テールライト

妻と子供たちが実家の手伝いに行っている間、僕は自宅の洗面所と台所を数時間掛けて掃除しました。大晦日の午後に、Diana Krallの“Live in Paris”を聴きながらゴム手袋をして汚れを落とす作業は良い気分転換になると共に、今年の出来事を思い返す良い時間となります。

ただ日付が変わるだけなのに、そんな日常でも、年をまたぐというのはどうしても大きなイベント、節目のように感じますね。普段ほとんど乗らない車なのに、それに、何もこんな日に洗車しなくてもいいのに、やっぱり洗車したりして。

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2016年のテールライトを見送り、2017年のヘッドライトを迎えます。

そんな大晦日の夜。
皆さまも素敵な時間を過ごされていますように。

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悩んだり、傷ついたり、常に何かを抱えているというのは、君がそれだけ真面目に生きているっていうことなんだよ

大掃除の合間にランニング。まだまだ自宅の大掃除は終わりそうにありませんが、少し気分転換に夕日を眺めに行きました。大抵の思い煩いは走れば解決します。走ることって素晴らしいよね。

今年も色々とありました。楽しいことも辛いことも、365日もあれば、そりゃ本当にたくさんの「色々」があるものです。人間というのは弱い生き物なので、傷つき悩んでもなんとか気持ちに折り合いをつけながら、次の朝を目指して生きていくものです。そして次の朝には、辛い気持ちも薄まっているのです。

「悩んだり、傷ついたり、常に何かを抱えているというのは、君が真面目に生きているっていうことなんだよ」

以前、ある人に言われた一言です。

そう考えると、自分の人生を肯定できるような気がします。そして人のことも、批判や否定ではなく、肯定しようと思います。生きているってそういうことなんだな、まあ、そう悪くはないのかな、と。そしてなんとかやりくりしていると、辛いことよりも楽しいことの方が多くなってきます。言い換えると、問題すら楽しめるようになる。そんな感じでしょうか。

とにかく人間は社会的な生き物なので、誰も一人で生きていくことは出来ません。周りの人々の支えがあってこと。僕の中で、一年を振り返った時に、苦楽を共にした家族や会社、所属している色んなコミュニティの仲間たち、一緒に走った皆さん、そして、お会いした全ての方々の笑顔が走馬灯のようによみがえります。

日々感謝です。

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ゴッドファーザー 5 レッドラガー

僕はクラフトビールが大好きで、IPAやヴァイツェンなどを好んで飲みます。少し前までは、一部のビールバーやレストランでしか味わえなかったクラフトビールですが、最近は置いているお店が多くなりましたよね。良い時代になりました。度々渡航するアメリカにはクラフトビールのブリューワーリーがあちこちにたくさん存在しており、特にサンディエゴなんて街中に何軒も小さな醸造所があってビール好きにとっては最高の場所で楽しかったのを覚えています。日本ももっとそうなって欲しいなと思っています。

さて、昨夜は同級生かつラン友が経営する鶴橋の「鶫屋(つぐみや)」で、大阪が世界に誇るクラフトビールの雄、箕面ビールのレッドラガーをいただきました。焼鳥と良く合い、最高に旨かったです。最初はIPAかな?と思いましたが、レッドラガーでした。うまい焼鳥とクラフトビール。最高の組み合わせですね。

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今日が最終営業日のところも多かったのではないでしょうか。うちは明日が仕事納めです。昨日くらいから、メールの数もだんだん減り、電車もゆったりとして来ました。

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音の趣味は遺伝するのだろうか

自宅で仕事をしている時は、テーブルに TDK A33 スピーカーを設置し、Bluetooth で iPhoneからお気に入りの音を飛ばしながら、Macに向かっています。

昨夜は妻が風邪でダウンしているので、いつも一緒に寝ている娘たちがパパと一緒に寝るということで、3人揃って川の字で寝ようということになりました。僕がスピーカーの音を小さくして音楽を流していると、少し離れたところで寝ている長女が 「もうちょっと大きくしてー。聴きたいから」 と言うのです。その時に聞いていたのは、NujabesのIsLand。美メロの中の美メロインストですが、娘もNujabesが大好きのようです。試しに他の曲、例えば、Eternal や、Imaginary Folkloreなどを聴かせても、大好き!とのこと。驚きました。そういえば、赤ちゃんの頃から車の中でJazzやDeep House、Loungeなどをずっと聴かせていたからでしょうか。最近でこそ、自分たちでyoutubeを検索しては初ミクなどを聴いていますが、やっぱり幼少期の記憶がベースになっているのか、遺伝なのか。

