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Wall Street Journalから。
「職業スキルでスペインとイタリア最低、成長の足かせに トップは日本=OECD」
OECDがいうとことの「職業スキル」って一体何なのか、と思って調べて見ると、文部科学省が「OECD 国際成人力調査 – 文部科学省」という調査レポートをPDFで公開していました。調査の目的は、
「16歳から65歳の成人を対象として、社会生活において成人に求められる能力のうち、読解力、数的思考力、ITを活用した問題解決能力の3分野のスキルの習熟度を測定するとともに、スキルと年齢、学歴、所得等との関連を調査。OECDが実施する国際調査であり、今回が初めての実施となる。24か国・地域において、約15万7千人を対象に実施。」
ということで、職業スキルとは「読解力」「数的思考力」「ITを活用した問題解決能力」の三点とのこと。もちろん、仕事をしていく上でこの三点は基本スキルであることに変わりはなく、(サンプリング調査であるとは言え)日本人はOECD加盟国の中で一番スキルが高いということです。この中から見えてくるのは、日本人は高い職業能力についてのポテンシャルを有しているということ、一方で経済成長が停滞している理由の一つとして、そのスキルを最大限に活かす(特にITの整った環境での問題解決能力)ことができる環境がまだまだ改善の余地があるということです。いずれにしても、このようなマクロ視点での包括的な調査というのは、「中から見ている」と見えてこない点もあったりしてなかなか面白いものです。一方で、ミクロ視点で考えると非常に具体性が掛けるのもこの種の調査の特徴の一つでありますので、一企業としてどう取り組んで行けば良いのか、という意味においては全く別角度で考えなければなりません。
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最近の新卒採用の大きな特徴は、学内セミナーが主流になっているらしいです。ナビや合説、フェアによって不特定多数の学生を集めて母集団を形成し、そこから選考していくというフローではなく、大学を絞り、OBやOGをリクルーターとして送り込み、学内で小規模の個別セミナーを開催して学生と直に話をしながらマッチングさせて行くというやり方。うちも先月、大阪某大学の学内セミナーで企業説明会を行いましたし、来月は京都で行う予定にしていますが、出展する企業としてもコストは掛からないし、じっくり話合いながら採用できるという意味ではミスマッチも極力防げるのではないか、と考えています。いずれにしても組織は人なりという意味で採用活動については継続的に行わなければなりませんし、強い組織が人を作っていくという点は重要な要素なのですが、新卒、中途のこだわりなく、良い人とのマッチングは続けて行きたいと思っています。という訳で当社は今、下記の人材を積極的に募集していますので、興味がある方ご連絡を。
babyice5122[アットマーク]gmail.com
【ソフトウエアエンジニア】
C#、WPF、C++に関するスキルと実務経験
【WEBプログラマ】
LAMP環境、Rubyに関するスキルと実務経験
【マーケティング】
英語(読み書き)が堪能で、コミュニケーション能力が高く、業務系ソフトウエアの業界に造詣の深い方