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3Dプリンターがここまでフィーチャーされることなんて、何年も前の展示会から見ている人間としては今更感が否めないのですが、DIYの上を更に行く、ツールを使った筐体設計(というより、3Dモデリング)と試作までの作業は確かに一般ユーザーには縁のないものでした。
しかし、このtech crunchの記事にあるように、autodeskの新しいiOSアプリ「123D Creature」を使用し指の操作でモデリングが出来るのであれば、そりゃ一気に身近なものになりますよね。しかも、このアプリ無料。
Autodesk、iPadアプリ、123D Creatureを公開―誰でも3Dでモンスターをデザイン、彩色して、3D出力できる
元来、メーカーのエンジニアの領域だった技術をググっと家庭のホビーレベルまで近づけてくる戦略、これは”CAD業界のジャイアント”、さすがAutodeskと言った感じですが、昨年来の大きなムーブメントに3DプリンターとAutodeskが上手に乗っかったような気もしますし、クリス・アンダーソンのような”イノベーター”に上手く注目させて大きなうねりを起こさせるということが、このソーシャルメディアの時代にどれだけ大きな力を持つか、実感させられます。
そう言えば、2年前にロサンゼルスのApple StoreでiPhoneにインストールされていた手書きで回路図が描けるというフリーアプリがありましたが、あれももう一回ほじくり返して見ても面白そうです。ちょっとこの辺りの戦略、やっぱり真剣に考えてみるべきですね > 関係各位