とにかく、パパとしては娘たちがセンスの良い音感を持っていると思い、ちょっと嬉しくなったのでした。

今日は良い晴天の中、久しぶりに住吉川ラン15km。たくさんのランナー、ウォーカーで賑わっていました。

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Nujabes – Island ft. Uyama Hiroto & Hakuka Nakamura (2011)

飛行機とラウンジと旅情 ー 【Airport Gallery】仁川国際空港(ICN)

昨夜出張先から関空に帰国し、ボロ雑巾のように帰宅して荷解き、今朝は歯の治療に行ってから出勤。妻が風邪を引いてダウンしているので早めに帰宅して機関銃のようにしゃべり続ける娘二人の手を引いて食事に出掛け、ようやく一息着きました。

こうして日々独り言を日記のように書いていると、同じ種類の話題はカテゴリ化・シリーズ化することになります。その方が検索しやすいし、読んでくださる方も読みやすいと思います。なにせ11年半以上書いていて記事の数も3000以上あるブログですから、散らばっていると大変なことになります。

さて、そんなシリーズ化しているカテゴリの一つが「Airport Gallery」なのですが、僕自身が飛行機好き、空港好きということもあり、同じ属性の方から「空港シリーズ大好きです」と言っていただけることも多々あり、思わず笑みがこぼれてしまうこともあります。

昨夜、仁川国際空港から帰国したところですので、今日は仁川について書いてみたいと思います。仁川国際空港はアジアのハブ空港として有名ですが、旅客数は北京、羽田には遠く及びません。しかし、この空港のすごさは香港に次ぐ貨物の取り扱い量と、開港以来常にランキングのトップに入り続ける施設の素晴らしさでしょう。

大きさの割に使いやすいのが特徴だと思います。
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一階では、クリスマスコンサートが開催されていました。まるで巨大なショッピングモールのようです。
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我々ビジネスマン(僕の場合は旅ランナー)にとって、プライオリティパスで入れる空港のラウンジの充実度、例えばシャワーの有無、食事やドリンクの種類、混み具合など・・・はとても重要です。たまに空港に住んでるんちゃうかと思うくらいの時もあるので、本当に、ラウンジの有無によって疲れ具合と仕事の進み具合が天地の差くらい変わります。

仁川にはたくさんのラウンジがありますが、今回はアシアナ利用だったので、アシアナラウンジにお世話になりました。しかし、アジアの国々の国際線ラウンジの充実度ったら!先日のバンコク・スワンナプーム空港、香港国際空港ともに最高でした。

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こちらは外から見た空港です。

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いかがでしたでしょうか。

空港のラウンジは、疲れた体をお気に入りの酒で癒やすと共に、旅の振り返りや仕事のまとめを行い、行き交う旅行者やビジネスマンを眺めながら旅情に浸ることが出来る素晴らしい場所です。プライオリティパスは、クレジットカード、パスポートと共になくてはならないものです。

スパイクにまとわりつく雪を落としながら

日本は祝日の一日だったと思います。
韓国に出張中の僕は、現地のパートナー企業の皆様と二組に分かれて懇親ゴルフ参加させていただきました。昨日は雨で暖かったBundang(Seoulの南側)ですが、今日は天気予報どおりの冷え込み。マイナス1度の気温の中、皆様とワイワイと楽しいゴルフでした。

午前中はフェアウェイも雪。なかなかおもしろいゴルフです。しかし寒い!

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シューズのスパイクに雪がまとわりつくので、クラブでトントンして落とさなければなりません。まるでスキー場。

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コンペの場所は、TAEKWANG COUNTRY CLUB. 韓国の名門コースです。都心から30分と近く、とても便利な場所にあります。クラブハウスもコースもとても美しいゴルフ場でした。キャディさんも親切な方でした。

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本当に楽しいゴルフで、何から何までお世話になりました。ありがとうございました。
감사합니다!

