明日への活力

海外からのリモートアクセスで、

ある製品(SQLサーバー&JSP)の設置を

その道の先輩と共に教えてもらっていた。

海外にいる技術者がうちの社内のサーバーを

リモートで設定しているのを、別のPCから僕らが見ている。

(もちろん、ポートを開放するためセキュリティは要注意)

そしてその作業をPC上のHyperCamで録画して、

録画AVIファイルを後で見返して復習する。

 

何の疑問もなく普通のことにようにやっているが、

冷静になって考えてみると、

すごい時代になったものだ。

なんだかんだいって

Windows、もとい、MSサマサマである。

i-phoneのAppleや、AirのAdobeなどが注目されているが、

MSもWPFやSilverlightを開発し、

今まで弱かったGUI部分でもがんばってきている。

リーディングカンパニーの「しのぎの削りあい」は、

我々末端のユーザーにとってはありがたい限り。

 

「最近、何屋さんか分からなくなってきた」

というのはネガティブに聞こえるかもしれないが、

とんでもない、実はとても喜ばしく、

ありがたいこと。

それだけ、

色んな仕事を任せられる機会が多いということだし、

結果として、自分の中で引き出しが増えていくことに

なるからだ。

仕事を任せられる人間は、

基本的に「No」とは言わない。

決してノリが良いだけでの「Yes」ではなく、

「Yes」と言ったからには、

なんとかして必ず成し遂げるという責任感が付帯する。

言い訳をしない。

 

そういうことを積み重ねてきた人間は、

人から信頼され、結果として「守備範囲外」の仕事も

頼まれるようになるから、おのずと持てるスキルが

増えていき、忙しさの中で、処理能力が向上していく。

 

そういう人間を見ていると、

末恐ろしささえ覚える。

 

 

なんとか22時前に帰宅し、

ギリギリセーフでNHK の

「プロフェショナル 仕事の流儀」に間に合う。

50分間、その道のプロの生き様や人生哲学を

視聴できというのは、素晴らしい経験である。

特に僕のような若輩者は、

講義を聴いているかのように、

勉強になることばかり。

よし、自分も頑張ろう!

と、明日への活力を充填完了なのである。

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