公共デザインとアクセシビリティ

帰宅後の夜中の楽しみが、PENを読む事。

12月15日号は、街場の公共デザインです。公共デザイン、つまり、道路標識とか、郵便ポストとか、空港の案内板とか、図書館とか、バス停とか、ですね。こういったものに秀逸な国は、やはり北欧、僕が敬愛するオスカー・ニーマイヤーの国、ブラジル、そしてオランダ。特にオランダは公的機関が新たに建物を建築する場合、全予算の1%をアートに使うように法律で定められています。それほど、デザイン・アートに力を入れているということなんですね。

公共のデザインに一番求められるものは、「利便性」です。誰が見ても、一目で分かるものでなければならない。簡潔で、親切で、温かみすら感じるという条件も時として必要かもしれません。例えば、アムステダムのスキポール空港は、イギリスの旅行雑誌の「空港人気投票」で22回も1位に輝いていますが、その理由は、迷子にならないこと。案内板のデザインはポール・マイクセナールです。線一本、角の曲げ方一つ、とても巧い。で、分かりやすい。

建築物、公共デザイン、タイポグラフィはとても歴史のある分野です。

では、WEBはどうか。

WEBデザインという分野は、長くても10年くらいの歴史しかありません。最近になってやっと、「WEB標準化」ということで、アクセシビリティを規定したJISが交付された程度です。もっともっと、「公共性」を追求していけたら、お年寄りや、IT弱者にも親切になるでしょうね。当然アートとしての「デザイン」もある訳だから、何が良くて何が悪いというのはありませんが、要は、そのサイトの目的をしっかりとデザインで表現できているかどうかですよね。

ま、難しいことは置いて、脳をクールダウンさせるには、

オランダの郵便配達用自転車のデザインなんかを

ぼんやり眺めるのが一番いい。

自転車のデザイン一つで、癒しの効果もある。

いや、奥が深いです。(^_^)

例えば、ハワイにはこんな標識が・・・。

カレント注意 & 波高いよーの看板。

公共デザインとアクセシビリティ」への4件のフィードバック

  1. SECRET: 0
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    気になっていたのだけど、tomoさんって具体的な仕事内容は何してんの?多分肩書きは私もwebディレクターやねんけど、やってる内容が違う気がする。ってか、私の今の仕事は前の仕事に比べたらびっくりするほどしょぼいからね・・・(笑)

  2. SECRET: 0
    PASS:
    仕事内容・・・一言で言えば、プロデューサーであり、ディレクターであり、デザイナー。笑 結構なんでもしてるけど、詳しくはメッセで送っとくわ、夜中に。
    aquaが良く使う「前々から・・」っていうフレーズ、なんかいいなあ。^^

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