師匠

分家のゴッドファーザーである大叔父の見舞いに、

行ってきました。

税務署退職後、独立して会計事務所をしていた

大叔父は、とても怖い存在で、

顔を合わせると怒られるような、

80歳を超えてもなお、元気で「尖った」人でした。

ゴルフも好きで、昨年まで普通に回っておられました。

ここ5年程度、

家業の経理全般を僕がするようになり、

バランスシートとは、損益計算書とは

などなど、税務の基本知識を教えてくれた、

ある意味「師匠」なのですが、

今月に入り容態が悪化し、

今週からはついに口を開くことができなくなってしまいました。

今年の決算、申告の報告をしに伺った時は、

まだまだすごく元気だったのが、

この短期間にびっくりするくらい老衰しておられました。

いつも僕のことや、家のことを

色々心配をかけてくれていた人だっただけに、

大叔父が話すことができるうちに、

「大丈夫です。僕がしっかりがんばります。安心してください。」

の一言だけでも、お伝えしたかったと、少しばかり後悔しながら、

帰途につきました。

ただ、手を握り、目をしっかり見据えて、

「叔父さん、tomo-kです。具合はいかがですか?」と、

声を掛けた時は、何かを言いたそうにされていた表情から、

叔父の気持ちが、なんだか伝わったような気がします。

先人に負けないように、

また「あとは僕がしっかり守ります」と、

胸を張って言えるような生き方をするために、

しっかり精進したいと思いました。

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