ルパンの美学を語る

22時半に帰宅し、TVをつけるとルパンが放映されていました。

・・・・・。なぜ今朝の朝刊のTV欄をチェックしなかったのだろう。オレのバカ。ビデオもセットしていない・・・。

そう自分を責めながら泣きそうな思いでルパンのTV映画版を残り20分間、楽しみました。

tomo-kはルパンが大好きです。恐らく世の中の男性の80%はルパンとガンダムと肉じゃがとお母さんが好きでしょう。これは断言して良いかと思います。なぜ男はルパンに惹かれるのか。答えはルパンの生き様の中に、「ロマンとロマンス」があるからです。

ご存知のとおり、ルパンとその仲間達は巨額のお宝を盗もうとし、大抵の場合それを易々と手に入れます。でも彼らは大金持ちではありません。いつも同じ服を着て山盛りのパスタを頬張り、シケモクを吸いながら、ボロボロのFIAT500(フィアット チンクチェント)に乗ってボロいアジトで夜を過ごします。起きたら起きたで、逃げ回るか、追っかけるか、戦うか、女性のフェロモン攻撃にやられるかで、ひと時も落ち着く時間がありません。大金持ちなら、モナコの海にクルーザーを浮かべ、毎晩パーティーをし、ハーレムを作りたければハーレムを作って優雅に過ごせば良い筈です。だが、彼らはあえてそうしません。何故か。

答えは明白です。彼らが欲しいのは「お金」ではなく「ロマン」だからです。つまり彼らが盗みをするのは、物欲のためではなく、「ロマン欲」を満足させるためなのです。(注:入浴剤ではありません)。だから彼らは目的を達成したとしても、そこで満足はしない。次なる「ロマン」を求めてそれに挑む。

そこには、男気があり、愛があり、ロマンスがあり、ダンディズムがある。

こんな洒落た男になりたいものです。

ルパンの美学を語る」への1件のフィードバック

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    “谷村新司”を彷彿とさせるダンディズム。惚れちゃいます…★

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