の週末。
沖縄はまさに通り過ぎている最中でホテルに足止めされてる方々もいらっしゃいますが、明日は本州にも上陸し、関西も午後から大変なことになりそうです。
昨夜馴染みの店からの帰り際、お店の方々と「週末は台風ですから、どうぞご安全に」と言って別れたのですが、「ご安全に」ってとても良い言葉ですよね。僕が最初にこの言葉に出会ったのは、内装関係の仕事をしている弟に「現場での挨拶は、ご安全にやねん」と教えてもらった時です。
ほう、「ご安全に」か。
なんかいいなあ。さりげなく相手のことを思いやり、自分も気を引き締める。挨拶の中にいろんな意味が含まれていると思ったのです。それ以来、この挨拶は僕の脳裏に焼き付いて離れなくなってしまったのですが、現場で仕事をしていない自分としては日常生活で使えるシーンはそうそうありません。というわけで台風や地震などの災害に備えるとき、明日は大雨になりそうな時の別れ際の挨拶に積極的に使うようにしています。
さて、その言葉の由来ですが、検索してみると関西電力のWEBページにこんな一文がありました。
※「ご安全に」は、その昔、ドイツの炭鉱夫たちの間で使われていた「ご無事で!(Gluckauf、グリュックアウフ)」という挨拶が由来とされています。日本では昭和28年に住友金属工業で「ご安全に!」が使われ、その後鉄鋼業界を中心に広まり、関西電力でも声かけ運動として取り入れられるようになりました。
出典:関西電力
なるほど、危険な現場での安全最優先の言葉なんですね。
そういえば、今日はお世話になっている車のディーラーでも使いましたっけ。明日は台風で店をクローズすることが早々に決まっていると聞き、担当の方にご安全にと言って別れたのでした。
というわけで、今日の締めの挨拶もやはり、
皆様、どうぞご安全に。
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現場作業はなくっても、道を歩いてつまづくかも知れない。料理をしていて手を切るかも知れない。食事中にヤケドをするかも知れない。横断歩道を渡っていて、自動車に轢かれるかも知れない。轢いてしまうかも知れない。
身の回りには危険がいっぱいですよ。
コメントありがとうございます。
おっしゃるとおりです。身の回りには危険がいっぱい。自分も気をつけながら、相手を思いやる気持ちが込められている「ご安全に」という言葉は素敵だなと思いました。今日も気をつけて行きたいと思います。