走って読んで

一週間の疲れを癒やすべく、ゆっくりと読書の一日。ちょうど普段から色々な本をキュレーションしてくれる友人に、まだ買ってないならどうぞ、と手渡された「職業としての小説家」が今日のお供です。

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村上さんの小説にはあまり興味がないのですが、エッセーは大好きで何冊も持っています。この本も、小説家となるためにはどうすれば良いか、とか、小説を書くためのノウハウではなく、村上春樹の生き方そのもの、あるいは生き方のポリシーが書かれているように思います。そういう意味ではエッセーということができるかもしれません。(まだ最後までたどり着いてませんが)

村上さんは、自分自身の趣味(=人生そのもののような)について数多くのエッセーを残しています。僕の書棚にも、マラソンの事を書いた「走ることについて語るときに僕の語ること」、主にアイラ島のシングルモルトウイスキーのことを書いた「もし僕らのことばがウィスキーであったなら」、そしてイタリア・ギリシア生活の「遠い太鼓」、そしてアメリカ生活の「やがて哀しき外国語」などなど・・・が並んでいます。

ランニング、ウイスキー、海外旅行、そして書くこと。

村上さんの影響を受けて始めたのではなく、自分が本当に好きでやっているからこそ、同じ趣味の師匠、先輩の言葉を聞いているように読むことができています。学べるし、共感もできる。もちろん、僕自身の「書くこと」は、このような日記でしかないので、人に読んでもらえるようなレベルではありませんが、それでも何かを文章にするということは頭と身体を使います。それにしても、この人、やっぱりすごいわ。何がすごいかは是非読んでみてください。ある意味、ビジネス書であり、自己啓発書であり、エッセーであり、偉人の自伝です。

こちらは夕方の夙川。
今日はスピードを意識した12kmランでした。

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