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今夜はほぼ同時刻に嬉しいニュースが二つも飛び込んで来ました。
赤ちゃんが無事に誕生したという知らせです。一人は男の子、もう一人は女の子。二人とも仲の良い友人で若い頃から知っているけれど、立派なママになりました。本当にお疲れ様!そしておめでとう!!男の子も女の子も、健やかに育ってね。
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「こんなに世界は美しいのに、こんなに世界は輝いているのに」
これはナウシカの名台詞の一つとして有名です(原作本)。
「世界」という言葉を絡めたフレーズの中で僕が一番好きな言葉です。「〜のに」という表現に、修羅場や地獄を見てきたナウシカの悲哀が込められています。確かに世界は時に辛く、悲しく、醜く、汚い。絶望しかないかもしれない。しかし、その一方でこんなにも美しく、輝いているのも、また世界である。この言葉はネガに捉えることもできますが、一方で希望を忘れてはならないという点を思い起こさせてくれます。
確かに生まれた場所、環境によっては辛い人生を歩まなければならないかもしれないし、きれい事では済まされないことも山のようにあるでしょう。僕は日本で生まれたし、幸い平和な環境で育って来たからこんな呑気なことが言えるのかもしれません。しかし、その環境で生まれて育ったからこそ、自分というインディビデュアルなフィルターを通してしか、世界を見ることはできません。それゆえ出来るだけポジに考えて世界を見ていたいとも思っています。辛くても悲しくても、心の持ち方、見方一つでそれを美しく思えるように。
身近なところでの赤ちゃんの誕生は、そんなことを考えさせてくれます。
赤ちゃんたち、ようこそ、世界へ。