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いつも電車の中では真面目に英語教材などをイヤフォンで聴いているのですが、飲み帰りは必ず音楽をチョイスします。酔えば酔うほど、選ぶ曲がガッチガチのJazzであることが多いという傾向があります。昨夜は音漏れしない程度に音量を大きくしてSarah Vaughanのアルバム「Crazy and Mixed Up」を聴きながら帰りました。
泥酔時にJAZZが聴きたくなる理由の一つに、人間の濃く暗い闇を背負ってくれてるJazzの歴史、懐の深さがあると勝手に思っています。Sarahはご存知の通り女性Jazzボーカリスト御三家の一人ですが、ヘビースモーカーだったこともあり66歳という若さで肺がんに倒れ、亡くなりました。天才ピアニストBill Evansはヤク中で51歳の若さで亡くなっています。しかしそんな退廃的な生き方とは裏腹に、彼らの演奏は後にも先にもそれを超えるものがないのではないかと呼ばれる程です。
ちなみに「Crazy and Mixed Up」は1982年のアルバムですから30年前の録音です。酔って神経が研ぎ澄まされている時にじっくり耳を傾けて聴いていると、Sarahの息遣いまでしっかり聞き取ることができます。こういうアルバムはたくさんあって、例えば、Bill Evansの不朽の名作「Sunday at the Village Vanguard」は1961年にライブハウスで収録されたもの(共演している天才ベーシストのScott LaFaroはこの収録の11日後に事故に遭い25歳の若さで亡くなっています)で、客の話し声や皿がカチャカチャ当たる音なども入っていますし、Keith Jarrettのアルバムには彼の独特のうめき声も入っています。Keith Jarrettは今も活躍していますが、先の二人はもう亡くなって何十年も経つのに、まだ生きているかのようです。当たり前のことですが、音を収録するってすごいことですよね。上手に表現することはできませんが、二度と戻ってこない一瞬一瞬の演奏をいつでも再生することができるのですから。
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一昨日に投稿した記事「路地裏にある店」の中で「外飲みの回数は週に二日」とドヤ顔で言った先から二夜連続の飲みです。どうでも良い情報ですが、これで今週の飲みは三回になってしまいました(3/29現在)。二日前は夙川、昨夜は天満橋。両方突発的ですが、昨夜はビジネスパートナーとの会議の後に流れでお誘いいただき楽しい夜を過ごしました。ワインや日本酒を飲むと一気に酔いが回ってしまうのですが、昨夜はビジネスの話が楽しくて、酔っていることすら忘れてしまうほど。天満橋、いいですね。リーズナブルな店がたくさんあって。