レッドブルに翼をさずけられた感


新幹線の車窓から。
現在通過中の名古屋は曇空。目的地の東京へは今週二回目の出張です。午後から降水確率30%の予報が出ていますが、出張時はなるべく荷物を少なくしたいので傘を持たずに出掛けています。このまま降らなければ良いのですが。


レッドブルのマーケティングとブランディングを「真似したくてもできないけれどベンチマークはしておきたい」というのは、各企業担当者の意見の一致するところかもしれません。僕も以前から、「売上の1/3を広告やブランド育成などのマーケティング費用に充てるという社内ルール」「観客が見込めないようなマイナーなエクストリームスポーツイベントを独自に運営してブランディングと話題を創出する」というマーケ手法には感心させられており、見事にレッドブルのファンとなっています。それを決定付けたのは、頻繁にこのブログにも登場する「Red Bull Stratos」ですね。一飲料メーカーがNASAまで巻き込んでこんなプロジェクトを行えるところが、レッドブルのレッドブルたるところなのではないでしょうか。

10/31付の日経ビジネスの記事、「レッドブルが「翼をさずける」。代理店はいらない」では、あのイラスト風のコミカルなCMや「翼をさずける」といったコピーがどのように生まれたのか、5700億円の売上のうち1880億円をどのように使っているのか、などについて概要を説明してくれています。是非、ご一読を。

HBS(ハーバードビジネススクール)では企業事例をケース・スタディとして、じゃあ自分ならどうするか、どのような選択と決定をするのか、お前はどう考える?など、自分が当事者となった時のことを想定して、「ケーススタディ千本ノック」を行う、と、どこかの記事で読んだことがあります。もちろん、「自分ならどうするか」を徹底的に考え抜くことは脳の鍛錬に繋がる訳ですが、簡単にサラッと読めるこのような記事は、僕にとっては「疲労回復剤」のような役目を果たしてくれます。読むだけでちょっとした気分転換にもなりますし、気持ちが落ちたり、疲れたりした時には元気をもらえますよね。そういう意味では、勧善懲悪のアクション映画のようにエンターテイメントの役割を果たしてくれるので、とてもありがたいと思っています。

ああ、こういう読み方は、当事者はおろか、完全に観客になっちゃっていますよね。はい、ちゃんと学びましょう。

それでは今日はこの辺で。

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