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韓国出張:思いの共有と堅牢な信頼関係

韓国出張に来ています。久しぶりのソウルは雨でした。この季節にしては暖かいです。今日は大切な商談が二本、その後、三社合同で15名以上が参加するビジネスディナーが三次会まで続きました。

どこの国でもそうですが、ビジネスは信頼関係が一番大切です。製品やサービスの質やビジネス戦略もちろん大切ですが、何よりも、その人、その会社を信頼できるかどうか。これは、何時間もミーティングを重ね、相手のことを良く知り、食事をし、酒を酌み交わし、思いを共有し、決定したことを迅速に行動に移すことで生まれます。とにかく、信頼関係。そして、共にWinWinの関係を築き、思いを一つに出来るかどうか。そんなことをたくさん学ばせていただいています。とにかく、アツい夜でした。

そういう意味では、様々な国にたくさんの信頼できる代理店、パートナーの皆様が存在するということは、とてもありがたいことですし、何よりもその信頼関係を大切にして行きたいと思っています。

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昔ながらの師走らしさがなくなってきたように感じる

明後日からの今年最後の海外出張に向けて資料や契約書の準備を行っています。これさえ乗り切れば、ようやく気持ち的にも締めくくりという感じになってくるのでは・・・という希望的観測ですが、どうなることやら。

12月や1月は展示会や出張などのイベントが多く、例年非常にバタバタするのですが、昔はどうだったんでしょうね。海外、特に欧米はですが、クリスマス休暇が終わっちゃえば年末年始は元日くらいしか休みがなくて、ほぼカレンダー通りに動いています。そんなグローバル化の波に乗って、日本も昔ながらの師走らしさというものはなくなってきたように感じます。もちろん、取引先への挨拶まわりなどはあったとしても、それで年末終わりといえばそうでもなく、最終週や年始早々でもメールのやり取りや仕事は続いていたりしますもんね。

挨拶も、「まだ仕事のやり取りはありますが、一旦、良いお年を。」「あけましておめでとうございます。年末からの仕事の続きですが、今年もよろしくお願いします」みたいに、単に月をまたいで日付が変わる程度の感覚しかありません。海外とのやり取りはもっとドライです。

毎年ラスベガスで開催される世界最大の家電見本市CESも年始早々1月5日から8日まで開催されます。今回は弊社にも出展の話があったのですが諸々の事情で見送りました。しかし、もし出展となれば、日本の自動車メーカーや機械メーカー、家電メーカーの担当者が毎年そうであるように、年末も年始もなくバタバタとすることになっていたのでしょう。

いずれにしても、まだもう少しだけ乗り越えるべき山はあります。
今こそ肉を食って力をつけなければ!!

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そして旅には終わりがなくて

年も押し詰まる中、仕事と飲みと走ることだけはおろそかにしたくないと、イルミネーションで輝く中之島から公会堂、大阪城往復の約10kmを走友会の皆様とラン。

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今日はサブスリの先輩に引っ張っていただきました。
僕のペースに合わせていただきましたが、サブスリランナーって本当に凄いです。ランナー同志なので分かる、たかだか10kmで分かる凄さ。基礎体力、余裕、スプリント。4分前半ペースの中には、ペースだけでなく、奥行きと深みがあるんです。全てにおいて、学ばされることばかり。

僕もまだまだ旅の途中です。

僕も娘も旅の途中

帰阪中(神戸空港に帰着したので帰神中?)のANA最終便の機内で、ハイボールを飲みながら「翼の王国」をパラパラとめくり、目についたコラムを読んでいました。

コラム。

そのテーマが、食や温泉や海外のトピックなど・・・つまり旅の色が濃ければ濃いほど、僕の心は踊り、そして落ち着きます。「翼の王国」にしても新幹線車内誌「WEDGE」にしても、乗り物の中で読むのは旅のコラムが素敵です。

それは、旅というものが、安心より不安で、習慣より異例で、要は「もう二度と繰り返されないかもしれない」という約束があるからなんだろうと思う。だからみんな写真を撮る。

<中略>

きっと旅を旅らしくするには距離が必要で。そこには移動が生まれて途中が生まれて、その空白こそが旅。

(平野紗季子 翼の王国より)

博報堂の社員でありながら、フードエッセイストとして各方面で活躍中の平野さんの文章は、20代の女性という若々しさと独特の言い回しの中に、ハッとさせられるほどの核心をついた指摘があり、その後にじんわりと温かくて心地良い共感を生み出させてくれます。

そう、旅は移動。移動は空白。空白は旅。

毎日の日常が旅ということも出来るかもしれませんが、この週末は長女の誕生日であり、内部進学入試の日であり、翌日合格発表というまさに長女デー。結果の方は無事に合格ということで、年を越す前に来春からの進学が決定し、プレッシャーからの解放で嬉々としていました。よくやったね、おめでとう。

きっと彼女も旅の途中。

そしてその姿を写真に撮る僕も、旅の途中。

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