路地の中の日常と平和

海が見たくて、朝ラン。芦屋浜に向かって走るも、途中で雨が降ったり、風が強まったりして、ノースリーブシャツ一枚では少し肌寒いランニングとなりました。

海を見てすぐに引き返すこともできたのですが、せっかく家を出て走り始めたのだから10kmは走りたいと思い、雨に追われて帰るのはやめて、距離を確保するため住宅街の中を通るコースを選択することにしました。

いつもと違うコースを通ると、新たな気付きを得ることができます。

閑静な住宅街は立ち並ぶ家を見ているだけで楽しい気分になりますし、一本路地を入った旧商店街の通り(ここは阪神大震災で壊滅し、区画整理された地域です)は、点在するお店が元気に営業していたりして微笑ましく感じます。それに何より、公園で子どもたちと遊んでいるお父さん、ベンチに座るご老人を見ていると、なぜだか急に、ああ、これが平和というものなのかなと思いました。

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当たり前の、何でもない日常というのは宝です。例えば、それば脅かされるようなことがあったり、自然災害に見舞われたりすると、その日常は脆くも崩れ去り、また、その「当たり前の、何でもない日常」を取り戻すためには多くの時間と労力を払わなければなりません。一度壊れてしまうと、元に戻すのは至難の業である。それは熊本城の復興に数十年も掛かるのと同じようなものなんですよね。だから大切にしなければならない。

たまに、住宅街を走るのも良いものです。そこには平和な日常がきっとあります。

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