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アウトプットによるデフラグを。
何気に手にとった今月号の「Courrier Japon」。
ヘッドの「未来はMITで作られる」に引かれ、
購入してみた。
結論から言うと、買って正解。
まだ途中までしか読めていないけれど、
これが雑誌だとは思えないくらい、
特化している。もはやビジネス書。
普段はなかなか目にする機会の少ない、
MITの内部や、「IDEO」CEOのティム・ブラウンの
インタビューなど、エッジが効きまくっている。
素晴らしい。
アイデア志向とオープンイノベーション。
確かにコンセプトやストラテジーは
重要なファクターであることは間違いない。
しかしMITでは、いの一番に「プロトタイプを作れ」と
言われ、それが教授も生徒にも骨の髄まで浸透しているという。
いわゆる、テクノロジーのエビデンスや仕様云々ではなく、
「理想を見せろ」ということだと、僕は理解した。
これは、UI(User Interface)やUX(User Experience)を
最重要視することで、ESを最大限に引き出すことに
他ならないし、この思考の原点には、
「イケテない製品はテクノロジーの怠慢」という、
技術者にとっては超ドS級の発想があるからだと思う。
そして、既存観念にとらわれない柔軟な発想を引き出す。
自身に置き換えて考えてみた時、
いかに自分は固定観念の塊であることか。
情けない。
定石にとらわれない自由な発想こそが、
ビジネスにおいてもクリエイティブにおいても
重要であることはいわば「当たり前」なのに、
日々の仕事、目先しか見ていない己のキャパの
狭さに愕然とする。
本当は、もう一度学生に戻ってイチから
しっかり勉強し直したいところであるが、
娘達含めて家族全員が学生になってしまうと
破綻してしまうが故、与えられた時間の中で
(英語でビジネスレビューを学ぶ)ことなど、
できることをしっかりやりたいと思う。
何もしなければ始まらない。
たまたま手に取った雑誌から、
大きなインスピレーションを得ることができた。
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そして今日は(朝から娘のお世話でバタバタしたし
病み上がりだけど)、三週間ぶりにBarns。
常連さんにも合わず、
しっとりとした空間だったけれど、
マスターの笑顔に癒され、
「ただいま」という家に帰ってきたかのような感覚。
革のコースターは、
先程マスターが焼印を押したばかりの
「新品」だ。
二年に一度の、真新しいコースターとの出会い。