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11年前、あの日のことはよく覚えている。
仕事から帰宅して風呂に入り、リビングでくつろいでいた。
すると突然、寝室でTVを見ている妻が「え!?何これ!?何があったん!?」と大きな声で呼ぶので行ってみると、画面にはロウアーマンハッタンのシンボルであるWTCのツインタワーが炎上している様子が映っていた。ツインタワーには行ったことがあるので、ある意味、思い出の場所。そこで大変なことが起きていた。
絶句しながらTVをザッピング。すべての局がNYの映像に切り替わっていた。すると、もう一つのタワーにも飛行機が突っ込んだ。これは戦争になるな、と直感的に思い、妻にも「これ、戦争が始まるよ・・・」と、そう言ったのを覚えている。
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あれから世界情勢が変わったと言われるが、僕にはそんな大きな世界の変化についての知識もなく表面的なことしか分からない。しかし、あの日たくさんの方が亡くなり、予想通り始まった戦争ではもっと多くの人が亡くなったことは事実。戦争とは関係ないけれど、一年半前の3.11では大地震で多くの方が亡くなった。そして今、この瞬間にも、災害や戦争、紛争等で苦しんでいる人がたくさんいる。
今、僕は何の因果か生かされている。
日々、感謝しながら、手を緩めることなく、
毎日必死に、完全燃焼で。
また明日からがんばろう。