物事を易しく考えるということは、
思考を噛み砕いて、咀嚼して、
消化し易い言葉にしてから、理解すること。
元々「固くて難解なもの」をしっかり噛み砕くという作業は、
とても労力がいることで。
その労力を怠って、
もういいや、って丸呑みしてしまうと、
それは「その場所」からはなくなるけれど、
ちゃんと消化していることにはならない。
プロセスはとても大事なもので、
なんだか調子悪いなー、気分乗らないなー
から始まって、
これから何をすれば良いのだろう。
ロードマップをどう引いていこう、
マイルストーンはどこに置こう
と、
きれいごとにも、一筋縄にも行かないことばかりなのは、
仕事をしていく上で当たり前のことなのだけれど、
「悩んで、考えて」という作業をずっと考えて続けていると、
やがて「固くて難解なもの」はゆるやかに溶け始める。
気付くと、
ふっと抜けていたりして。
知らず知らずのうちに、
プロセスが消化していてくれていた。
雪の一日。
大阪は全然大丈夫だったけれど、
松山に出張に行った営業のリーダーは、
珍しく四国に降った雪の影響で大変だったそうだ。
松山にいるオテンバな友人のことも気になる。
大丈夫なのは分かっているから。
各地で雪。
それもやがて溶けて、春が来る。
気付けば、
ふっと抜けて、きっと何事もなかったように。